制作日記#50   
               
更新日2007年5月9日更新    

2007年5月5日(土)   再開発地区の整備 #8 
                 サンクンガーデン周辺の整備(歩道の整備)

 
  
 
 マンション”レキシントン・ハイツ”周辺の歩道とサンクンガーデン周辺が完了していないので、街路樹やアクセサリーを配置しました。

 歩道にはガードレールやガードパイプが必須のように思われますが、平成の世の都市部においてはその常識も通じず、ガードレール等なしで、かつバリアフリーのために車道との段差が少なくなっている歩道が主流になっています。
 もちろん、歩道上に車両が進入しないように、街路樹や石造りや金属製のブロックなどが設けられています。
 また、昭和3,40年代に主流だった大通りに沿った商店街にはアーケードが架けられていましたが(当時の通産省も補助金を付けて推奨していた)、欧米視察の影響か、開放的な空間を演出した方が良いとされ、アーケードを外す方へ施策を転換していきました。
 私はレイアウトにアーケードのある、寂れた商店街も作ってみたいという気持ちもありますが、せっかく広い大通りを備えた開放感溢れるレイアウトなので、アーケードは止めておきます(^_^;)



 さて、ガードレール等に成り代わり、車道と歩道を隔てるのは街路樹です。
 このレイアウトの再開発地区は、再開発が終了した直後を模型化しているので、植樹してある街路樹は、若木といった感じの樹木を中心に植えてあります。
 再開発された都市の植樹の参考としたいのは、2007年3月に東京港区六本木桧町にオープンした”東京ミットタウン”をお勧めします。
 ミッドタウンの建物やショップなどもレイアウトの参考になりますが、ここは再開発にあたって特に樹木の植樹に力を入れており、多数の樹木を植えて緑化と公園化の為に気を使っています。街の景観の形成に緑は大きな効果を発揮します。
 植樹だけで一見の価値がある”東京ミッドタウン”ですが、それをこのレイアウトの再開発地区に生かそうと思っても、それを発揮するようなスペースがないのが、まことに残念です(^_^;) (東京ミッドタウンは敷地の40%を緑地とオープンスペースに充てています)
 
 今回、植栽した街路樹は非常に小さなものにしました。(レイアウトにしては)巨大なマンションがあるために、開放感を演出するためにあえて小さくしました。 普通のサイズの樹木がサンクンガーデン周辺に10本ほど植えてあるので、それを目立たせる効果があります。
 小さな街路樹は、大通りよりも小さな通りの商店街で見かけるコニファー(ヒノキ科)を植栽してみました。
 コニファーはアメリカ人(特に西海岸)が好きな木で(私も好きですが)、よく家の境界などに植えられているので、製品化されているかと思いましたが、見あたらないので(パインツリーなどは多数製品化させていますが)、自作することにしました。



 素材となるのを、あれやこれや考えたら、いつも塗料の攪拌やトレイに取るときに使っている、爪楊枝を使うことにしました。
 爪楊枝を下地として”フラット・グリーン”を塗ってから、ボンド(Woodland Scenics のHob-e-Tac)を塗り、天ぷらの衣を付けるかのようにターフ(KATO=Woodland Scenics のライトグリーン)を接着すれば出来上がりです。

 参考にしたコニファーを街路樹にしている商店街の街路樹はコニファー単体ではなく、両脇に低い灌木(かんぼく)を従えていたので、灌木も配置します。
 灌木は手芸店で見つけた直径5oほどの緑色のスポンジボールで、そのまま置いてもよさそうな感じですが、色が明るすぎるのと、凹凸をつけるために、ヤマト糊の水溶液に一度浸して、同じくターフの衣を付けるようにしました。



 サンクンガーデンの階段を昇った部分のスクェアに、ストリートファニチャーとして、赤いロボットを置きました。



 このロボットは制作記44で名古屋に視察に行ったときに訪れた”ロボットミュージアム”のショップで購入した物です。
 ボルトや廃ICチップを組み合わせてロボットの形にした”ロボットストラップ”に付いていた物で、レイアウトに置くにしては少し高価ですが、名古屋訪問記念にレイアウトに置くことにします(^_^)
 ※2011年追記・・・・翌年、名古屋を再訪したところロボットミユージアムは2007年10月1日限りで休園し、なくなっていました。残念 

 実は、この前に自分でボルトを組み合わせて、ストリートファニチャーというより、巨大なオブジェのようなものを作りましたが、大きすぎてスクェアに置くことが出来ませんでした(^_^;)  せっかく作ったオブジェは、あとで県庁前か美術館前に置くことにしましょう。

 人形も後から配置するのも面倒なので、いつものようにある程度地面の形が整うと、配置してしまいます。
 今回はリペイント用に用意した人形の関係で、サラリーマン風の人が多くなっています。
 また、レイアウトにオープンテラスを設けるのが好きなので、ここにもテーブルを3脚ほど並べ、人形を配置しました。



 再開発地区の整備もそろそろ一段落かとおもいますが、画像で確認すると、歩道上に消火栓のマンホールが印刷されていますが、その位置を示す消火栓看板が設置されていません。

 また、マンションのエントランス前の車道上に”バス停”の表記はあれど、バス停がありません。これらを設置しないと、まだ一段落とはなりません(^_^;)



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