第55回静岡ホビーショー2016で見かけたレイアウト#1(TOMYTEC)
                                      2016年 5月18日更新                                                                                 

 
 今年も5月14日と15日に行われた静岡ホビーショーに行ってきました。昨年は仕事の関係で行けなかったので2年ぶりのホビーショーです。


 今回もレイアウト製作で使えるようなものがないかと新製品の展示と、各社の展示しているレイアウトを見てきました。
 
 鉄道模型のメーカーは北館の入口を入ったところの島にブースを構え、KATO、TOMYTEC、GREEN MAX、MICRO ACEと固まっています。
 
 

 TOMYTEC(とTAKARATOMY)は島の半分以上の面積を占め、力を入れた展示を行っていました。

 

 TOMYTEC(& TAKARATOMY)

 鉄道模型メーカーでは一番の面積で展示品も多く、記念品の販売(嵯峨野観光鉄道DE10形1104号機他)もあり、大勢で賑わっていました。

 TOMYTECの入口近くで一番目立つレイアウトは、いつもの自社のストラクチャーを豊富に使った(建物コレクションは使用しない)いつものレイアウトです。

 

 北海道新幹線も九州新幹線も静岡鉄道も一緒に走る、楽しみを重視したレイアウトです。

 


 レイアウトではなくてジオラマですが、東海道線の草薙駅付近の情景は、鉄道コレクションの静岡鉄道のプロモーションのために良く造ってありました。

 


 新製品ですが、懐かしい感じがしたのがパノラママット(タウン)です。
 完成したレイアウトを上から撮影してプリントしたマットで、レールを置くだけでレイアウトの雰囲気が味わえるものです。
 写真のように、ストラクチャーの写真の上に本物のストラクチャーをおいて、道路とバラストをパノラママットで雰囲気を味わうことができます。

 旧作のパノラママットはもう数十年前に発売された郊外仕様で、線路配置はほぼ同じですが、橋上駅のある駅前には総合ビルがあるのに、近くには機関庫もあり、茅葺きの農家や田んぼや池がある田舎の風景のあるという、何でもありの箱庭的なパノラママットでした。バラストの色は当時の茶色の道床に合わせて茶色でした。

 

 自分は、現在の都市型レイアウト 戸崎駅周辺を造る前に旧作のパノラママットにレールを敷き、写真の通りにバラストを蒔き、緑の部分にはターフを蒔いて、手軽に情景付のレイアウトを造ろうとしていました。簡単に情景が造れて複線で列車を運転出来たので、鉄道模型のレイアウトの運転を楽しむことが出来ました。
 しかし、定尺ベニヤ1枚の畳一畳分の大きさのレイアウトでは、4両編成の列車を運転させるのがやっとで、それにすぐに一周して駅に戻ってくるのに飽きてきたので取り壊して、現在のレイアウト製作に移行しました。現在のレイアウトは、エンドレスをひとひねりしてロングラン運転出来るようにしました。

 このリニューアルされたパノラママットを見ると、レイアウト戸崎駅周辺の前史を思い出します(^_^)


 続いては、車輌はHOサイズの1/80、線路はNゲージの9mmナローのミニレイアウトです。

 

 これは鉄道コレクション10周年企画第3弾、1/80スケール9.0mmゲージ 富井電鉄「猫屋線」のプロモーション用ミニレイアウトです。

 

 二両編成の軽便鉄道の車輌が、コトコト走るなかなか楽しいミニレイアウトです。

 


 線路関係では、築堤が新登場。ブロックのように組み合わせて使用することにより単線から複々線以上に発展させることが出来るそうです。
 試作品を見るとコンクリート製の築堤なのに、見た目は光沢のあるプラスチックにしか見えないので、金型でザラッとしたプラスチック成形してくれるか、自分で塗装した方がいいかも。

 

 ワイドトラムレールも、今風の緑化軌道と石畳のものを出すようです(^_^)
 
 

 面白かったのは、実際に点灯する信号機で、下の緑矢印までくっきり見える試作品でした。
 信号が次々に変わるのを見ていると楽しいです。
 しかし、人も車も動かない町で、動くとしたらバスだけ。そのバスも信号にまったく連動しないで動いていたら妙なもんだなと、いらぬ妄想をしてしまいました(^_^;) 

 

 建物コレクション 都市型レストランA ファミリーレストラン  
 私はあまり建物コレクションの出来が好きでなくて、ほとんど買わなかったのですが、展示されている試作品を見て、その出来の良さに驚きました(^_^) 

 建物にほとんど歪みがなく、ガラスも透明で、KATOのジオタウン並みに電気のキュービクルや貯水槽が裏に設けられています。
 試作品だから、製品化されると従来のような仕様になるのかもしれませんが、3,000円(税抜)という従来の建物コレクションの中では高い値段になっているので、これは期待してもいいもでしょうか(^_^) 内部のテーブルやイスも再現されていて、別売の人形「座る人々(仮)」の発売も予定されていますから。  

 

 建物コレクション 都市型レストランB 和食レストラン

 KATOのジオタウンのファミリーレストランとよく似た造りですが、貼ってあるシールだけが厚ぼったくって、何年かすると自然に剥がれそうなのが不安に感じます。まあ、これも試作品なので、製品版では改良されるのを期待します(^_^)

 

 ジオラマコレクションは、展開している商品の数が多いので、ジオラマコレクションのみでも手軽な情景が造れるということで、パンフレットにも載っている作品の展示がありました。

 

 
 
 海外の鉄道模型店でもジオラマコレクションは扱っているので、そのうち海外のレイアウト作品にも、ジオラマコレクションが多く登場するかもしれません。

 
 
 サ・人間シリーズのリニューアルの告知がありました。
 リニューアル内容が載っていなかったので、聞いてみると、色替えと、生産国(中国)における生産コスト上昇に伴う価格改定のようです(^_^;)
 例えば580円が(税抜)が780円という具合に・・・

 

 TOMYTECではなくて、親会社の㈱TAKARATOMYの製品ですが、リニアモーターカーの玩具 リニアライナーとNゲージのレイアウトが合体したものが展示してありました。
 
 富山社長(当時・現会長)肝いりのプロジェクトで、磁石の力で浮上、走行するリニアライナーは走るのが速すぎて、写真で捉えることが出来ません(^_^;)
 スケールスピードで時速500㎞だそうで、危険なくらい早いです(^_^)

 


 さて、自分が製作している1/144航空自衛隊基地ジオラマの主力製品となっている技MIXの航空機シリーズの展示です。

 

 今回の展示は自衛隊基地ジオラマを造っている人間にとっては不作で、技MIXの航空機シリーズはゲームの「ACE COMBAT」やアニメ「のマクロス」、ライトノベルの「ガーリーエアフォース」などのコラボ製品のものがほとんどで、技MIXの航空機シリーズは違う世界に行ってしまったようです(^_^;)
 まあ、昨年度は航空機装備品シリーズを出してくれたので、大いに感謝しております。

 

 今のところ、楽しみなのはロシア空軍の「Su-27M フランカー」です(^_^)

 

 今回は、TOMYTECだけで、いっぱいになってしまったので、他のメーカーは次の回で(^_^)