2016年ハワイ 戦艦ミズーリへの旅#2(オワフ島1周ドライブ)
                                           

 2020年10月14日更新         


 ハワイの旅行記も長らく中断してしましました。
 2020年10月現在、新型コロナウィルス感染拡大によって、日本からハワイどころか、あらゆる外国に観光旅行に行くことが不可能になっています。
 ハワイも感染拡大が深刻で、観光で経済が持っているハワイ州としては未曽有危機に陥っていると思います。
 新型コロナウィルスの感染収束を祈って、ハワイ旅行記を再開させて頂きます。



 2日目はレンタカーを借りてオワフ島を1周することにしました。
 佐渡島でも伊豆大島でも沖縄本島でも島の外周を廻るのが好きなのでオワフ島1周も、いつか実行しようと思っていました。
 オアフ島にも海沿いの道はありますが、西端のカエナ岬の外周道路が繋がっておらず、完全な1周ドライブは困難になっています。
 そこでプランを立てたのは下記のルートです。夕方には同行者と別の予定があるので、6時間程度で1周できるプランを立てました。
 同行者を1人乗せてオアフ島を一周することにしました。

 

 レンタカーはクライスラーのJEEP PATRIOT 4200ccのエンジンで知り合いが同車に乗っていますが、燃費が非常に悪いとコボしていた車です。運転しやすそうな車なので借りてみました。
 レンタカーの営業所はワイキキのハイアットリージェンシー ワイキキビーチホテル内の営業所を選択しましたが、営業所の規模に比べて利用客が多く、車を借りるまで1時間近く時間がかかってしまったのは誤算でした(^_^;)

 

 ワイキキから時計回りにオワフ島を廻ることにしました。


 シュノーケリングが楽しめるハナウマ湾。今まで2度ほどここで泳ぎましたが、群れる熱帯魚と一緒に泳げる名所です。

 

 オワフ島は北西の風を強く受けるので、海岸線は波が高くなります。この場所は潮吹き岩

 

 オワフ島南東部の海岸線は、けっこう溶岩石が海岸線まで張り出していて、迫力のあるドライブルートが続きます。

 


 カネオヘ海兵隊航空基地のゲートを通り、カネオヘの街に向かいました。

 

 今回のレンタカーにはオプションで$120するカーナビゲーションは節約のため借りずに、ナビゲーションはスマートフォンのGoogleMapをダッシュボードに置いて、カーナビゲーションの代わりとしました。
 GoogleMapの位置特定も正確で、充分カーナビゲーションの代わりとなりました。
 ただ時々、GPS衛星からの電波が途絶え、現在地不明になる場所があります。ハワイでは度々GoogleMapでそういう現象が起きたので、どうしてかと思ったら軍事施設の周辺に来るとそうなるみたいです。
 この現象はカネオヘ海兵隊航空基地で始まり、陸軍のフォート・シャフターやパールハーバーの海軍基地でも、近くではスマートフォンでの現在地が不明になり、カーナビゲーションの機能が果たせなくなりました。
 これはおそらくGPSを使用したドローンなどの攻撃を防ぐために、Googleでそのように設定しているのかもしれません。
 日本国内に於いては、在日米軍の基地や自衛隊の基地、駐屯地ではこのような現象は生じないので、これはアメリカ国内での現象かもしれません。
 ともかく、軍事施設に近づくと、GoogleMapのカーナビゲーション機能停止するので難儀しました。 これが正式なカーナビゲーションだったらGPSの電波がロストしても、速度データーで補正してくれるのでしょうが、スマートフォンだといきなりロストポジションになります。


 カネオヘの街を過ぎると、ひたすら海岸線に沿った道路を北上していきます。先ほどの南東部の海岸のような断崖もなく、海の近くをドライブしていきます。

 

 オワフ島北部は映画ジュラシックパークのロケをしたところです。火山島のオワフ島らしく 、盾状火山からなるワイエナ山脈と海岸線の間をひたすら走ります。

 

 この日は風が強く強い東風が吹いていました。この強風が仇となります。

 

 ラナイの街を過ぎ、カフクの街に間もなくという地点で突然渋滞が始まりました。

 

 何だろうと思ったら、次々に救急車、消防車、パトロールカーが到着しました。

 

 渋滞の先頭に来てみると電柱が何本か倒れていました。
 これが原因で道路閉鎖になっていました。

 



 到着したパトロールカーを見ると、ホノルル市警察の車両です。この場所はホノルル市から正反対の50㎞も離れた場所なので、郡警察か州警察が来ると思っていました。確実なことは分かりませんが、調べてみるとホノルル市警察が、オワフ島の郡警察も兼ねているみたいです。

 

 電柱が強風で何本も倒れているので、道路閉鎖は長引きそうです。 警察官が車両を順番にUターンさせています。
 夕方には他の人との約束もあるので、いつまでも開通を待ってられないので、Uターンして引き返すことになりました。
 オワフ島の島野背骨部分に険しいワイエナ山脈が通っていて、山脈を越えて東西を移動する道路はかなり限られています。
 
 オワフ島を1周する予定が、1時間かけて海岸線の同じ道を40㎞(25マイル)戻ってカネオヘまで戻りH3フリーウェーにのりホノルルまで戻らなければならないところが辛いところです。   
 仕方がないので、引き返しました。


 翌日の新聞には、この電柱倒壊の記事が載っていて、停電も発生し大事になっていました。これは強風によるものなので、やむを得ません。

 オワフ島を半周して間もなく最北端のカフク岬にたどり着くところだったので残念でした。

 カフク岬には、第二次世界大戦中の真珠湾攻撃の際、オワフ島に近づく日本海軍機動部隊の第一次攻撃隊が、カフク岬 陸軍オパマ対空レーダー監視所によって攻撃編隊の機影がレーダーに捉えられた場所ですゆかりのある場所です。アメリカ側がカフク岬対空レーダー対空レーダー監視所の通報を、日本軍の攻撃とは思わず、アメリカ本土から偶然飛来するB-17爆撃機の編隊と誤認して、日本軍の奇襲は成功しました。

 それと途中、ショフールド・バラックスという陸軍のキャンプとウィラー陸軍飛行場の脇を通る予定で、そこも真珠湾攻撃のゆかりの地なので行きたかったのですが、願い叶わずでした。
 
 

 次の日は真珠湾に行き、その後、ホノルル国際空港から飛行機の体験操縦でオワフ島を1周したので、オワフ島1周ドライブで行けなかった場所も上空から見たので、良しとします(^_^;)