#34 空港車両専用通路
                                                            2014年6月26日更新
  

空港には数多くの業務用車両が働いています。

エプロン地区には、航空機の整備や燃料や貨物等の搭載車両、乗務員や乗客を運ぶ車両などがあります。

それ以外に、空港管理者が空港全体の管理業務や保安業務を行う車両もあり、それらの車両のために滑走路、誘導路のサイドにある緑地帯に車両用の舗装された通路があります。 空港によってはEmergency Roadと呼んでいるところもあります。



 これをターフを蒔く前に、舗装をエアブラシで塗装しました。
 
 塗装する通路の境をマスキングしておきます。
 マスキングは、以前、製作記#31で貼った誘導路内側のマーカーがICテープなので、マスキングテープを使うと接着が強力すぎて剥がすときに、ICテープも剥がしてしまう恐れがあります。 対策として、マスキングテープの1/2の粘着力のドラフティングテープを使いました。このテープ製図で図面などを仮止めするものです。
 ちなみに、このドラフティングテープは、かなり前に文房具店をやっているお客さんから、10年前「もう古くて売れないから。」ということで倉庫に20年以上残っていた不良在庫品を大量にもらったものが残っていました。 住友3Mのドラフティングテープです。テープとしては30年から40年以上も昔のもので、年代物のテープですが現在でも粘着力は衰えていなく、問題なく使用できました。Maid in Japan恐るべし。


 そのドラフティングテープを使って、最初に滑走路と誘導路の間の緑地帯の中に、東西の通路を塗装する場所をマスキングしました。



 新空港のジオラマは、旧空港と違って、滑走路の南側のスペースを広げているので、南側の緑地帯を設けられるので、その部分にも通路を設けます。
 南側にはエアポートマットは貼っていないのでミラパネルの接着面の保護紙がそのまま残してあります。 保護紙を剥がして粘着面にマスキングするのは困難なので、保護紙そのものをマスキングとして活用します。
 保護紙に定規を当てて、塗装する通路の部分をカッターで切れ込みを入れて、保護紙を剥がしました。
 
 また、南側に拡張したので、旧空港では出来なかった、ILS(計器着陸装置)のグライドパスアンテナと、PAPI(進入角指示灯)の設置スペースも舗装されているので、その部分もマスキングを剥がして塗装することにします。





 塗装はエアブラシで行います。 ライトグレーを最初に吹きます。

 乾燥後に緑地帯の中の東西の通路とクロスする南北の通路の部分を、ドラフティングテープでマスキングして、エアブラシで吹きます。



 ライトグレーが吹き終わったら、2色目にダークグレーを吹きます。 ダークグレーは、エアブラシを少し離して薄く霧状に吹いて、ライトグレー塗装をぼかすように軽く吹きます。
 
 すると、通路がコンクリートらしくなります。



 次回は、ターフを使って緑地の緑化を行いたいと思います。 新空港になって、空港の面積が1.5倍になったので、今度は時間が係る間もしれませんが、頑張ってやりたいと思います(^_^)


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