1/400空港ジオラマ制作記#2 (ベースボード作成)  2012年11月15日更新

 今回はGemini Jets1/400 scale Aieport Mat をベースボードを作成して貼り付けます。

 一番簡単なのは、ベニヤ板にマットを直接貼り付ければいいのですが、前回紹介したように、このマットにはアンダーパスが描かれています。



 このマットは立体的な部分が2次元で立体的に見えるように描かれていて、滑走路エンドの進入灯とか誘導路灯や街路樹など、立体的に見えるように斜めに描かれています(>_<)
 もともとミニカーのトミカのプレイマップのように、ターミナルと飛行機を並べて、お気軽に飛行場のジオラマを楽しみましょうというコンセプトなのでやむを得ません(^_^;)

 これからジオラマを造るにあたっては、コンクリートやアスファルトで舗装された部分だけはウェザリングしてそのまま使用し、その他の部分は鉄道模型のレイアウトのようにターフなどでグランドカバーしようと思います。

 このマットを立体交差部分と海面から、かさ上げされた感じにするためには、マットの下にスタイロフォームを使ってかさ上げしようと思います。
 アンダーパスと海面の部分はスタイロフォームを切り取れば立体的になるかと。。。


 マットのサイズは2枚合わせると約138p×99pになります。 おおよそ140p×1mのベースを用意すればいいのですが、定尺のベニヤ板は3×6板(さぶろくばん)で182cm×91pで縦の高さが8.5pほど足りません。 一回り大きなベニヤ板4×8板は材木店に頼めば入手出来ますが、運搬がたいへんなのと、足りない寸法が8.5pほどなので定尺のベニア板を使うことにしました(^_^;)

 ホームセンターに行ってベニヤ板を選びますが、厚ければ厚いほどしなることがないので、ある程度の厚さが必要ですが、厚くなると重さも増すので9oのベニヤ板を選びました。  色の白いシナベニヤにしたかったのですが、4,000円を超える値段だったので半分の値段のラワン合板にしました(^_^;)

 都市型レイアウトのベースボードと台枠を作ったときには、自宅でノコギリを使ってベニヤ板や角材を切り出しましたが、ホームセンター カンセキの工作室でパネルソソーを使わせて頂きました。 ここは無料で工作機械が使えます。
 パネルソーにベニヤ板を載せ、位置合わせをしたら、足踏みスィッチを踏めば自動でカットしてくれます。 140pの長さにカットしました。

 カットしたベニヤ板を持ち帰り、スタイロフォーム25o厚をベニヤ板に貼り付けます。
 貼り付けは木工用ボンドを使いました。



 スタイロフォームはカッターで切断しました。 スタイロフォームも定尺ベニヤと同じ大きさで、縦の長さで8.5p足りないので、その部分を8.5pの幅で切ったスタイロフォームで足してあります。



 次にAirport Matをスタイロフォームの上に貼り付けます。
 
 これも木工用ボンドを使って貼り付けましたが、接着剤は接着する素材によって使い分けなければなりません(^_^;)

 スタイロフォームとAirport Mat のプラスチックシートは木工用ボンドでは接着出来ませんでした・・・・



 一週間乾燥期間を空けても、シートは接着されておらず、シートを剥がしてみると木工用ボンドは全く乾燥していませんでした(>_<)
 両面テープを試してみても、スタイロフォームには付きません。

 しからば透明ゴムボンドを使えば確実に接着出来ますが、何しろ接着面積が広いので高価な透明ゴムボンドではコストがかかるので、代替接着剤を探しました。
 
 使用したのは、建築模型などで使われるビニール系糊の光栄堂のスチのり250(250cc入)を使いました。 これなら定尺ベニヤを上回る面積の接着に使えそうです。


 Airport Matを貼り付ける前に、アンダーパスの部分のスタイロフォームをカッターを使ってくり抜いていきます。



 同じように、アンダーパスで下り坂になる部分のマットもカッターで切れ目を入れていきます。



 下りのスロープになる部分はなめらかなスロープになるようホビークレイ(紙粘土)で形を作ります。
 指で形を整えていくと、アンダーパスの工事を行っている気分になります(^_^)



 指で形を作っただけでは凸凹になるので、電池や塗料のビンをローラーにしてなめらかに造形します。



 最後にアンダーパスのトンネルの中の道路がAirport Matでは再現されていないので、トンネル内の道路を再現します。

 トンネルの路面は7o厚のスチレンボードでかさ上げしてあります。
 このスチレンボードをグレーサーフェーサーを吹いて、コンクリート風にして、道路のパターンを貼ります。
 道路のパターンはAirport Matの道路部分をスキャナーで取り込んでプリントしたものです。


 アンダーパス部分が完成したら、Airport Matの貼り付けです。 スチのりは良く接着出来ました。

 ただし、ホビークレイ(紙粘土)の部分はスチのりでは接着出来なかったので、改めて透明ゴムボンドで接着しました。 
 接着剤は接着する素材によって使い分けなければなりません(^_^;)



 アンダーパスの上の部分には、プラ板を貼って天井としています。 誘導路が陥没したらたいへんなことになるので(^_^)


 ベースボードが完成したので 次はエアブラシによるAirport Matのウェザリングをしようと思います。  今のままではAirport Matはトミカのプレイマップにしか見えないので(^_^)
  



 
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