新日本海フェリーで小樽・函館への旅#8(函館駅
                                          2018年 4月18日更新                                                                                                       
  札幌駅を6時53分に出て3時間45分後の10時38分定刻に函館駅に到着しました。

 

 反対側のホームには10時48分発の札幌行きスーパー北斗9号が出発を待っています。

 

 函館駅はターミナルの駅らしく頭端式の駅になっており、乗客は先頭車の方まで歩かなければなりませんが、ホームから改札口、そして駅前広場まで段差がないので、完全バリアフリーの駅になっています。
 ホームは4面8番線まであって、函館本線と北海道新幹線 新函館北斗駅への「はこだてライナー」、そして北海道新幹線開業により第3セクターになった「道南いさりび鉄道」が発着しています。

 

 寒冷地ゆえに自動ドアを潜った通路では、北海道新幹線の開業を受けた「青森県・函館観光キャンペーン」の実施中で、複数の幼稚園の園児たちが一斉に観光客に歓迎の挨拶をするボランティア活動を実施中。迎えられる観光客も嬉しいし、街のため観光客のお出迎えをする子ども達も楽しそうです(^_^)
 そして、いるんじゃないかと思っていた不気味な函館市のゆるキャラ イカール星人もお出迎えしてくれます。
 YouTubeの動画では函館市内を破壊し、自衛隊のF-15Jを撃墜し、90式戦車も破壊する、やり過ぎなゆるキャラですが、見ていて楽しい(^_^)

 

 函館駅といえば青函連絡船時代の赤い三角屋根の駅舎が印象に残っていましたが、ドームのある吹き抜けの5代目駅舎になっています。
 2003年にJR北海道と提携関係にあるデンマーク国鉄との協働作業でデザインされた駅舎です。

 

 ドームの中に渡り廊下が通っています。 エスカレーターで2階に上がり、渡り廊下を渡ってみます。
 この渡り廊下で、お出迎えイベントが終わって控え室に向かうイカール星人とすれ違ってしまった。やはり不気味だ(^_^;)

 

 渡った先には船と鉄道の図書館いるか文庫があり、売店にはJR北海道、道南いさりび鉄道、そして青函連絡船関連のグッヅが売られています。

 

 いるか文庫の窓際は展望スペースが設けられており、函館駅構内を眺められますが、低すぎて手前のホームしか良く見えません(^_^;)

 


 駅舎の外に出てみると、函館駅の外観はメタリックな感じです。ドーム部分は円筒形(というより卵形の断面)のものが帽子のように載っています。

 

 駅前に大きな赤いオブジェが置かれており、こういった俯いたオブジェは親しみを感じます(^_^;)
 
 このオブジェは5代目駅舎開業後、公募で選ばれた工業デザイナー 林昌平氏のデザインによる赤いオブジェです。
 この作品名は「OYAKO} 説明文によれば、「親がお腹の下に我が子を隠して守る姿を形にしている。最も基本で原始的なふれあいである親子,そして親の防御本能を題材に選んだ」とあり「ふれあい」をテーマとしたもので、けっしてがっかりして俯いているオブジェではありませんでした(^_^;)
 
 

 5代目駅舎は4代目駅舎の後ろに建てたので、先代の駅と比べて駅前広場は広くすることが出来ました。
 ただ広くなった分、駅舎からバス乗り場への距離が延びて、バス駅前案内所まで110m。市電の函館駅前電停まで210mと少し遠くなっています。

 

 そんな長い距離を歩かされても心を和ませるように、花壇はかなり力を入れて整備されています。たいへん素晴らしい力の入れようです(^_^)
 ただ、冬の間はどうやって歩行者の気を和ますことが出来るでしょうか(^_^;)

 

 函館での移動手段はレンタカーではなく、充実している市電、バスの公共交通を使うことにして、駅前のバス駅前案内所か駅舎の中の函館市観光案内所で購入出来る市電・函館バス共通1日乗車券(税込1,000円)を購入しました。

 これを使用して市電・バスで函館市内を回ります(^_^)