#32  地面のウェザリング#1
                                                            2014年5月30日更新
 私はエアポートマットは滑走路、誘導路、エプロンなどのグレーの彩度が強くて、トミカのプレイマットのような感じになっていると思うのと、実際の空港の地面はタイヤ痕やオイル、排気等で汚れ、ラインも消えかかっているくらいに汚されているので、ウェザリングをエアブラシを使って行います。

 同時に、新空港はエアポートマットを2つ繋げているので、設置点標識(Aiming point marking)が2つもあるので、これをウェザリングのときに塗りつぶして、2カ所あっても問題ないTouchdoun zone marking(接地帯標識)に変更します。

 最初に幅広のマスキングテープを貼って、滑走路と誘導路地区と、エプロン地区を分けます。



 成田空港もそうですが、滑走路と誘導路はアスファルト舗装でダークグレー。エプロン地区はコンクリート舗装なのかライトグレーと、色が明確に分かれています。
 (アメリカの空港を見ると、逆のパターンもありますが)
 
 

  ただ、Geminiのエアポートマットの滑走路は繋ぎ目があるのでコンクリートの滑走路なので、それほど暗くする必要はないので、ほどほどにしておきます(^_^) 



 ウェザリングはエアブラシで行います。
 一番汎用性のある0.3oのハンドピースを使いました。 塗料はタミヤアクリルを溶剤で2倍で薄めたものを吹きました。

 最初の一色目は、滑走路と誘導路は、暗めのグレーのニュートラルグレーを使い、エプロン地区は少し明るいグレーのダークシーグレーを使いました。
 エアブラシで、ボカすようにうっすらと全体に吹きました。



 ウェザリングのついでに、2つある設置点標識(Aiming point marking)の1つを塗りつぶしました。 
 そして、塗りつぶした後に2,400m以上の滑走路には、二つあるTouchdoun zone marking(接地帯標識)をもう一つ設けます。



 Touchdoun zone marking(接地帯標識)を、マスキングして塗装するのは手間がかかるので、自作のシールで再現することにしました。
 
 エアポートマットにあるTouchdoun zone markingをノギスでサイズと、滑走路脇からの距離を測定して、図形ソフトの花子で作成しました。
 マーキングの長方形のマーカーの一本のサイズが55o×5oで、黒枠が太さ0.8oです。 アメリカ製のエアポートマットだからinch表示化と思いましたが、メートル法だったので作画は容易でした。



 作成したシールは、3本のラインを1枚のシールで作画したので、ラインとラインの間に定規を当てて、デザインナイフで切れ込みを入れて、ラインとラインの間のシールを剥がします。



 これで、Touchdoun zone markingの出来上がりです(^_^)



 全体にグレーを吹いたので、次回はブラックとホワイトも吹くウェザリングを継続していきたいと思います(^_^)



 



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