制作記#123
              更新日2009年1月16日更新       

2009年1月12日(月) 戸崎駅1番線プラットホームのリフレッシュ工事#3(照明の取付)

 
 今回は高架下の1番線ホームを照らす照明設備を取り付けます。
 
 1番線ホームに照明設備を付ける一番の目的はカメラカー対策です。
 ただでさえ暗いピンホールが付いたカメラカーで1番線に進入するとあたかも暗黒の洞窟に突入したように見えます。 照明を取り付けて高架駅を元に戻し、運転が可能なように復旧します。

 現在の高架駅の分解すると見るも無惨な姿になり、前回の製作記の画像で高架プレートが下落した状態は、人によっては阪神大震災で被災した駅を連想してしまいます。当時のことを思うと心が痛みます。今回、何とか阪神大震災の起こった1月17日までにリフレッシュ工事を完了したことは幸いです。


 よくレイアウトに照明を付けて夜景を楽しまないのですかとの質問をメールで頂きますが、一応夜景はやるつもりはないと答えています。

 理由は、
(1)建物とホームなどが多すぎて、照明を付ける手間と時間がとれないこと.
(2)すべての施設に照明を取り付けると、多数の配線の処理の問題が生じる。
(3)レイアウトの時間設定が7月中旬の午後5時前頃夜景の必要はないと割り切る。
(4)夜景を楽しむことになると、車両側にも室内灯を取り付けなければならず、手間とコストがかかる。

  (昼間運転するとき、前照灯が点灯しているのはかまわないが、室内灯が点灯しているのは不自然なので、室内灯は付けない方がいいと思っている)
 ということで、夜景は楽しまないことにします(^_^;)

 ただし夜景の楽しさを否定する立場ではなく、夜景は大いに魅力的だと思っています。
 中学生の頃、関水金属(KATO)のキハ82に前照灯(当時は前照灯は別売だった)と室内灯を取り付けて、初めて走らせたときの感動は忘れられません。

 レイアウトに照明を取り付けるのを完全に断念した一つの理由は、RMMの根本氏の制作したデオラマの記事を見たことです。
 たぶん、新宿界隈の夜景のジオラマでと思いましたが、建物の照明だけでなく、看板、ネオンサイン、信号機、街灯も点灯してあります。
 そして恐ろしいことに、自動車やバスのライト関係も電気の接続に工夫をこらして、点灯可能にしてあります。 ここまでやらなければならないのか! と、思うとゾッとした思いがあります。
 もう一つ、自分のレイアウトの参考にしているドイツのMiniatur Wunderland も夜景が売り物ですが、あちらは企業がやっているプロのレイアウトで、個人が趣味でやっているレイアウトが同じことをするのは無茶かと・・・


 照明設備を取り付けるために、高架駅の高架プレートを繋がったまま裏返しにしておきます。

 


 照明は電球かLEDかどちらかになりますが、やはり省電力で発熱の心配がなく、寿命が長いLEDを使うことになります。

 LEDも秋葉原でパーツを探すか、鉄道模型関連のLED照明を使うか思案しましたが、ここは自分でパーツを組むことの時間を惜しみたいのと、トラブルが発生したら修理するのが手間がかかる場所なので、コストを無視して信頼性のあるシステムを採用することにしました。
 
 最初に考えたのが、TOMIX建物照明ユニットを考えましたが、どこも在庫がなく調達不可能だったので、以前RMMで紹介されたLED照明に力を入れている大阪にあるコスミックRMLED建物照明ユニットを使うことにしました。
 今回は、コスト無視で迅速な調達を行いたいので、直接コスミックRMのWebページからメールを送り、在庫確認後、代金を振り込みました。 年末に差し掛かってしまいましたが対応も早く、年内に届きました。


 調達したのが、CL−110基本セット(ACアダプター付き)と、ホーム増設ユニットL(白色)を3本ほどで、実際に点灯してみると、ホーム増設ユニットのLEDが明るいので、これを使うことにしました。

 
 
 ホーム増設ユニットを直接高架プレートに貼り付けるのは何なので、高架プレートの裏側に、天井代わりとして2o厚のスチレンボードをグレーサフェーサーを吹いてものを貼り付けます。
 
 

 ホーム増設ユニットLの形にスチレンボードをカッターで切り取り、LEDのユニットを埋め込みます。
 配線も埋め込むため、配線の通る筋もカッターで切り込んで置きます。



 LEDのホーム増設ユニットを3本縦に並べて取り付けました。(ホーム3本分、車輌6両分の照明になります)

 最後に、ドリルでレイアウトボードに配線を通す穴を開け、配線をコネクターに繋いで点灯を確認してから、高架駅を元に戻します。
 このコスミックRMの製品が、一番システム的に優れ、信頼性が高いのではないでしょうか。(一番高いけど・・・・・)

 暗くしてみると、照度は十分すぎるほどで、実物の駅よりもかなり明るく感じますが、夜景を楽しむわけではないので問題はないでしょう。



  高架駅をセット後、ストラクチャーが線路上の建築限界を超えていないか、TOMIXのクリーニングカーを走らせて確認します。



 あとは、各プラットホームを元の位置にセットすれば完成ですが、時間切れです。



 何はともあれ、1月17日までに高架駅を元の状態に戻せてなにより・・・

 次回は線路周りの作業を行う予定です(^_^)
 


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