制作記#64
                           更新日2007年9月4日更新                

2007年9月1日(土)  高架線路下の整備・ヘリポートの制作#2

高架下の整備

 高層ビルの工事現場の製作が進むにつれ、すぐ脇を走る高架線路の下が、がら空きなのが気になります。
 今回はこの部分を手がけました。


 
 高架線路の下は実際の鉄道でどうなっているかを見てみると、大部分は空き地になっています。しかし都市の駅周辺では高架線路下を、空き地なんぞ遊休地にしておく事例は少なく、何らかの有効利用がなされています。
 よく見られるのは、駐車場、事務所倉庫などの建造物、資材置場などに活用されています。
 鉄道模型の世界ではTOMIXから高架下の施設として、店舗、駐車場、児童公園が発売されています。
 高架下は駐車場にするのが一番簡単ですが、今回手掛けた場所は駐車場にしようとしても、道路からのアプローチがないために、駐車場はあきらめ資材置き場にすることにしました。

 まだ高架線路は固定していないので、工事区間の所を外し、地面の処理を行います。



 この部分は、レイアウトベースを作った際にグレーの水性ペンキを下地として塗ってあるので、それをコンクリート部分として活用することにしますが、ウェザリングをして、資材置場の地面らしくします。



 タミヤのウェザリングマスターの黒や茶を塗りつけ、指やテッシュペーパーでこすってボカしました。



 次に実際の高架線路の下は舗装してあっても、夏草どもは勢いがあるので結構雑草が生えています。アクセントをつけるのにいいので、まずこれを実施します。
 フォーリッジ(KATO=Woodland Scenicsのもの)をフォーリッジ 1:ヤマト糊 1:水 0.5でブレンドして、地面に雑草が生えているように蒔きます。



 蒔いた直後は、糊の成分でテカテカ光っていますが、乾燥すれば完全にツヤ消しになるのは言うまでもありません。




 資材置場に配置する資材は、黒い細いストローをパイプに見たてて切って接着した物や、TOMYTECHのTHEトラックコレクションの積荷の、箱、ドラム缶をリペイントしたものと、製作記60で置いたMicro-trains社の貨車用の積荷のベニヤ板にブルーシートを被せた物もこちらに置いてあります。

 この高架下の整備が終わると、手前のバラストも蒔いていない線路部分の工事が着手することが出来ます。 以前から早くやろうと思っていましたが、この高架下を整備しておかないと、この線路周りをいじれないので、4年以上放置しておりました・・・・ このカーブ部分も今流行りのカントを付けるなど、整備を進めてみたいです(^_^)


ヘリポートの制作#2    制作記61の続きです



ヘリポートの方は近所にある県庁の屋上を参考に作っていきます。
 ヘリポートに通じる階段は、キットのものだと階段が狭すぎるので、今やビンテージに属するAtlasの「路線橋」のキット(「有限会社関水金属」の値札が時代を物語る・・・ 西ドイツ製とあり、部品構成からkibriのOEM生産だと思慮します)から階段部分と鉄骨部分を部品取りして、非常時にもゆとりをもって使用できる階段にします。



 
 また、ヘリポートのビルの側壁にも非常階段を取り付けています。
 これはもとになるのが「海上油田のリグ」のキットだからで、30階以上の高層ビルの上層部に外に張り出した非常階段が設けてあるのは、高所恐怖症の人には悪夢意外の何ものでもないかと思いますが、各種高層ビルのデザインはそれぞれ独創的なデザインになっているので、これもデザインのうちだということにしましょう(^_^)



 それに、このキットの非常階段と通路の手摺は長さのあるパーツから、必要な長さにカットして使って下さいというものなので、けっこう手間がかかります・・・・ ただ、1/700の護衛艦のプラモデルに、エッチング製の手摺を取り付けたときの苦労に比べたら、この程度のことは苦労の内に入りません(^_^;)



 今後は、屋上部分にペントハウスと、路線橋のキットの橋脚を利用して電波塔を立てたいと思います。


 製作記#1〜100   #101〜150   #151〜200   #201〜250