2009年9月28日(水) アンダーパス工事#2(大通り貫通)
今回は製作記138の続きで、駅前大通りが線路をくぐるアンダーパスの工事です。
このアンダーパスが完成すると、駅前通りがレイアウトを縦貫することになります。
駅前大通りの長さは、2.35m(実物換算352.5m)もあり、レイアウトを縦断するのに5カ所の信号のある交差点を通過することになります。
レイアウトの道路はすべて、ワープロソフトの一太郎&図形ソフトの花子で、A4サイズで描き、シール用紙にプリントしたものを使っています。
印刷するのは、EPSONの顔料インクのジェットプリンターでシール用紙は、工事現場のヘルメットにも貼れるといううたい文句の屋外全天候型の顔料インクジェット専用のA4シール用紙に印刷してあります。 この組み合わせでしたら、かなり長い期間、空気中の成分による退色を防げるかと思います。
レイアウト上には、7年前に顔料インクジェットプリンターとカラーレーザープリンターで印刷した道路がありますが、今のところ退色はしていないようです。
同じエプソンの非顔料インクジェットプリンターでプリントした8年前の写真は、壁に貼っておいたらすっかりと色が抜けてしまったので、レイアウトやストラクチャーに使うシールは、値段が高くても顔料系のインクを使用したプリンターにした方がよろしいかと・・・・・
今回作成したのは駅前大通りの8枚目と9枚目になります。
舗装の色を濃いグレーで印刷して、エアブラシでパブ1:フラットホワイト2と昆色したのを吹いて、ウェザリングします。
今までエアブラシは広い面積を吹くために口径0.5mmのハンドピースを使っていましたが、最近、1/35のジオラマを作っているので、細かい迷彩塗装をする必要があり、細い線が吹ける0.2mm口径のハンドピースも入手しました。これなら道路に轍の跡を楽に吹くことが出来ます(^_^)
ウェザリングが終了すると、県庁前交差点に接続する道路は直接レイアウトベースへ直接貼り付けました。
アンダーパスの側壁をスチレンボード(2mm厚両紙つき)で造りました。
前作のアンダーパスが石積み風だったので、今回はコンクリート風にワープロで作図してシール用紙にプリントしたものを、スチレンボードに貼りました。
そしてコンクリートの側壁風にウェザリングをしましたが、今回はパステルやタミヤ ウェザリングマスターを使わずに2mm口径のエアブラシで、フラットブラックを煤汚れのようにぼかしながら吹きました。 ウェザリングはエアブラシが一番楽ですね(^_^)
この斜路は15cmの長さで4.5cmほど下るので(実物換算 22.5mで6.75mほど下がる)、なめらかな曲線を紙にフリーハンドで描いて型紙にして、道路の側壁に下りスロープのラインをボールペンで書き込みました。
側壁に対し道路を直角に貼り付けたいので、補強を兼ねてL字のプラ棒と4角形のプラ棒をヒンジとして、斜面を下書きした側壁に貼り付けました。
アンダーパスの下り斜面の道路は、スロープを描くので、なめらかな斜面を描けるように、0.5mm厚のプラ板に貼り付けました。
プラ板のほうがスチレンボードよりも、なめらかな曲面を描けます。
道路部分と側壁の接着には、透明ゴム系ボンドを使用しました。はみ出してもかまわないくらい、たっぷりと使って接着しました。
乾燥するまで、マスキングテープで仮止めです。
道路部分が完成すると、次回は歩道部分の作成になります。
歩道部分は、車道と同じ斜面だと、歩行者や自転車にとってきつくなるので、高さの低い緩やかな斜面にしたいと思います(^_^)