1/400空港ジオラマ制作記#15 駐車場通路と照明   2013年2月15日更新
 
 
今回は駐車場に手を入れます。
通路に屋根を架け、駐車場内に照明を立てます。



 先日、成田空港の第一ターミナルに車で行ってきました。 
 成田空港はいろいろと問題のある空港で、滑走路や誘導路のみならず、ターミナルビルも世界的にみると、あまりほめられたモノではありません(^_^;)
 第二ターミナルの駐車場は新しいだけに、ターミナルビルデングも駐車場も直線的な配置ですが、特に第一のターミナルビルや駐車場は複雑な配置になっています。
 第一ターミナルは、改装を重ね重ね、民営化されてからは良くなりましたが、駐車場は少し離れたところに駐めると、エレベーターを昇ったり降りたりして、通路を迷路のように歩かなければなりません・・・ 増築に増築を重ねた日本旅館のおもむきがあります(^_^;)
 しかし、通路にはきちんと屋根が架けてあって、雨の日でも安心です。



 これを見習って、ジオラマの駐車場の横断歩道に屋根を架けてみます(^_^)
 横断歩道は中央部に長いのが1本、両脇に短いのが2本あります。



 屋根の素材は、ペーパー製の波板です。12o巾に切り出しました。
 これをシルバーで塗装します。 使ったのはタミヤのシャンパンゴールドのスプレーで、ゴールドなのにシルバーな仕上がりになります。 仕上がり感が気に入って、Nゲージの都市型レイアウトのストラクチャーにも良く使っています。



 通路屋根の脚はプラモデルの艦船模型の部品の一部を使用しました。
 艦船模型はフランスのHELLER(エレール)の1/400 JEANNE D'ARC(ジャンヌダルク)ヘリコプター巡洋艦のキットです。
 ジオラマと同じ1/400のキットなので、ターミナルビルの送迎デッキやアンテナなどに部品を流用してみようと思っています。



 たいへん古いキットなのですが、今販売中のものは追加のエッチングパーツやレジンパーツが付いているので、手摺りなどにも使ってみようと思っています。

 今回の支柱は舷側のデッキの部品をニッパーで切り取り、カッターやヤスリで門型の支柱にしてみました。



 ペーパー製の屋根はペーパーだけだと強度がないので、裏に巾10oのEverGreenのプラ平棒で裏打ちしてあります。
 それに門型に切り取ったパーツを接着し、アルミシルバーで塗装してジオラマに固定しました。



 真ん中の長い通路には、3ヶ所支柱を取り付けた長い屋根を架けました。



 
 長い屋根の先にバスストップがあるので、バスストップ用の屋根も架けました。



 ここで判らないのが、バスストップがバスの左側にあることです。 アメリカの空港なのでドアは車体の右側に付いているので、バスストップは右側にあるべきです(>_<)
 ここ2ヶ月間、全米のいろいろな空港の駐車場をGoogleマップで見てみましたが、こうなっている事例を発見することが出来ませんでした。 これだけは謎です(^_^;)


 駐車場に照明を取り付けます。

 照明はPlastructの1/500のモノを使います。 2灯式のダブルと、1灯式のシングルを15本ずつ立てます。
 これもJTT treeの通販で購入しました。



 まずはダブルを駐車場の真ん中を横断する歩道に立てます。
 照明カバーを除いた部分をフラットブラウンで塗装し、照明のポールの直径が1oなので1.2oのドリルをピンバイスにセットし、5oの深さの穴を開けて15本立てました。



 次に同じく、シングルを15本、駐車場の外周に立てました。



 駐車場の設備が整ったところで、前回塗装したPlastructの1/400の自動車を配置していきます。




 自動車を駐車場のラインに従って、ゴム系接着剤で接着していきましたが、最初、バックして駐車した形に接着してしまいました(^_^;)
 Googleマップの航空写真を見ても一目瞭然ですが、アメリカの駐車場では頭から突っ込んでいく方式が一般的です。
 最初、日本式に後退して駐車する形で接着して行きましたが、途中で気が付いてからは、頭から駐車場に入れる方式に変えました(^_^;) 



 とりあえず、塗装が終わった90台ほど並べてみましたが、まだまだ空港の駐車場としては台数が少ないので、やはり300台以上自動車を塗装して並べようと思います(^_^)

 

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