レイアウト制作日記#28 更新日2006年11月7日更新 TOPへ
2006年10月28日(土) マンションの建築 #6 屋上庭園の造園
マンションも前週までに工体が出来上がったので、これからは細かなディテールの工作となります。
まず建物を造ると看板を作りたくなるので、どのような看板にしようかと参考に実物の看板を、新幹線に乗りながら高架線から首都圏の大型マンションをつらつら観察してみました。
すると、ペントハウスの部分にマンションの名前をでかでかと掲げているのは、10軒のうち1軒くらいしかありません。 そのごく少数派の看板を掲げたマンションのほとんどが、老舗のマンションメーカーが建てたマンションであったのが、面白い・・・
看板を掲げているマンションがほとんどないと判っても、看板を掲げてみたい気持ちがあるのと、地下一階から2階までは商業施設となっているので、控えめに看板を掲げておきます。
マンションの名前は「レキシントン ハイツ」で、屋上のペントハウスに愛称の「LEX」を掲げておきます。
余談になりますが、このマンションの名称の元ネタは、アメリカ海軍のエセックス級空母の「CV-16 USS Lexington」(1943-1991)(珊瑚海海戦で沈没したのは先代のCV-2)で、退役後、テキサス州コーパス・クリスティで現在、記念艦になり博物館(艦?)として一般公開されています。
そこのWebサイトを見てみると、「Lexington」の愛称が「LEX」になっているのを見て、我が意を得たりという感じです(^_^)
看板の意匠はまんま上記のサイトを参考させて頂きました。
このマンションは何だかんだいって、戸崎駅の駅舎を除けばレイアウトで一番大きな体積を持ったストラクチャーになってしまい、以前作った「戸崎21世紀美術館」などが小さく感じるほどです(^_^;)
当初の構想ですと、大規模なストラクチャーは県庁と美術館くらいで、後はKATOのジオタウンのビルなど、小粒のストラクチャー(小型のレイアウトではこれらも十分大きいですが・・・)を多く並べて、ごちゃごちゃした都市型レイアウトにするつもりでした。 しかし大柄な外国製ストラクチャーキットを次々に投入していくと、次第に大柄なストラクチャーが並ぶ、ゆったりとしたレイアウトになりつつあります(^_^;)
で、このマンションは体積もでかければ面積も広いので、屋上の面積もけっこうあります。けっこうレイアウトは上から見下ろす場合が多く、ビルの屋上もけっこう目立つので、この広い屋上になにも設備していないと淋しく感じます。(と感じるのは私だけかも知れませんが・・(^_^;) )
近年は屋上やテラスに、、緑化、庭園、珍しい事例では農園、ビオトープ(生態系に配慮した環境)などが設けられています。
そこで、戸崎市の市条例によれば(^^;)、 ヒートアイランド現象の緩和やCO2の削減をめざして、平成11年以降にビル街地区、高度商業地区、繁華街地区に建築される6階建て以上の建造物には、 40/100以上の緑化施設又は、10/100以上の樹木の植栽をすることが求められています(^_^;)。
このマンションも条例をクリアする為と、マンションの付加価値を高めるために、住民専門の屋上庭園を設けました。
屋上の6割近い面積にヤマト糊を塗りたくり、グリーンのコースターフを蒔いて固定させ、その上に石畳風のペーパーを道のようにハサミで切り抜いて貼り付けてあります。
テーブルとベンチも置き、屋上なので遮風用の壁(何やら判明しないハセガワの板状のエッチングパーツ)を取り付けました。
ブルーの円形屋根は、このキット(元は印刷工場)に付いていた高架水槽の屋根と架台を流用しました。
庭園には樹木も植えます。屋上なので広葉樹だと落葉し、広域に落ち葉をばらまいてしますので針葉樹とし、メインを1本と、脇を固める樹を6本植えました。ただ屋上に樹を植えると落雷が怖いので、避雷針に頼ることになります。
ペントハウスにはプラ棒で作った避雷針と、衛星放送用のパラボラアンテナ(プラ棒と自動車プラモ用のwaveのヘットライトのレンズ用のパーツで作成)が取り付けられています。 地上波用の八木アンテナは、まだこれはという製品を見つけていないので(かつてはイマジンからエッチング製の物が発売されていました)、今後発売されるのを期待して待ちます。(発売されなければ自作するしかないですが・・・)
あとはジオタウンのビルから持ってきた高架水槽と高圧受変電設備を置き、そして商業施設用の空調機器としてWalthersの屋上機器セットから大型室外機を持ってきました。
マンションを完成するには、このあと(マンション周辺の)外構工事が残っています。
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