平成28年自衛隊記念日観閲式#3(観閲行進準備)
                                           

 2016年11月14日更新   

 式典が終了すると観閲行進に移ります。徒歩部隊は行進をしながら会場の外へ出てから行進の隊形に並び直します。
 車両部隊も車両に乗り込んで会場の外に出ます。

 戦車の前に整列していた隊員も命令と共に一斉に乗り込みます。

 

 特科の隊員も乗り込みます。車高の高い87式自走高射機関砲に乗るのは大変そうです。たまたまか4人の乗員の昇る姿の分解写真みたいになりました。

 

 乗車終了後、無線による指示で一斉にエンジンを始動させます。
 87式自走高射機関砲は戦車と違って、車体の側面から盛大に排気ガスを排出します。

 

 車両の出口付近に立つと、40t近くある87式自走高射機関砲がスピードを上げて向かってくるような光景が見られます。地響きもものすごい迫力です。

 

 その代わりキャタピラが巻き上げる砂煙や排気ガスを全身に浴びることになります(^_^;) 特にコンタクトレンズを使っていると、ゴーグル代わりのサングラスをしていないと大変なことになります(T_T)

 

 でも、出口付近では車両が一列に一台ずつ走って行くので、観閲行進よりも車両を間近に見ることが出来ます。

 

 03式中距離地対空誘導弾のような大きな車体の車両も脇を走り抜けていきます。

 

 やはり、見た目も震動も一番の迫力があるのが99式自走155mmりゅう弾砲。車体より前に突きだした砲身と、戦車並の40tを超える重量は存在感が際立っています。

 

 見とれているうちに戦車部隊は一番南側の出口から会場を後にしていました。霞の中に消えていきます。

 

 煙っているのは当然で、戦車の排気口から煙幕かと思うほどの黒い排気ガスが出されています。
 何時間もエンジンを停止していて、エンジン始動後、即座に移動すると大量の黒煙を出すようです。
 このガスを浴びながらも平然と前進する隊員さんはスゴイ。

 

 戦車隊は煙の彼方の林の中に消えていきました。

 


 一度退場した車両部隊は観閲行進の隊形に2列に並んで待機します。訓練の賜物か密集して整列しています。

 

 99式自走155㎜りゅう弾砲の後ろに、10式戦車、90式戦車が並びます。戦車部隊は待機場所の道路の関係で1列で待機します。

 

 35両もの戦車が発進すべく待機している光景は、映画「バルジ大作戦」を思い起こします(^_^)

 

 この後、徒歩部隊の観閲行進がしばらく続くので、観閲飛行が始まるまで車両部隊の待機は続きます。