1/400空港ジオラマ制作記#1 (基本構成)              2012年10月29日更新

 この1/400空港ジオラマを作るきっかけになったのは、2012年の夏にアメリカのGemini Jetsから空港ターミナルのセットが発売されたからです。(正確には再販ですが)
 


 販売店に問屋からのFAXの注文書が届き、見せてもらうと1/400のAirport Air-side/Land-side Complexが載っていました。
 FAXなので、白黒の小さな箱の絵と販売価格が23,100円とありました。(アメリカでの販売価格は$200) 
 この価格は、空港ターミナルの完成品としては価格が安すぎるなと感じました。(Nゲージの車両セットと比べると・・・)
 あまり安すぎると造りが悪いのではないかと心配しましたが、Herpaの1/500のターミナルより悪い出来ではないだろうと思いました。

 しかし、期待はいい意味で裏切られました。

 パッケージを開けてみると、Herpaのものを上回る出来でした(^_^)



 ターミナル本体はレジン製で、ずっしりと重みがあります。

 7本のボーディングブリッジが付き、建物を屋根に照明用のLEDライトがあり、電池ボックスも屋根に取り付けてあります。



 出発階に通じる高架道路も附属しています。



 このターミナルビルとセットで発売されたのが Grmini JetsのAirport Mat set 2piece for New Gemini Terminalです。
 日本ではターミナルビルより1ヶ月遅れてマットが発売されました。(日本販売価格9,450円 アメリカ販売価格$69.95)

 円筒形の紙筒に入っていて、プラスチックシートです。



 プラスチックシートに印刷されていて、2枚合わせるとサイズは138p×99pになります。



 両面印刷になっていて裏側は1/200の滑走路エンド付近のみがプリントされています。



 このシートをベースに貼り付け、ターミナルビルを固定することにします。

 試しに、旅客機を並べてイメージを膨らませてみます。
 


 ターミナルのスポットが7箇所で、うち1箇所のみが大型機対応で、残る6箇所が中型機・小型機用のスポットです。

 スポットには前輪の停止位置が機種ごとにマーキングされているので、対応する機種が判ります。

 中型機・小型機用のスポットには、B757,MD80,B767,B737,B727,A320が記されています。


 
 大型機用のスポットには、B767,DC8,B747,DC10,MD11,B767-4,B777,A330,A340と記されています。
 自分のコレクションの大部分は大型機なので、大型機用のスポットが1箇所しかないのは誤算であった(^_^;)



 これから世界の空港で勢力を増していくB787のマーキングは残念ながらありません。翼が大きいので大型機用のスポットに置かないといけないようですが。



 コレクションの多勢を占める大型機は、誘導路や滑走路上に置くことになります。



 ターミナル前の駐車場地区も細かく描かれています。



 駐車場の収容台数はざっと数えてみると、約370台。 鉄道模型のレイアウトをやっている人間としては、駐車場に車を並べたくなります(^_^)

 空港ターミナルの駐車場なら最低3分の2以上は埋まっていないと自然ではないので、250台以上の自動車を用意しなければなりません(^_^;)  その他に周回道路も走る自動車もあるので300台以上になるかと思います。

 1/400の自動車となると建築模型用の自動車があります。これは無塗装なので1台ずつ塗装する必要があります。この空港ジオラマの製作のなかで、一番時間がとられるような気がします(^_^;)


 もう1カ所、なんとかしたいのはターミナルに出入りする周回道路が誘導路の下を潜るアンダーパスになっています。



 マットの方は、印刷なので平面な二次元の表現ですが、ジオラマにするとなると三次元の立体交差にしなければなりません。
 アンダーパスにするためには滑走路やエプロン地区、ターミナルをかさ上げしなければならないので、ベースのベニヤ板の上に断熱材のスタイロフォームを貼り付け、スタイロフォームを掘り下げて行くことになります。

 次回は、ベニヤ板にスタイロフォームを貼り付け、ジオラママットを貼り付けます(^_^)

 
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