1/144航空自衛隊基地ジオラマ#24(F-4整備用タラップ)
2016年5月 1日更新
2015年10月25日に百里基地航空祭に行ったときに、気になったものがありました。
第501飛行隊の格納庫の前に大型のラダーが6基ほど並べてあります。
コックピットに乗るときに使うのかと思ったけれど、乗り降りするときにはキャノピーの縁に引っかけるラダーを使っているので違うようです。
F-15戦闘機が主力の小松基地では見かけなかったので、これは何するものだろうと思っていました。そんなとき航空自衛隊のF-4戦闘機のDVDを見ていたら、このタラップが出てきました。
F-4は着陸時にドラッグシュート(制動用パラシュート)を出して減速します。そのドラッグシュートは機体最後部の垂直垂直尾翼の付け根という高い場所に収納されます。整備されたドラッグシュートをまた尾部に納めるときにこのラダーを使っていました。
重いドラッグシュートを脚立に乗って機体に納める訳にはいかないので、しっかりとしたタラップが必要なようです。
このタラップ、ジオラマ用のアクセサリーとして売られたないかと探しましたが、このようなものは売られていない。
そこで思い出したのは、以前戸崎駅周辺のレイアウト製作記#359(記念艦のタラップ&桟橋の照明灯)で使用したKobaruのエッチングキット、タラップ(レンタル倉庫用)です。
相変わらずジオラマ用のニッチな製品を出している会社ですが、もうここまで来るとニッチというより、超マイナーな製品を出してくれている、ありがたい会社です。
これをもう一個購入して、組立てF-4ファントムの傍らに置いてみると高さはファントムの高さに合います。残念ながら航空自衛隊のものは角度が急で、前後の長さは短いのですが、雰囲気重視ということで(^_^;)
見学者などにコックピットを見せるために、機体に掛けるラダーの代わりに使うにも高さは合っているようです。
マイナーな製品だけに値段が高い(740円税抜)のが玉にきずですが、さらに3個ほど購入して組み立てます。
カッターで切り離して、折り曲げて瞬間接着剤で接着します。
塗装は、プライマーを吹いた後、タミヤのプライマー入りグレーサーフェーサーを吹きました。
実物の大型ラダーの写真を見ると、天板部分と手摺りの上部が黒くなっているので、フラットブラックを筆で色を入れていきます。(黒い部分は滑り止めのためにゴムが貼ってあるらしい)階段部分も昇り降りで塗料が剥がれるのか、色が変わっているのでステップ部分も少し違う色で塗りました。
この階段に整備員の人形を置きたいところですが、それは後日。
最初の写真のように格納庫の入口付近にもタッラップを並べて見ました。
1/144のスケールはNゲージ用のアクセサリーが使えるのでありがたいです(^_^)