2012年3月8日(木) 大震災復興モニュメント
東日本大震災から1年が経過しました。
岩手県 陸前高田市 奇跡の一本松
このレイアウトにも復興を願ってモニュメントを置きたいと思います。
モニュメントといってもペデストリアンデッキの上に置く物で、いくらデッキが鉄骨で支えらていても重量があるものは構造上置けないので、重量のないモニュメントにします。
使用するのはテラダモケイの1/100 建築模型用添景セット 東日本大震災義援金寄付編で、大震災後、みんなが手に手をとってつながり人の輪が出来ることを願って造られたものです。
先日、六本木ヒルズの高層階にある森美術館でメタボリズムの未来都市展を観に行った帰りに、高層階のエレベーターから降りた3階にある規模の大きなミユージアムショップにで購入しました。
テラダモケイは趣味が模型制作で本業が一級建築士の人が、建築模型に添景として置くものを趣味と実益も兼ねて制作販売しているものです。
気軽に平面な紙で立体的な情景が造れる製品ですが、レイアウトを作っているものにとってはデフォルメしすぎているので、このテラダモケイの世界にはまる気はないのですが、つい、ミユージアムショップで1/150スケールに近い小物を買い込んでレイアウトに置きたがる悪い癖があります・・・・
以前にも金沢21世紀美術館で買ってきたのを制作記224で使用しています。
今回はショップで1/100きせかえシールなるものも売っていたので、一緒に買ってみました。
ただのシルエットだけの単色の人形が彩り溢れたサラリーマン、OLさん、高校生、女子高生(セーラー服、ブレザー)、そば屋の出前、サポーター、宅配便、おまわりさん、レスキュー隊、宅配便などの服装に変身できます。
シールは人形の形にカットさせているのでピンセットで人形に貼り付けるだけです。(数が多いので根気が要りますが・・)
人形を90度折り曲げて立たせます。
が・しかし、紙なのできちんと90度に立ってくれるかというと、立ってくれません。。。。。。
あるものは浅く曲がり、あるものは深く曲がって、きれいにサークルを描いてくれません。。。。
どうも紙なので角度が定まらず(プラスチック製のきせかえシールを貼ってあることもありますが)、見栄えがよろしくありません。
角度を修正しても、時間が経つと角度が変わってしまします。。。
YouTubeの1/100 建築模型用添景セットの組み立て方 / テラダモケイ を見ると、きちんと曲げるにはカッターで折り目にスジを入れるらしいです。
今回の場合は、カッターでスジを入れずに次善の策として、人形を垂直に立たせるために足下に2㎜巾のマスキングテープをぐるりと巻きました。 これで何とか皆、垂直に立ってくれます。 最後にマスキングテープだと経年変化で剥がれてくるので、糊を水で薄めたものを塗って固めています。
Hand in Hand 手に手をとってという言葉は抜き文字でバックが淡い色だと文字が目立たないので、黒い紙を背景に敷くことにします。
このモニュメント、外から見るとただのライトグリーンの人型のシルエットが並んでいるだけですが・・・・
外から中を覗くといろいろな職業の服装をした人たちが手を繋ぎ輪になっているモニュメントに仕立てました。
1/100サイズだから1/150や1/160の人形よりも大きくなりますが、モニュメントだから大きくてもいいかと・・・
テラダモケイのペーパーは上質なタント紙を使用していますが、レイアウトのストラクチャーとして使うのは、他のストラクチャーとの整合性が難しいです。
やはり自分にはペーパー製のストラクチャーを組み立てるよりも、ヨーロッパのメーカーのプラ製のストラクチャーキットを組み立てる方が楽しいことが再認識しました。
プラ製のキットは、カットしたり削ったりして改造し、塗装も自在に出来るので、これからもヨーロッパ製のキットを中心にレイアウトを作成したいと思います。
かなり以前に(2006年頃かと思いますが)このレイアウトの年代設定は、日本の景気が緩やかに上昇していた2005年頃に設定していました。 経済が活発で活気のある街の情景が作りたかったからです。
警察官の制服姿も今では着用がほぼ義務づけられている対刃防護衣(防刃ベスト)は、2005年当時は着用されていなかったので、レイアウト上の制服警官は全員、対刃防護衣なしの姿をしています。
しかし、レイアウト制作が長期に渡ると、初期に作った部分(戸崎駅西口駅前広場付近)に比べて、制作年度が新しいレイアウトの外周に近い部分では2005年以降に登場したものが、次第に見受けられるようになってきまた・・・・・
自動車で言えばプリウス(20型)とか、ポスターの掲示内容、そしてレイアウトを走行する車輌が2005年以降に登場した車輌であるとか、オーパーツ(製造したものの年代が合わないもの)が多数発生することになります・・・・
そして2011年に大震災に合ったことになります。 (レイアウトで最大の被害を受けたのが県庁の庁舎で、31階から上がヘリポートごと崩落しています・・・・)
ここは開き直って、2005年の設定はこれから気にせずに、どんどん新しいものを取り入れていきたいと思います。
警察官も塗り替えて、対刃防護衣着用のタイプにしようかと思います。 このレイアウトには警官の人数はかなり多そうですが・・・・・
このホテルの周りだけで警察官が6人おりました。 レイアウト全体だと20人以上いるのではないでしょうか・・・・
また、1月に発売されたTOMYTECのジオコレ ザ・人間063 警察署の人々の人形も・・・
夏服の警察官は対刃防護衣を着用していないので、平成20年代の日本の情景にするためには塗り替えが必要になります。
そして女性警察官は対刃防護衣でないベストを着用し、スカートを履いています。 最近は地域課の女性警察官はパンツスタイルがデフォになっています。 これは最新の情景のレイアウト作っている人ばかりではないので、仕方のないことですが・・・・