1/400空港ジオラマ制作記#13 ボーディング・ブリッジの塗装 2013年2月9日更新
今回はボーディン・グブリッジを塗装して取り付けます。
ボーディング・ブリッジは日本語では搭乗橋、英語ではBoarding bridge、Jet way、Jet bridge、Gangwayなどと呼ばれていますが、タラップを使わずに直接ターミナルから旅客機に直接乗り込めるのは便利です。
海外に出掛けるときには、ここを潜って旅客機に乗り込むと、外国へ向かう期待感が高まります。 そして現地に着くと、飛行機のドアを出てボーディング・ブリッジを通った瞬間、閉鎖された空間のボーディング・ブリッジですが、わずかに感じる現地の温度や湿度を感じる非日常の空間です(^_^)
ただ、最近はLCCの台頭で運行経費の節約法の1つとして、ボーディング・ブリッジを使わずに、乗客はターミナルから徒歩でタラップを使って搭乗する方式が、茨城空港や関西空港のLCCターミナルなど増えつつあります。 ボーディング・ブリッジ派としては寂しい気がしますが・・・
(でも、タラップ方式は搭乗する飛行機を見上げながら搭乗できるので、それはそれで楽しいものです。 特にB747をタラップで搭乗すると巨人機に搭乗するのが実感出来ます・・)
そんなボーディング・ブリッジを想像しながら作っていきます。
Gemini Jetのターミナルビルには、ボーディング・ブリッジが7スポット分あります。
うち、2ドア対応のものが1スポット分、1ドア対応のものが6スポット分です。
1番スポットは、2ドア対応のボーディング・ブリッジはB747、B777などの大型機に対応したスポットです。
もう1スポット、大型機用のスポットを設けたく、2ドア対応のボーディング・ブリッジに変更してみます。(但し、A380用となると、1階用に2基、2階用に1基と3基のボーディング・ブリッジが必要になりますが・・・・・・・)
Gemini Jetから2ドア対応のスポット用ボーディング・ブリッジが別売しており、3基セットですが1基だけ使います。
Gemini Jetのボーディング・ブリッジは、少し古めのデザインです。
羽田空港国際線ターミナルにあるような、壁面が一面のガラスになっているタイプとは異なります。
どちらかといえば、成田空港のボーディング・ブリッジに似ています。
成田空港のものを参考にしていきたいと思います。
Gemini Jetのものはプラスチック製で、ライトグレーにちかい成形色で作られています。
見た目、いかにもプラスチック製に見えるので、塗装をしました。
最初、タミヤアクリル塗料のフラッド・ホワイトをエアブラシで吹きましたが、ノリが悪く、きれいにツヤ消しに染まりません(^_^;)
仕方がないので、隠蔽力の強いツヤ消しホワイトになる、ホワイト・サーフェーサーを吹いてみました。
このボーディング・ブリッジ、異なるタイプの飛行機に合わせるために、首振り位置や、高さなどを調整するために可動部分が多いので、被膜が厚くなるサーフェーサーは吹きたくなかったのですが、ツヤ消しに仕上るために吹いてみました。
幸い乾燥後に可動部は問題なく動いたので一安心です。
ボーディング・ブリッジの先端に機体と触れるローラーカーテンがあります。
これはGemini Jetのボーディング・ブリッジには再現されていないので塗装で表現することにします。
黒色やグレーのローラーカーテンが付いている場合が多いですが、成田空港と同じく、オレンジ色に近い色を塗りました。
またボーディング・ブリッジはコンテナのようにリブ付きで、波打っているので陰影を付けようと、タミヤ スミ入れ塗料のグレイをへこんだ部分に流してみました。 少し、陰影を付けすぎたような(^_^;)
成田空港のボーディングといえば、側面にHSBCの巨大な広告のシートが貼られています。 HSBCといえば香港上海銀行(The Hongkong and Shanghai Banking Corporation Limited)という英系中国銀行ですが、イギリスやアメリカにもグループ会社もあり、香港においては発券銀行の1つでもあり、日本でも長年営業しています。
成田空港に邦銀でなく外資系の銀行があるのは、英国、香港の銀行の方がワールドワイドな活躍をしていることになります。
成田空港も民営化され収益事業を行うことが出来るようになったので、2005年からHSBCの広告が44基のボーデング・ブリッジに掲示されることになりました。
この広告、飛行機の窓からやターミナルの窓越しにHSBCのロゴが目に付き、成田空港から乗り降りする年間1億人以上の乗客の目に触れ広告効果も高そうです。 その代わり広告料も年間数億円だそうで、成田空港の大きな収入源になっています。
日本の企業にも頑張ってもらいたいということで、勝手に応援するためにHSBCの他に日本の家電メーカーの広告も作成しました。
(両社とも、空港に巨大ロゴ広告をだすほど余裕はないと思いますが・・・・・)
ロゴは各社のWebサイトから拝借(^_^;)
シール用紙に印刷しました。
これを波打つボーディング・ブリッジの側壁に貼り付けます。
HSBCの広告と共に、香港を代表する航空会社キャセイ・パシフィック航空の各機と。
1つ反省点は、波打っているところにシールプリントの糊だけに頼って貼ってしまったので、2、3日でシールが剥がれてきたことです(>_<)
これはシールを接着剤を使って貼り直さなければなりません(^_^;)
SONYとJAL
PanasonicとANA
こうして並べてみると、空港ターミナルの建物の色が製品のままだと、少し違和感を感じるので、当初は予定していませんでしたが、ターミナルビルを再塗装して、展望デッキなども増築してみたいと思うようになりました(^_^)
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