制作記#422
                      更新日2020年10月6日更新            

2020年10月 6日(土) しばらくレイアウト製作から遠ざかったときのリハビリは、お座敷運転で#2


 ほんの気まぐれで模型店でKATOユニトラックの複線カント付きレールセットを購入し、床に敷きフロアー運転を楽しんで来ました。
 最初は単なる複線エンドレスでしたが、列車を駅に停めることを楽しむためにプラットホームを設け、そのうちに2面4線のプラットホームにするために、ポイントを追加したり、車両基地も設けたくなり、さらにポイントを追加するなど、運転を楽しんでいくと次第にレイアウトのボリュームが拡大していく羽目になってきました(^_^;)

 前回の製作記でフロアー運転(お座敷運転)を楽しみましたが、模型の列車が走るのを上から眺めるヘリコプター目線で見るのに耐えられなくて、レイアウトのベースを用意して、その上に線路を引こうと思いました。

 

 線路を敷く土台となるベーズボードに何をしようかと考えまして、前提条件としてこのレイアウトを撤収する際には容易に廃棄が出来ることと、メインのレイアウトではないので極力低コストでやろうと考えました。

 ホームセンターに行きレイアウトボードになりそうな物をいろいろと物色しました。
 ベニヤ板を見ましたが、板でフレームを付けないでレイアウトボードにしようとすると12㎜厚くらいの厚さが必要になります。すると重量もあり、値段も高くなり、廃棄するときにもたいへんそうです。

 次に見たのが石膏ボード9㎜厚 298円(税込)で、価格も安く、建材に使用する物なので頑丈さも抜群です。廃棄する際には割って細かくして不燃ゴミとして処分できそうです。
 ただ欠点として、重量がある。石膏を固めた物なので常に細かい石膏の粉が出てきて、床が汚れるという欠点がありました(>_<)

 最終的に選択したのがスタイロフォーム 1,198円(税込)で価格は高くなりましたが、軽量で処分するときも細かくして可燃ゴミで処理できます(市町村によってゴミの処理方法は異なりますが)。
 30㎜もあれば平滑性もあり線路を敷き、車両を運転しても問題がありません。

 

 スタイロフォームを載せる台として、カラーボックスや折り畳み式テーブルなども検討しましたが、いずれも価格が高くなるので事務で書類の保管箱として使用する「文書保管箱 A4/B4用」が価格も安く、組立も5秒で出来る簡便さ、処分する際も資源ゴミとして処分できるのでこちらを使用することにしました。
 欠点としては重量がないので、ちょっとした動きで動いてしまうことです。(中に本などを入れれば解決しますが)


 フロアーに敷いたレールを全部載せるのに1,820㎜×910㎜ 厚さ30㎜のスタイロフォームが4枚使用して、3,640㎜×910㎜の広さのレイアウトベースを完成させました。
 (この後、プラットホームの延長やエンドレスの拡張のためさらにスタイロフォームを追加して拡張しました)

 


 レイアウトベースにしたのがダンボール箱の書類入れ、プラス ワンタッチストッカー D型 A4・B4用をAmazonで10箱3,881円で購入し、最初は1箱分の高さでと思いましたが、椅子に座って列車の走行を見るのがベストと思い2箱重ねた高さにするために10箱を追加。
 その後、レイアウトベースの拡張に伴いさらに10箱追加して合計30箱になりました。
 ダンボール箱としては値段が高いのですが、頑丈で形が変わらず、組立も5秒で簡単にフタも閉じられた箱になります。

 

 30㎜厚のスタイロフォームならばほぼ水平に保たれているので、Nゲージの線路を敷いても走行性は問題ありません。

 

 ユニトラック自体が多少デコボコしていたり隙間が開いていても、何とかなるレールシステムになっています。

 下の写真で見るように、右側のカーブでレールが少しハミ出ています。
 日本型車両は走行に支障はなかったのですが、アメリカ型の重量のある機関車を走らせると、カント付きレールにもかかわらず機関車が外側に転がり落ちる事故が発生したので、この後スタイロフォームを追加しました(^_^;)

 

 プラットホームを設けましたが複線拡幅線路を使用したすれ違い式のプラットホームでした。

 

 これだと2本の列車がすれ違うだけなので、電動ポイントを4本導入して、2面4線のプラットホームにしました。

 

 プラットフォームもKATOのものですが、予算節減の為に手持ち物のと新たに追加で購入した物と混在しています。
 KATOのプラットホームも二度三度と仕様を変更していて、三種類の島式ホームが混在しています。 数十年前に発売されたプラットフォームと現在発売されたプラットホームが規格が変わらずに接続出来るのはありがたいです。

 

 

 


 かれこれ3ヶ月近く、この簡易レイアウトで楽しんでいくうちに、レイアウトも拡張して来ました。
 外国型の25m級の車両が8両停車可能のプラットホームに延長し、それに伴いエンドレスの複線プレートの直線線路も追加しました。
 レイアウトも部屋の縦幅ギリギリの大きさまで拡大してしましました。

 


 長編成の車両を運転すると、まれに車両が脱線します。
 レイアウトのコース上にポイントとS字カーブが2ヶ所もあるのが脱線の大きな要因になっています。

 

 かなりの確率で脱線するのが、KATOのアメリカ型列車 ブロードウェイリミテッドを牽引するペンシルバニア鉄道の大型電気機関車です。
 KATOの機関車がKATOのレールシステム、ユニトラックの6番ポイントで脱線してしまうのは納得がいかないので、車両側、線路側の両方で原因を究明中です(^_^;)

 

 車両がレイアウト上で手の届かない場所で脱線した場合には、脱線した車両を取り除くのにマジックハンドを使用しています。マジックハンドはホームセンターや100円SHOPで(110円よりも高かったが)売られています。

 

 これは架線柱やストラクチャーのあるレイアウトではこの荒技はなかなか使えません。都市型レイアウト 戸崎駅周辺ではレイアウトの周辺部から手が届く場所のみに線路を敷いています。


 エンドレスでプラットフォームが2面4線で4列車を運転していると、さらにいろいろな列車を運転したいという欲求が高くなってきます(^_^;)
 レイアウト上の車両を置き換えるのも、長編成の列車だとなかなかたいへんです。

 その手間を惜しむために、ポイントを増設して電留線を設けることにしました。

 

 電動ポイントを3本追加して内側のエンドレスに3線の電留線を設けました。これで7本の列車をレイアウト上に置くことが出来ます。

 


 一度やってみたかった、KATOアメリカ型ディーゼル機関車重連10両
 KATOの機関車なので、10両連結しても滑らかに走ります。     ただ10両もモーター付きの車両が同時に走ると消費電力も多く、運転に使用しているKATOパワーパックスタンダードは1.2Aしかないので、10両走ることは走りますがカーブに差しかかり抵抗が大きくなると、パワーパックのブレーカーが作動して電源断になります。さすがに機関車10両は厳しい用で・・・・

 


 このレイアウトも3ヶ月運転してみて、プラットホームを見ると、未塗装のプラットホームを塗装したくなったり、人形を配置したくなったり、駅舎も置きたくなったり、その他に複線線路プレートに架線柱を立てたくなって来ます。

 一番、なんとかしたいと思うのは、ポイントの直後にカーブレールを入れないようにすることです。レイアウトベースを拡張するにはスタイロフォームを増やさないといけないので、スタイロフォームを購入後、ポイントの直後にリレーラー付きレールを追加して、脱線事故が皆無になるようレールコンディションを整えようと思います。

 

 そんなことをしていると、ますますこのユニトラックのレイアウト制作に力を入れてしまう恐れがあります。あくまでもこのユニトラックレイアウトはサブのレイアウトで、メインのレイアウト制作は都市型レイアウト 戸崎駅周辺なので、次回からは都市型レイアウトの制作に戻りたいと思います(^_^)   

    


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~400  400~450