1/400空港ジオラマ制作記#3 スポット増設 2012年11月30日更新
今回はエアブラシによるAirport Mat(ジオラママット)のウェザリングしようかと思いましたが、その前にスポット(エプロンに設けられた駐機場)を増設しました。
このジオラマには旅客ターミナルビルに接続した固定スポットが7ヶ所ありますが、 B747やA380のような大型機がスポットイン可能なスポットは1ヶ所しかありません。
1/400の航空機コレクションの大半を占めるのがB747なので、これらのスポットとしてエプロン地区の空白になっている部分に沖止めのスポット(ボーディングブリッジを使用しないスポット)を設けることにしました。
このマットを発売したメーカー(Gemini Jets)の写真でも、この部分に沖止めスポットとして使っているように、5機ほど沖止めで駐機してあります。
メーカーの完成見本の写真では、スポットにライン等は引かれていませんが、鉄道模型のレイアウト制作を行う者としては、実際の飛行場と同じく、沖止めスポットにはスポット表示のラインはきちんと引きたいところです(^_^)
実際にモデルプレーンを並べて、どの位置にラインを引くか検討してみます。
最近、国際線のLCCでも活躍している小型機のA320や、B737−800を置いてみると4機分のスポットは確保出来そうです。
しかし、スポットを増設するのは、B747の旅客機や貨物機用のスポットを増設するのが目的だと思い出しました(^_^;)
小型機用でなく大型機用の沖止めスポットにすることにしました。
試しに、B747を置いてみるとスペース的に2機しか置けません。 無理すれば小型機用のスポットをもう1機分設けられそうですが、直近のターミナルスポットに、超大型機A380がスポットインすると、プッシュバックする妨げになるので、 B747までが駐機可能なスポットを2ヶ所だけ設けることにしました。
さすがにA380まで駐機可能なスポットにしようかと思うと、A380は横巾がありすぎて1機分しか確保出来ません(^_^;)
スポットの表示は、エプロン上にラインを引かなければなりません。
どのようなラインを引くべきか参考にするのは、実際の空港の航空写真を参考にします。
今回、1/400空港ジオラマの地面造りの参考に、Googleマップの航空写真を大いに活用します。
沖止めのスポットがそのようなラインが引かれているか世界各地の空港を見て見ました。
まずは、お膝元の成田空港の貨物スポットや・・・
ニューヨークのJFK国際空港の沖止めスポットなどを見てみると、スポットのセンターラインはイエローなのが共通しているようですが、スポットの範囲を表示するラインは破線だったり細線だったりと、形はバラバラで、特に国際的なスタンダードはなさそうです。
モスクワ国際空港の沖止めスポットはかなり幾何学的
ジオラマの沖止めスポットはGemini Jetsのジオラママットの表示に合わせるために同じ物を使うことにしました。
本来ならば、もう一枚ジオラママットを購入して、それを切り取って使うべきでしょうが、ジオラママットは国内では現在品切れ中で、海外から取り寄せるには筒が大きいので送料がかさみそうなので、再調達は諦め(^_^;)、 ジオラママットの一部スキャンしてそれをシール用紙にプリントして、そこからラインを切り出して貼り付けることにしました(^_^;)
貼り付けは、Googleマップの航空写真をプリントした物を参考に、位置決めを行いました。
スポットは同じくGemini Jetsから、ジオラママットの拡張セットに使う目的で発売された、飛行場ラインのシールセットを使いました。
スポットインするガイドとしてセンターラインがカーブを描いているので、このセットにカーブしたラインがあり、これも使います。
最後に、地上支援車両用の通路も設けました。
ただB747がスポットインして、背後の誘導路をタキシングする機の翼端が、接触しないためにはスポットインの場所をかなり前にしなければならないので、支援車両用の通路の巾が確保出来ません(^_^;)
やむを得ず、旅客ターミナルの周回道路の緑地帯を削って支援車両用の通路を設けます。
地面の模様を印刷したシールを貼り、0.5oのレトラテープでラインを引きました。
最後に、貼り付けたラインのシールのハガレ防止と、シールがツヤありなので、ツヤ消しにするために、ツヤ消しクリアーコートのスプレーを吹き付けました。
コンクリートの色が異なる部分は、後ほどエアーブラシによるウェザリングで調整しようと思います(^_^;)
沖止めスポットが出来ましたが、次回はターミナルビルと、航空機を配置してみて、地面のラインや表記等の検討をしてみたいと思います(^_^)
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