ハクソー・リッジと那覇基地航空祭の旅#7(前田高地から那覇基地へ
                                                    2018年 7月18日更新                                                                                              

 前田高地こと浦添城址公園を出て、那覇基地に向かいます。

 浦添大公園南エントランス管理事務所を出ると、那覇都市モノレールの延伸区間の工事現場が目に入ります。
 延伸計画は現在の終点の「首里駅」から、沖縄自動車道の西原IC近くの「てだこ浦西駅」までの約4.1㎞です。
 延伸区間の開業は2019年3月予定で、この付近に「浦添前田駅」が出来るので、浦添城址(前田高地)を訪れるのにとても便利になります。
 延伸区間は山越え区間があるので、切り通しあり、トンネルありと楽しめる区間になるようで、開業後に再訪したいと思います。
 
 

 行きはタクシーで来ましたが帰りは、沖縄のバスに乗りたいと思ったので路線バスで那覇市内に戻ります。
 最寄りのバス亭は「浦添小学校前」です。

 

 「浦添小学校前」バス亭の前の校舎は、小学校ではなく、浦添市立浦添中学校です。
 校舎のデザインも本土では見ない形ですが、掲げているスローガンが「心・技・体」「学和利行」「師弟同行」、そして「率先垂範」。
 帝国海軍のスローガンの「指揮官先頭」と「率先垂範(人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと:広辞苑)」ですが、沖縄の学校が「率先垂範(進んで働き、ねばり強く頑張る生徒)」を学校教育目標に挙げているのは嬉しくなります(^_^)
  この年は日本全国多くの中学校が、新制中学になって70周年になるので、沖縄の学校もアメリカの施政下の年数も含めて、創立年数を掲げているので本土の中学校と同じ創立年数になっています。

  

 日中のバスは1時間に2本程度。
 バス亭のベンチに座っていると、隣に座っているご婦人方がスーパーで買ってきた沖縄のてんぷらを食べ始める。誠に沖縄らしい風景です。
 バスの時刻が近づき、やってきたバスを見ると那覇バス/琉球バスの社内研修バスでした。乗務員の訓練中で、助手席用ミラーというか、客席の一番前に座っている指導教官の席用のミラーが付いているのが独特です。
 乗客は乗せませんが、律儀に客扱いの練習のため停留所でドアの開閉を行ってから出発しました。

 

 牧志経由の豊見城市にある道の駅豊崎行きのバスが来ました。
 これに乗って那覇市を横断しようと思いましたが、路線バスは時間がかかりました。
 どおりで沖縄の人は早くて安いタクシーを使うのを好む訳です。

 


 バスは時間がかかるので、一番手前の那覇都市モノレールの駅近くの停留所で降りて、古島駅からモノレールに乗ります。
 バス通りがモノレールの走る国道330号線よりも低いので、駅が見上げるほど高く感じます。ちょうど都市型レイアウトで高さのあるモノレールと新都市交通の駅を造っているので、イメージの把握に役立ちます(^_^) 

 

 人口密度が全国有数の那覇市らしい、集合住宅が密集する街中をモノレールがやってきます。

 

 運転席の後ろの展望席に座れました。コンクリート製のレールが1本だけのモノレール。この場所から見るとレールから相当はみ出したところに座っている感じがします(^_^;)

 那覇市は都市景観に気を使った建物が少ないのが玉に瑕(^_^;) やたらと中層の建物がバラバラに立っているように見えます(^_^;)

 

 2両編成のモノレールはピークタイムには完全に輸送力不足になるのが玉に瑕。
 地元の人よりも観光客や修学旅行生の姿が目に付きます。理由は路線図があり、空港と那覇市内の観光ポイントをモノレールが結んでいるからです。
 逆に地元の人はあまり、モノレールを利用しないそうです。理由はタクシーの方が早いし、割高なモノレールの運賃に比べて、複数人数の乗車だとタクシー運賃が安い場合があるそうです。

 

 航空祭の行われる那覇基地正門の最寄り駅は赤嶺駅です。

 

 これから那覇基地に入ります。