1/144航空自衛隊基地ジオラマ#4 (管制塔の制作#2)
2015年 5月29日更新
前回は2階まで造りましたが、今回は管制塔の塔の部分を造ります。(組立説明書の順番とは異なりますが)
塔の壁面は前回に塗装と窓の取付は終わっているので、壁面を四角く組み立てます。
四角く組み立てるのは、簡単できっちり組み上がりますが、組み上がった壁面には、ハシゴなどのエッチングパーツを取り付けることになります。
技MIXのエッチングは堅いステンレス製で、堅い素材で出来ています。
切断箇所には、エッチング用ニッパーの刃が入るためのスリットが入れてあって、ニッパーを使うに便利なエッチングになっています。
曲げる箇所にも、谷折りの筋が入れられていて、決められた場所での折り曲げが容易になっています。
エッチングパーツを切り離す前に、下処理としてプライマーとして、プライマー入りのオキサイドレッドサーフェーサーを最初に吹きます。
次に、グレーサーフェーサーを吹いて、グレーの塗装にします。
下地とするサーフェーサーを1回目と2回目を色を変えて吹くと、吹き漏れがありません。実際に鉄橋などの塗装工事で行われている方法です。
組み立てる前に、ここは難関になるのではないかと思ったのが、壁面に避難ハシゴを取り付けた後に、転落防止の円筒形の柵の取付けです。
説明書によれは、柵のパーツを直径6o程の円柱状のものに巻き付けて、円筒状に成形しなければなりません。
ハシゴのエッチングパーツの取り付ける足を曲げて、壁に瞬間接着剤で取り付けるのは、難なく行えました。
次に柵パーツを円筒形にするわけですが、6o程度の円柱状のものが治具として必要になります。
気の利いたメーカーならば、円筒形にする治具のパーツが付属しているのですが、このキットでは治具を自己調達しなければなりません。
最初に思いついたのが、エアーガン用のクリーニングロッドで、6oBB弾用ならば6oあるのではないかと思いましたが、ノギスで測定してみると直径が5oしかありませんでした。
考えてみれば、銃身の内径が6oなので6o以下でないとクリーニングロッドとしての用を成さないで5oしかないのは当たり前です(^_^;)
手持ちのEverGreenの丸棒やパイプパーツを見ても、6oのものはありませんでした。いろいろ探してみるとNゲージの線路クリーニング用の大型綿棒の軸が5.5oで6o程度になるので、これを使うことになりました。
長方形の長いエッチングパーツを綿棒の軸に巻き付けるように一気に丸め、丸めた後に説明書にあるとおりΩの形にプライマーを使って形を整えました。
やってみるとそんなに難しいことではなかったので、失敗せずに第1の関門はクリアしました。
柵の接着は、取付用の脚が10本ほどあり、それに液体の瞬間接着剤を付けて貼ろうと思ったら、片方を取り付け、もう片方の脚を壁に付けようとすると、時間の経過で瞬間接着剤が接着前に乾燥してしまったので、透明ゴムボンドをごく少量付けて、じっくりと取り付けました。
ベースの地面の処理を行います。
ベースの塗装は、コンクリートなのでグレーサーフェーサーとライトグレーサーフェーサーの2色を斑になるように吹きました。
両側に芝生であろうモールドがあるので、芝生にします。
芝生は鉄道模型用のターフを使うことにして、下地としてグリーンで塗装された部分をマスキングテープで囲み、そこに鉄道模型用のWoodlandScenicsの接着剤Hoby-Tagを塗ってから、ターフを振り掛けます。 それから、余分なターフの粉を振り落として乾燥を待ちます。
自衛隊は(師匠格のアメリカ軍もそうですが)芝生が好きです。
退職した航空自衛官の書いた本を読みましたが、自衛隊の最大の敵は雑草だそうです。
基地(駐屯地)内の芝生の雑草取りに日常的にマンパワーが使われていて、芝生の整備作業だけはモチベーションが上がらないとのことでした(^_^;)
そうはいっても、コンクリートとアスファルトの地面に、ジェットエンジンの排気煙が漂う航空基地の中で、芝生の緑があるのは隊員の精神衛生上宜しいのではないかと(芝生を整備される隊員はたいへんですが(^_^;) )いうことで、他にも芝生のある場所を造りたいと思います。
3階のテラス部分に、エアコンの室外機が置かれています。
このエアコンの室外機のパーツ、裏が塞がれていないので、中身のない室外機に見えます。 どうしたTOMYTEC、見えるところを手を抜いてはいけない(^_^;) これは裏蓋のパーツを付けるべき。
対処法としては、0.3o厚のプラ板を室外機の大きさに合わせてカットし、裏に貼り付けて室外機と同じ色で塗りました。
ついでに3階のテラス部分も、ダークグレーで塗装してありましたが、Googleマップの航空写真で実物の管制塔を参考に手を加えます。
10年近く前にグリーンの防水塗装をしたけれど、経年変化と汚れで色が変化した感じにしたいので、オリーブグリーンをドライブラシをして、色が変わった感じにしました。
管制塔の裏には、雨樋や自転車置き場のパーツ(これらは出来がいい)エッチングのハシゴを取り付けます。
建物の窓ガラスの裏には、技MIXの公式ページからダウンロードしてプリントできる管制塔用ディテールアップシートを切り取って貼り付けました。ブラインドを下ろした状態を再現できます。 シートには航空祭のときに建物内のトイレの案内表示も入っていますが、それは使わないで、日常の訓練を行っている基地の情景を再現したいと思います。
今回は塔の部分までで、次回は管制室を組み立てて上に載せたいと思います(^_^)
今週の航空機の組立は、百里基地 第302飛行隊のF-4EJ戦闘機です。
こちらはオープンキャノピーセットを使ってキャノピーオープンにしました。
F-4は離陸するまで、エアコンが効かないので、とくに今のような暑い日には、駐機場にいるF-4は全機キャノピーをオープンにしています。
第302飛行隊の部隊マークは、尾白鷲。垂直尾翼に大きく描かれています。
航空自衛隊の規則だと垂直尾翼の部隊マークは機首の日の丸の大きさに留めることとなっていますが、302飛行隊の尾白鷲マークは規則の決まる前からこの大きさにしていたので、規則適応外で現在も大きな部隊マークになっています。 数年後、F-4から新型機F-35に置き換えられるときに、尾白鷲の
模型の陳列棚を見てみると、第302飛行隊のF-4EJファントムがありました。
これは技MIXのではなく、食玩のF-4EJです。 おそらく8年前に購入したのでメーカーは憶えていませんが、F-Toysの1/144のものだと思います(^_^;)
F-ToysのF-4EJも、技MIXのF-4EJと並べるとステンシルで入れられたコーション標記がなく、あっさりした感じです。
(左から第302飛行隊 技MIX 、 F-Toys 同、技MIX (旧)第305飛行隊)
F-15戦闘機の食玩も3機出てきました。
第303飛行隊のF-15J&F-15DJです。
技MIXのF-15シリーズとフォルムがそっくりなのは、設計が共通だからです。
技MIXのF-15の第一弾が発売されたのが2009年5月、それより2年前の2007年11月、TAKARATOMYより、映画ミッドナイトイーグルのタイアップ商品として、TAKARA-TOMYから食玩の「ミッドナイトイーグル」が発売されました。
当時は、自衛隊の現用装備であるUH-1ヘリコプターやF-15戦闘機、73式トラックが食玩として発売されたので人気があった商品でした。
その2年後の2009年5月に技MIXから(現在はTOMYTECからの発売ですが、当時はTAKARA-TOMYブランドでした)塗装済み組み立てキットとしてF-15戦闘機の第一弾が発売されました。
よってミッドナイトイーグルのF-15は、技MIXの前史にあたる製品です。
食玩なので、機体のほとんどの部分は組立済みで、タンナーについている脚周りや、ミサイルなどの武装を取り付けました。
7年以上も前のことなので記憶はおぼろげですが、製作記#74(番外編)ミッドナイトイーグルのトラックとF15を見て思い出しました(^_^;)
技MIXと同じ設計で、これほどの完成度を持ったF-15が、当時500円程度で買えたのが、今の技MIXの価格から見れば信じられない話です。
安い分、技MIXのようにF15の機体上に耳なし芳一の身体に書かれた念仏のようにあちこちに書かれている「のるな」というステンシルの標記などは省略されていますが。
次回は管制塔を完成させたいと思います(^_^)