2017年12月 2日(土)モノレールとざき中央駅の建築#9(自動改札機#1)
2つの改札口のある、モノレール・新都市交通の、とざき中央駅の1,2階の改札階に着手します。
TOMIXの<旧>高架駅A(改札口)と<新>高架駅B(店舗)を使用します。
TOMIXの駅舎をレイアウトで使用するのは初めてです。どうしてもKATOの駅舎の方がリアルなので、KATOの駅舎ばかり使っています。
また、FALLERの近代的な駅舎も好きで(近代的といっても50年以上も前に立てられた駅舎をモデルにしていますが)、改造して駅舎以外の建物にしています。
TOMIXの駅舎はシステマチックで小さくまとまっているので、レイアウト上で使いやすいのですが、どうしてもリアルさに欠けるところがあります。
その点、KATOの駅舎は実物の駅舎を良く観察していて、組み立てていると、なるほどと頷ける箇所が何カ所もあります。 欠点は、リアルサイズに近づくことを目指しているのか、レイアウト上の専有面積が大きくなってしまうことです。
これをいつものように分解して塗装します。
分解は簡単でネジを6本外せばバラバラになります。
パーツ組は極めてシンプルで3つの大きなパーツに分かれます。
<旧>改札口は建物がダークイエローで、改札口がバスタブみたいな懐かしの有人改札のラッチがあります。懐かしいといっても地方に行けば、まだまだ有人改札口がある駅はたくさんあるので、<旧>改札口の活躍の余地はあるのですが、かなり前に<旧>改札口は販売休止になり、自動改札に変更になった<新>改札口がリニューアル発売されました。
<旧>と<新>の違いは唯一、有人改札口か無人改札口かの違いだけです。あとは柱も切符売場も階段も、全くの同一です。<旧>の金型を一部改造して<新>にしたようです。他のパーツも裏側に<旧>のパーツの裏側に「1」という数字が刻印されていますが、<新>の方は同じ箇所に「2」と刻印されています。
手持ちの1995年のとTOMIXカタログには、まだ旧製品の方が載っていたので、さらに調べてみると2002年くらいに<新>の自動改札機になった(改札口)が発売されたらしいです。
都心の駅、特にモノレールと新都市交通の駅で、今どき有人改札口というのは、あり得ないので自動改札口に変更します。
有人改札口のラッチを除去します。大型の工業用プラスチック用ニッパーで切り落とします。
切り口をカッターとヤスリで平らにして、二つ開いた穴をパテで埋めて、固まったらヤスリできれいにします。
TOMIXの高架駅はロングセラー商品です。駅舎というベーシックアイテムだけに、リニューアルしながら在庫を切らすことなく40年近く生産された商品です。何度も再生産されたのにもかかわらず、パーツの形状はきれいです。何度も金型のメンテナンスをしているので駅舎床のパーツは鏡面仕上げのようにツルツルに打ち出されています。
かなりプラスチックパーツがテカテカに反射してしまうのでコンクリート感を出すために、サーフェーサーを吹きます。
最初にブラックサーフェーサーを吹いて下地とし、その後、ホワイトサーフェーサーを吹きました。
床を壁面と違う色にしたいので、タミヤエナメルのデッキタンを筆塗りしました。
次に自動改札機を設置しますが、自動改札機は、Kobaruからインジェクションキットで発売されているものを使います。
このようなランナー1枚が入っています。1セット400円(税抜)です。
1セットに4枚分自動改札機が入っていますが、2枚で1組になるので改札口として使えるのは2列のみ。さすがに2列しかないと大混雑必至なので、もう1セット追加購入しました。
パーツが細かいのでランナーに付いたまま塗装し、接着後にランナーから切り離した跡に塗料の塗り残しが生じるので、そこだけ色差しをします。
実際の自動改札機の色は、各社、各駅によって千差万別。実際の駅の自動改札機を参考に、オリジナルの塗装を行いました。
本体はアルミシルバーで塗り、側板はロイヤルブルー。扉は戸崎市のシンボルカラーのオレンジで塗りました。
扉を開いた状態と、閉じた状態を選択出来るので実際の自動改札機を参考に、扉を取り付けます。開いた状態が大部分になりますが。
いくらモノレールや新都市交通の駅であっても、改札口も4列だけでは降車客はまとめて来るので、やはり混雑は必至。さらに2列分追加することにして、もう一セット、Kobaruの自動改札機を発注したので、入手したら増設することにします(^_^) けっこう自動改札機だけで、物入りです(^^;)
製作記#1~100 101~150 151~200 201~250 251~300 301~350 351~400