1/144航空自衛隊基地ジオラマ#11(飛行隊隊舎#1)  

                                        2015年 8月26日更新     

 

 航空自衛隊基地ジオラマに必要な建物の三種の神器は、管制塔と格納庫、そして飛行隊隊舎です。
                                                          百里基地
 
 
 
 飛行隊隊舎は、飛行隊のフライトオペレーションや事務の他に、モーニングレポート、ブリーフィングやーションなど飛行に必要な業務が行われます。
 
 航空自衛隊の基地にあるような建物をいろいろと探すと、KATOの鉄道模型用のストラクチャーキット「イージーキット 詰所」です。かなり古いキットですが、金型の劣化が全くない良好なキットです。
  一度、レイアウト製作記#119で車掌区として使っているので、慣れた感じで2セット組み立てました(^_^)



  

 もうすでに、ジオラマ上での配置場所の確認の為に、床と壁面と天井は接着せずに仮組みの形で置いています。

 
 
 しかし、窓が入っていないと廃墟にしか見えず芳しくないので、ちゃんとした建物に仕上げます(^_^;)

 



 それでは少し過去に遡りますが、KATOの詰所をそのまま組み立てると、鉄道の詰所のイメージになってしまうので、少し改造して組み立てます。
 KATOの詰所は3階建ですが、1フロアー減らして2階建にします。

 階数を減らす為に、3階部分を工業用ニッパーで切り取ります。KATOのストラクチャーは素材がいいのか、切り口がギザギザになることもなく、きれいにニッパーで切断できました。 

 

 この段階で、管制塔の壁面の色と同じくダックエッググリーンをエアブラシで吹き付けました。

 

 仮組みしたのをバラして、壁面の細部の塗装を行います。
 ドアや消火栓、換気扇排出口、ケーブルなどを色差しします。
 そして、ドアなどのガラスの裏側をブラックで塗って、中が見えないようにします。

 

 飛行隊隊舎を、鉄道の詰所のまま組み立てたのでは面白くないので、航空自衛隊の飛行隊隊舎にある、フライトオペ―レーション室から、エプロン地区や滑走路が見渡せるように、窓が出っ張っているを再現するために、出っ張りを造ります。
 
 出っ張りは同じくKATOの信号所の2階部分を3分の1のところで輪切りにして、隊舎の壁面に接着します。こちらのガラスの内側もブラックで塗って、中が透けないようにします。(残ったパーツを使って、後ほど平屋の倉庫を造ります)
 
 

 庇も同じく信号所の屋根を3分の1をカットしたものを使います。

 

 

 無理矢理貼り付けた感がありますが(^_^;)、フライトオペレーション室から飛行場全体を眺められます。

 

 残りの窓には、建物の窓からガランどうの中が見えないように、ブラインドを下ろした状態にします。
 ブラインドは一太郎で図形を描き紙に印刷したものを、窓の裏に貼り付けました。
 ブラインドがない部分は、窓ガラスの裏側をブラックまたはホワイトで塗りました。

 

 もう一棟の建物は3階建にして、2階建の飛行隊隊舎と全く同じ手法で製作しました。

 

 次は屋上部分ですが、2階建飛行隊隊舎は、屋上は造らずにフラットな屋根にします。
 しかし、屋上パーツには手摺りや空調・電気設備やペントハウス用の凹凸があるので、これは使わずにプラ板でフラットな屋根部分を造ります。

 

 コンクリートの屋根のとして、プラ板を142.5o×59oの長方形にカットして屋根とします。次回、塗装します。

 

 窓ガラスが入って2棟とも建物らしくなりました。次回は屋上部分を造りたいと思います。

 

 飛行隊隊舎や他の建物を造るに当たって、実際の航空自衛隊基地の建物を良く観察したくなりました。特に屋上、屋根にどのような機器が載せられているのか、そして建物の周りはどうなっているのか・・・
 観察する機会は、航空祭ならば一般人も基地内に入れるので、まもなく開催される2015年の9月21日(月)の小松基地航空祭と、10月25日(日)の百里基地航空祭に行って良く観察してこようと思います。たとえ雨天でも航空基地の建物と格納庫周辺をじっくりと見ることが出来ればいいので、台風に襲われない限り、雨天でも出掛けようと思います(^_^)
 



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