#31 誘導路フィレット内側のマーカー
2014年4月30日更新
私は空港ジオラマの製作にあたって、GoogleMapの航空写真で実際の空港を見て参考にしています。
Gemini JetsのAirport Matと、GoogleMapの航空写真で見た空港と比較してみると、Airport Matでは現代の空港の多くで描かれているマーカーで描かれていない物があります。
Los Angeles International Airportを見てみると、誘導路の内側、特にカーブの部分に短いイエローのマーカーが多数引かれています。
日本の成田空港にもヒゲのような短いラインが引かれています。
他の日本国内の空港を見てみると、地方空港ではマーカーが引かれていない空港が多いですが、羽田、千歳、中部、関西、大阪、那覇などの拠点空港は、みなフィレットの内側にイエローラインのマーカーが多数引かれています。(福岡空港だけは、マーカーがありませんでしたが)
このマーカーは、どのような名称かは判りません(^_^;)
また、どのような目的でマーカーがされているのも判りません。 おそらく、主として描かれている部分が誘導路のカーブの内側で、その部分がフィレット(面取り・・・カーブを緩和する曲線)と飛行場の専門用語で言われているのだけ判りました(^_^;)
目的も判りませんが、おそらく誘導路のカーブを曲がるときのはみ出しを防止するものだと思います。
日本やアメリカだけではなく、中国などの世界中の大空港で見られるものなので(ヨーロッパの大空港では実施例がまだ少ないですが)、空港ジオラマでも実施します。
マーカーとして使用するのは、2o巾のICマットテープのイエロー。
これを20o、25o、30oとフィレットの巾に合わせてカットして貼り付けます。
一度、目盛り付きのカッターマットに貼り付けて、目盛りをガイドにしてカットしていきます。
ピンセットでテープを摘まんで、ジオラママットに貼っていきます。
ジオラママットには、誘導路灯が印刷されています。
本来なら、直立して立っている誘導路灯が、印刷では横になった形になっています(^_^;)
大変不自然なので、今回のマーカーを誘導路灯の真上に貼って、誘導路灯を隠すことにします。
誘導路灯を隠すように貼っていけば、マーカーもほぼ等間隔で貼ることが出来て、一石二鳥です(^_^)
マーカーはアメリカ西海岸の空港では、誘導路の内側にも多数マーカーが見られ、滑走路の側面にもマーカーが見られます。
これが東海岸の空港になると、マーカーの数が少し減ってきます。(2014年現在)
日本の空港では、アメリカよりも少ないようです。 そしてヨーロッパの空港になると、さらにマーカーの数は減ってきます。
A380のような超大型機が乗り入れている空港に多くマーカーが見られるので、脱輪防止の意味合いが強いのではないかと思います。
フィレットにマーカーを付けたので、エアポートマットの雰囲気も変わったかと思います。
次回は、いよいよエアポートマットのウェザリングを行いたいと思います。
ウェザリングにより、エアポートマットのラインや表示の彩度を落としていきたいと思います。
それと、エアポートマットを2つ繋げているので、設置点標識(Aiming point marking)が2つもあるので、ウエザリングのときに塗りつぶして、Aiming
point markingからTouchdoun zone marking(接地帯標識)に変更したいと思います(^_^)