レイアウト制作記#232
              更新日2011年12月18日更新         

2011年12月17日(土) 記念艦JDSはつしも建造#2(第1甲板の艤装-ハッチ開放)
                                     


 県庁公園の制作も楽しいのですが、1/144の艦船模型の制作の方もより楽しく、あまり2正面作戦は遂行しない性分ですが、今回は艦船の制作も平行して進めていきます(^_^;) 

 船体が組み上がったので、上部構造物の組立を行います。
 前作では、壁面のパーツを組んで接着しただけだったので、この工程は短時間で終了しました。
 しかし前作の反省から、今回は一般公開されている記念艦らしく仕上げるために、艦内に入るためのハッチを何ヵ所も開けた状態に加工することにしました。
 
 昔作ったレベルの1/320の駆逐艦のキットはハッチのパーツが別部品だったので、ハッチを開けた状態も選択できましたが、今回の1/144の駆逐艦の方はハッチは残念ながら壁にモールドされています。
 従ってハッチを削り取り、ハッチの開口部を壁に開け、ハッチの扉を別に取り付けなければなりません。

 幸い、アメリカのノーチラスモデルから発売されている1/144のフレッチャー級用エッチングパーツにハッチの枠と扉のパーツが付いています。これを利用します。



 ハッチの開口部を一度、4㎜径のドリルで開口します。



 エッチングパーツのドア枠を開口部に貼り付け、それをガイドにハッチの大きさに合わせて、リューターで削って整えます。



 エッチングパーツのドアを2枚を貼り合わせて接着しました。ドワの裏側は艦内色のホワイトで塗装しました。 大戦中のフレチャー級の写真を見るとドワの裏側も船体色で塗装されていますが、塗装は現役の海上自衛隊の護衛艦の塗装に準じます。




 さて、組立説明書に従った順番で組み立てるのはここまでとします。
 
 このまま組立を続けると、煙突、艦橋、主砲と順に組み上がるので、急速に護衛艦らしい形になっていき制作のモチベーションも高まっていきます。

 ↓ 前作のUSS Doorsは説明書の手順にほぼ忠実に制作しました。



 艦上の構造物、艦橋、煙突 ↓





 しかし、前作のUSS Doorsの制作の経験上、上部構造物が完成後、最後に手摺りのワイヤー貼りをするのは、かなり大変な作業でした(>_<) 

 1/144の艦船の制作2作目としては組立説明書の手順に従わずに、第1甲板(上甲板)を(手摺りを含めて)きっちりと完成してから、01甲板(いわゆる2階部分)の制作に移るという手順で制作を進めます。
 



 まだ、艦上に構造物が少ない段階ならば、手摺りを張るのも少しは楽になるかと思い、手摺りのポールを接着しました。 
 本数も多いので手摺りを張るのが造船作業のうち一番時間を喰いそうです(^_^;)


 手摺りのポールを立て終わりましたが、手摺りを取り付ける前にやっておきたいことがあります。 
 
 岸壁と隣に停泊する同じ記念艦のUSS Doorsを目刺し繋留させるための、繋留索(ロープ)を甲板上に2つずつ並んでいるボラードに巻き付けておきます。

 今年の8月に横須賀サマーフェスタ(制作記220参照)に行った主たる目的は、繋留索の繋ぎ方を実地に見学することでした。



 繋留索は最初、たこ糸を用意しましたが、1/144の繋留索としては太すぎだったので、手芸店に出掛けて数多くの糸の中から、レザークラフト用の縫い糸、白の細を選びました。

 縫い糸を、最初に透明ゴムボンドで固定してから、ボラードに巻き付け、巻き付いたところで液体の瞬間接着剤(タミヤ瞬間接着剤ブラシ付きを使用しました)を塗ると、その形で固まりました。 
 
 それから糸をフェアリーダ(繋留索を通す甲板上の穴)を通してから、瞬間接着剤でフェアリーダーに糸を固定しました。
 


 これで繋留索はこの形で固定されます。



 このレザークラフト用の縫い糸に液体瞬間接着剤を塗ると、硬化するので、繋留索をピンと張った状態にするときには、瞬間接着剤で糊付けしようかと思います。


 次の工程は艦番号の貼り付けと、上甲板上の手摺りを張る作業になります。

 
 県庁公園の整備と同時並行で制作を行っていると、どちらも進み具合が遅くなりますね(^_^;)


製作記#1~100  #101~150    #151~200   #201~250