レイアウト制作記#10C
更新日2012年3月26日更新
2006年3月17日(土) 背景画の設置
多くのレイアウトには背景が付いています。それはレイアウトをよりリアルに見せるためです。レイアウトの写真を撮ったときにストラクチャーの背後にレイアウトが置かれている部屋の生活感のあふれた様子が写ってしまうのも、レイアウトの世界とのギャップが生じてしまいます。
雑誌などに掲載されているレイアウトの写真の多くは背景が付いているか、余計な部分を切り取ったりしています。 我がレイアウトの場合はまだまだ完成までは年月がかかるので、背景画は完成してからかと思いましたが、背景がいつまでも壁面又はブルーシートというのも何なので、背景を付けることにしました。
背景画は、絵心があれば自分で描きますが、そんなものはないので、市販の物か写真に頼ることにします。市販の物は国内外のいくつかのメーカーから出ていますが、このレイアウトは建物の高さがあるので、市販の物では高さが足りません。何よりも市販の物ではなかなかレイアウトのイメージと合う物が見つかりません。レイアウトの設定が夏なので夏の空の背景が欲しいところです。イメージとしては梅雨明け後の入道雲が沸き立つような空が欲しいので、自分で撮影するとしたらあと4ヶ月待たなければならないので、利用可能な画像を探しましたら、「一太郎」の中に夏の空の画像がありました。 空の部分だけトリミングしてプリントです。
背景は大きな物になるので、プリントはプロに頼むことにしました。 巨大ホームセンターのジョイフル本田のプリント出力サービスに、画像をメモリーに入れて持ち込みプリントを依頼しました。 頼んだサイズはA0版(1189o×841o)で、このレイアウトでしたら2枚あれば背面はカバーできます。 ただの用紙に印刷してもらうのは1枚につき6,100円ですが、大きな用紙を両面テープで直接壁面に貼り付けるのはまずいので、7o厚の同サイズのシチレンボードに貼り付けてもらい、材料費技術料込みで
9,874円になりました(2枚目から10%引)。 元の画像データーがA4用の71KBしかなかったのに、A4の16倍の大きさのA0の大きさでプリントしたら画像が荒くなる可能性がありましたが、空の写真では雲なんかはぼやけてもなんら支障が無いので問題はありませんでした。(もっともプロが仕上げたので、画像を拡大してもギザギザが出来ないように加工したらしい)
2枚に分割してありますが、2枚とも同じ画像です。元がサイズの小さな画像が一枚だけですから・・・ 2枚のつなぎ目の画像を合わせるために、一枚は左右反転してプリントしてもらいました。 したがって入道雲はよく見ると左右対称になっています。
※2012年追記・・・・レイアウトの製作はレイアウトの中心部から徐々に、周辺部に広げていきました。この当時は完成しているのが駅前広場と駅前大通り周辺の中心部が主で、エンドレスの外側はほとんど手掛けておらず、駅前の風景がメインでした。
その後、レイアウト制作がエンドレスの外側の地帯に及ぶと、レイアウト背後だけの背景ではまかないきれなくなり、制作記135においてレイアウトの左右に背景を追加しました。 ただし、レイアウト制作の邪魔にならないように側面の背景は取り外し式にしてあります。
2006年4月13日(木) レイアウト「高枝駅周辺」の建設再開について
このホームページは2つのレイアウトの建設記とうたっていますが、ここ1年間は「戸崎駅周辺」の建設だけで、「高枝駅周辺」の方はさっぱり手付かずです。
「高枝駅周辺」は、ポイントが1個に両端に駅があるpoint to pointのレイアウトで運転はただ列車を往復させるだけですが、自動踏切が付いていて警報機の音と遮断機が下がるアクションが、子供に非常に好評で「カンカン」で遊ぼうと言われ毎日のように運転を楽しんでいます。
子供が運転するので列車が駅の車輪止めに激突してしまったり、事故はしょっちゅう起きています(>_<)
最近主に走らせているのが、MODEMOの江ノ電シリーズで、2編成を連結させて4両編成で運転しています。 この車輌、重量が軽いので車輪止めに突っ込むとすぐに脱線してしまいますが、車体が軽いせいか脱線しても、ポイントか踏切にさしかかると自然に脱線から復旧してしますので助かっています(^_^) また走行性能も素晴らしく、スムーズに走り、走行音もとても静かです。 同じ江ノ電でもGMの江ノ電は走りも悪い上に、凄まじい轟音を上げて走ります(-_-;)
子供と楽しく遊ぶのは親の冥利に尽きますが、その代償としてレイアウトの架線柱が倒れたり、バスがを勝手に持って行ったりしているので(まもなく2歳になるのにもかかわらずトミカのバスでは満足できずに、バスコレクションのバスがお気に入りです。ただし2、3日でバラバラにしてしまいます)、レイアウトに被害が出ています(>_<)
なによりも困ったことはタイムスケジュールでは、とうの昔に高枝駅周辺は完成して
いるはずですが、1年半前から進捗していません。レイアウトの作業を始めようとすると子供が来襲してバスを取ろうとするので、作業は全くの放置状態に陥っています。
しかし、いつまでも放置しておくわけにはいかないので、これからは子供の隙を見計らって、「高枝駅周辺」の作業をしていく所存です。 現在、新たなストラクチャー類を造るための測量を行っているところです。
また留守中にレイアウトを襲撃されても困るので、ガラス戸に店舗で使用するようなショーウインドウ用の鍵を取り付けました。
レイアウトの下には、このレイアウトで走らせるような2両編成の列車を中心として飾ってあります。こちらも子供の餌食にならないように鍵を掛けてあります。子供にとって、見えるのに手に取れないのは、たいへんもどかしく感じているようですが・・・
「戸崎駅周辺」はこのような事態にならないように、子供に分別が付くようになるまでは、レイアウトの存在を隠しておこうかと思います(^_^;)
※2012年追記・・・・レイアウト高枝駅周辺は、レイアウト戸崎駅周辺の習作的な位置づけです。 狭いスペースに作ったのでレイアウトの発展性がありません。
最近、ユニトラックの自動踏切の調子が悪く、スムーズに遮断機が降りないので、最近発売されたユニトラックの自動踏切Sと交換する大規模工事の検討を行っております。