制作記#400
               更新日2017年 8月 2日更新            

2017年 7月29日(土)モノレールとざき中央駅の建築#2(新都市交通との複合駅に)


 フジミの1/150モノレールの高架橋の高さは55mm。KATO&TOMIXの高架橋の規格と同じです。
 55㎜という高さをビルの高さに当てはめると、3階くらいの高さ。

 

 前回、多摩都市モノレールに乗車し、駅や軌道を見てきました。感想としてはずいぶん高いところを走っているなということでした。
 高架軌道の高さとしてはビルやマンションの階数を比較してみると、5階や6階くらいの高さの場所を軌道は通っています。

 
 

 沖縄都市モノレールも高いところを走っています。

 

 だから那覇市内の中層建物がひしめくエリアも、モノレールは建物一つ分、頭を出して走っている感じです。

 

 反対に走るところが低すぎるんじゃないかと感じるのが、大船と湘南江ノ島を走る湘南モノレール。
 跨座式モノレールと違い、軌道からぶら下がる懸垂式モノレールなので、道路とモノレールの底面の間には間には何もなく、通りの上を3両編成のモノレールが頭上を走り抜けていく感じです。
 軌道の高さが低いのも、建設当時の時代的な背景があって、1971年に全線開通した湘南モノレールは、当時、京浜急行が運営していた有料自動車専用道路(私道)の真上を通り、現在のように沿線は住宅などが密集していなかったので、さほど高い位置に軌道を設置しなくてもよかったようです。 

 

 同じ懸垂式でも、1991年開業の千葉都市モノレール。モノレール千葉駅周辺は、JR線や京成線の高架線を超えなければならず、30mの高さがあります。
 懸垂式のため、床下には台車も軌道もないので宙に浮かんだ感覚がし、走る高さに遊園地のアトラクションみたいな恐怖を感じます(^_^;)

 

 結論としては、今時のモノレールとしては、フジミの規格である高架線の高さが55㎜というのは低すぎる感じがするので、キット付属の橋脚は使用しないで、もう少し高いところにモノレールの軌道と駅を設置することに決めました。


 モノレールの軌道と駅を高くするにはどうするか・・・・
 最初はTOMIXの高架駅舎の2階部分をもう1段重ねようかと思っていましたが、レイアウトを眺めているうちに、隣に設置する予定の新都市交通の乗り場を、モノレール駅の下に設ければいいのではないかと思いました。
 そうすれば、節約した新都市交通の駅のスペース分、トランジットモールの情景を造ることが出来ます(^_^)

 



 新都市交通の乗降場はTOMIXの高架駅舎の上に載せます。
 乗降場の側壁はKATO高架駅の側壁を使用します。
 
 最初は、TOMIXのレール側壁(4枚セット)1,500円(税抜)を買おうと馴染みの模型店に行くと、「そんなモノ買う必要はない。うちの常連客が使わないから誰かにあげてと、置いていったKATO高架駅の側壁があるから。それを必要なだけあげるよ。」と言い、買わしてくれないのでKATOの側壁を使うことになりました・・・

 

 新都市交通乗降場はKATO高架駅の側壁4枚使用します。
 床板は3㎜厚のスチレンボードを496㎜×134㎜にカットしました。3㎜厚のスチレンボードはKATO高架駅の側壁の窪みにピッタリと合います。

 4枚の側壁を接着しましたが、強度を増すために接合部分にEverGreenのプラ角棒を裏側に接着して補強。

 

  モノレール乗り場の床板も、3㎜厚のスチレンボードを上に填め込みます。その落下防止のために側壁の内側に3㎜下げたところに、EverGreenのプラ角棒でガイドパーツを接着しました。

 

 試しに、新都市交通の高架橋と車両を乗せてみました。
 車高も低く、パンタグラフもないので、高さは充分です。

 

 モノレール乗り場の床板を載せてみても、充分高さは確保されています。

 

 プラットホームとモノレール車両、軌道も載せてみます。
 モノレールの軌道の高さは55㎜+55㎜で110㎜になります。

 

 モノレールの軌道は、新都市交通の軌道の真上を走るようになります。

 

 これでモノレールの軌道の高さも110㎜になり、建物だと6階から7階くらいの高さになります。
 モノレールの高架橋は自作しなければなりませんが、プラ棒角棒を組み合わせれば何とかなるかと思います(^_^)

 

 モノレール・新都市交通の複合駅、組立を上段からやるか下段の改札階からやろうか、いろいろと楽しみがふくらみます(^_^)
 


 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350  351~400