制作記#72
更新日2007年11月6日更新
2007年11月3日(土)オーバークロス道路の工事#5 (路面の作成・橋脚の設置)
都市に一番必要なインフラは道路です。
道路がなければ人も車も移動出来ず、物流も滞り、そして電気ガス、上下水道、通信などのライフラインも道路の上下を使っています。極端な話し、線路のない都市は幾多もありますが、道路のない都市はありません。
したがって、レイアウトに於いても道路は大いに気を配る必要があります。
さて、道路の路面を立体化していきますが、モデルとするのは毎日見上げている近所の国道の立体交差道路を参考にします。
なにせスチレンボードで高架道路を造るのは初めてなので、未知の分野を試行錯誤しながら作業を進めています(^_^;)
高架道路は
1.複線高架線路をくぐった後、
2.90°の左カーブを描き、
3.地上の3線路を越えるために急勾配を登る
という首都高並みの複雑な形になっています。 (逆方向だと下るのでかなり危険な道路ですが・・・)
なおかつ、幹線道路なので2車線じゃなく4車線にしたので、大振りな道路になっているで、取り回しが大変です(^_^;)
↑ 道路の裏側を見る
すでに製作記66においてボール紙によるモックアップを作成しているので、寸法等はモックアップを参考に、高架道路を造っていきます。
スチレンボードに道路をプリントした紙を貼ったものなので、反りやゆがみが生じる可能性があります。(ヤマト糊を水で薄めて貼り付けたのが失敗であった。乾燥後のゆがみがひどいので、しばらく分厚い辞典に挟んで重しを載せておきました。次からはシール用紙にプリントすることにしました)
道路は完成後、線路を通して列車を走らせるわけではないので多少傾いていようが、ゆがんでいようが気にしなくても気楽に造れますが、やはり見栄えもあるので、ゆがまないように太めのプラ棒(EverGreen)を貼り付けてゆがみ防止の措置を施します。
路面と土手の部分のスチレンボードの接着には、直角を出すためにL字型のプラ棒を細かく切って、糊しろとしておきます。
道路の曲線部分はスチレンボードの堤で、そして直線部分は橋脚を立てて橋桁にします。
橋脚はEverGreenの平プラ棒と、4角のプラ棒を使います。
橋脚の高さは地上の線路を越えるときは、TOMIXのカタログから高架線路の橋脚が55oなので、それを基準にします。
モックアップで決めた高さに橋桁を持ち上げるので、それに合わせてプラ棒をレーザーソーで切り取ります。
しかし、近所の4車線道路の立体交差の橋脚が金属製なので、金属製のようにつくりましたが、Googleで画像検索してみると主流はコンクリート製のようです。 ここはやはり一部をコンクリート製に次回にでも作り替えましょう(^_^;)
今回は高架道路を設置した場所が悪く、直線部分で70o進んで20oの高さを登ります。 あまり誉められたものではありません(>_<)
道路の素材として、道路をかっちりと造るのでしたらプラ板で作るのがいいのですが、アップダウンに微妙なラインを描くのには、手で曲げて形が作れるスチレンボードの方が作りやすいです。
今現在、薄っぺらな板一枚の高架道路を、プラ棒を駆使して厚みがあるように仕上げてまいります。
まだ、この高架道路は歩道を付けたり、外壁やガードレール、そして街路灯の取付など、やるべきことがまだまだ残されています (^_^)