制作記#454                      更新日2022年 3月27日更新            

2022年 3月26日(土) 戸崎まちなか図書館の建築#7(屋上築山#1)

 図書館の建物の上に、緑の築山を造ります。

 築山の参考にするのは太田市美術館・図書館の屋上階の庭園を参考にします
 ここの屋上階の庭園は登っても何もないところですが、ここのコンセプトも参考にします

 太田市図書館・美術館の屋上庭園のコンセプトは、「屋上が緑化されているのは、心地よい木漏れ日や草原の中でリラックスすることができ、高いところに登れば周囲の街や金山(太田駅北側にある山)を望むことができます。」となっています

 



 まず、2階部分の出入口を設けます
 2階の建物はTOMIXのホーム(都市型)グレードアップパーツセットのコンビニエンスストアを使用します
 図書館の建物に準じて黒く塗装するために、ブラックサーフェーサーを吹き、窓枠はシルバーで塗装

 

 建物内部は床を貼り(木目調のペーパー)、自動販売機を2台設置しました

 

 築山は紙粘土などを使用すれば簡単に造れますが、以前、紙粘土を使用し硬化のために乾燥させると、収縮が大きく隙間が開いてしまったので懲りた経験があるので、紙粘土は使用しないことにしました(^_^;)

 築山の下積みとして、KATO=WoodlandScenicsのフォーリッジクラスタをちぎって、ヤマト糊で築山の形に積み上げていきます

 

 このレイアウトではあまりフォーリッジは使用していなかったので、ここに働き場を設けました・・・

 

 フォーリッジで大まかな形が出来たら、モーリンのグラスをヤマト糊と水を加えてペースト状にして、フォーリッジの山の上に塗りつけていきます
 モーリンのグラスパウダーは木材の、おが屑を着色したもので、ペースト状にして草とする方法だと、あまり草に見えないので、なかなかレイアウト製作では使用する機会がなかったので、こちらも働き場をここで与えます

 

 ヘラでペースト状になったものを、どんどん盛っていきます
 この緑色のペーストを見てみると、前日にインド・ネパール料理店で食べたザグ・カレー(ほうれん草のカレー)に見えるので美味しく感じてしまします(^_^;)

 

 コテを使って築山の形に盛り上げていきます

 

 築山に登る通路を作成します
 使用するのはマッチ軸
 昭和の時代ならばマッチは飲食店に行くと、レジの周りにご自由にお取り下さいと並んでいたので、いくらでも調達出来ました
 しかし、平成の世になると、禁煙の波が起きて、飲食店でも喫煙席よりも徐々に禁煙席の方が多くなり、遂に2020年の4月から飲食店は屋内では原則禁煙となる健康増進法改正があり、飲食店の広告マッチはほぼ置かれてるのが見ることが出来なくなりました
 タバコもライターで点火したり、火を使わない電子タバコが主流になり、家庭用のマッチも姿を消しました 小学生に毎年、学校の校庭で飯ごう炊さんの為に焚き木に火を付けるのにマッチを使ってもらっています 今の小学生はマッチを使った経験がなく(缶切りも同じですが)、マッチを擦らすと火を付けることが出来ず、点火しても火を着火用の新聞紙に付けることも出来ないほど、マッチ棒を見ることはなくなりました
 2020年の12月にクリスマスフェスタが静岡市のツインメッセで開催されました 毎年同じ会場で開かれる静岡ホビーショーのミニ版のような展示即売会で、北館がプラモデルメーカーで、南館が手づくりクラフト関連メーカの出展で、ドールハウスなど主として女性向けのホビー用品が並んでいて、今までのホビーショーでは見られなかった商材が多く展示販売されていて新鮮な体験をしました

 そこでいろいろレイアウトに使えそうなものを購入しましたが、木製キットメーカーのWoodyJOEで木製キットのジャンクパーツの販売があり、マッチ軸の袋詰めが300円で売られていたので、その他のジャンクパーツと共に購入しました

 

 マッチ軸を10㎜の長さにレーザーソーでカットして築山に登る階段を造りました
 緑色のペーストの中に埋め込んでいきます

 

 階段はここまでにして、あとは緩やかな斜面を登っていく感じにします

 

 モーリンのグラスパウダーで造った築山の形を整えていきます

 ペースト状のものを乾燥前に指で押すと、ヤマト糊で粘ついてしまうので、KATO=WoodlandScenicsのターフ緑ミックスをペースト状の山にふり掛けます
 すると糊の成分でターフは築山に固定され、粘り気もなくなり指で押して築山の形を整えることが出来ます

 ふり掛けたターフが、お彼岸の抹茶きな粉をまぶしたおはぎのように見えて、これまた美味しそうに感じます・・・

  

 築山の形が整ったら、築山に手摺りを取り付けます
 ペースト状の山はまだぜんぜん硬化していないので、手摺りを取り付け易いように形を整えていきます

 

 まだ手摺りは完全に付け終わっていませんが、今週はここまでです

 

 図書館本体と合体させてみました
 築山の高さは後を走る鉄橋の線路の高さと同じなので、築山に登れば鉄橋を走る列車を良く眺めることが出来ます
 でも鉄橋を走るすぐ脇の場所は図書館の立地としては相応しくないのではないかと思うところもありますが・・・・
 防音に配慮された防音ガラスや防音サッシなどが施行された建物としたいと思います(^_^;)

 



 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~400  400~450  451~500