第55回静岡ホビーショー2016で見かけたレイアウト#2(GM&KATO他)
                                         2016年 5月21日更新                                                                                 


 GREEN MAX


 さすが40年前くらい前からNゲージのストラクチャーキットを出し続けているGREEN MAXは、自慢の連結レイアウトを持ち込んでいます。
 6分割式の3m×90㎝のレイアウトで、定尺ベニヤ板2枚分の大きさです。

 

 駅前のビル群は、他社製のストラクチャーを薄く切り取り、ローレーリーフにして立体感を出し、奥行きがないのをカバーしています。

 

 

 カーブ部分の電車区や住宅地も、そつなくGREEN MAXの製品で構成しています。

 

 裏側には工場地帯や海岸線の情景が広がっています。ただホビーショーの会場では鎖が張ってあって裏側には行けませんでした。

 

 レイアウトの解説と自社ストラクチャーの宣伝用のペーパーが配られていました。

 


 分割式レイアウトの土台は、しっかりとした金具で接合されています。

 

 新しい完成品のストラクチャー「ライオンズマンション」は、試作品の展示はなくパネルのみの展示でした。これも海外生産なので「東横イン」のときと同様に、販売まで時間がかかるかもしれません。

 

 最近、JR&私鉄の完成品車輌の販売に勢いのあるGREEN MAXだけに、完成品車輌の販売ポスターは賑やかです。
 そのなかで、新動力のフライホイール付の「コアレスモーター動力ユニット」(国産)は、今まで走りはイマイチと言われてきたGREEN MAXの汚名返上になる期待の星です。

 

 私もいくつか買って、走りがイマイチだった製品のリニューアルを計りたいと思います(^_^)

 

 生産委託先がトラブって発売が大巾に遅れている「マルチプルタイタンパー09-16」もジオラマの上で展示。

 

 昔から電車区関係のストラクチャーが充実しているメーカーなので、東武電車をずらりと並べたジオラマも、GREEN MAXらしくて見事です。

 


KATO

 Nゲージ業界の雄で鉄道模型コンテストやJAMでは展示に力を入れる会社ですが、静岡ホビーショーでは協賛出展社という低い立場で甘んじており、展示ブースの面積も人員配置もそれなりの展示内容です。すべてのイベントに潤沢な予算を投入できるものではないので・・・ 

 KATOのレイアウト用品の展示で一押しは「京都鉄道博物館 OPEN おめでとう!ターンテーブルで遊ぼうキャンペーン」実施中なので、電動ターンテーブルと、連結して広げられる扇形の機関庫です。これは新製品ではなく2014年に発売されたもので、新製品は4月に発売された「アッシュピット線路186㎜」と「電動ターンテーブル延長コード(150cm)」くらいです。

 


 MICRO ACE 
  
 いつもになく活気のなかったMICRO ACEは、毎年同じレイアウトで、今年はHOのレイアウトもなくNゲージのみでした。
 勢いよく列車を走行させていて、鉄道には関心がない女性客からも、「この電車、スピードが速すぎない?」と疑問を呈されるほど(^_^;)

 



 MODEMO(HASEGAWA)


 今年の鉄道模型の展示は控えめで、展示しているレイアウトの数も少なく、KATOユニトラムのシステムを使かい手堅く、そつが無いレイアウトを2台展示していました。

 

 

 ハセガワらしいなと思ったのは、TOMIXのマンションの屋上に、ラジコン1/700の飛行機を載せていました。

 
 


 クラウン
 
 エアガンとZゲージの2つを展示している会社です。1,800㎜×900㎜のレイアウトを2台横に並べて、展示してありました。
 Nゲージよりも小さいスケールなのに、Nに劣らぬ走行性をアピールしていました。

 

 同じサイズのTOMYTECのNゲージのレイアウトと比べると、Zゲージのレイアウトは面積にかなり余裕があるように感じられます。
 発売されている車両の種類やストラクチャーの種類は、Nゲージより断然少ないですが、スペースがないが雄大な景色のレイアウトを造りたいときには、スケールの小さいZゲージのレイアウトは有利です。

 

 


 ZゲージのストラクチャーはNゲージのものよりも、精密に造っているんじゃないかと思えるレベルの出来です(^_^) ただスケールが小さい分、値段はNゲージより高めになっていますが。