2017年 7月22日(土) モノレールとざき中央駅の建築#1(多摩モノレールの駅を見に行く)
前回測定した、フジミ1/150東京モノレール用車両限界を利用してモノレールの駅を製作します(^_^)
まずはKATO 近郊形対向式ホームとモノレールの複線軌道を並べる496mm×134mmのベースを3㎜厚のスチレンボードで作成して、モノレールの駅の制作を始めたいと思います。
一度、496mm×134mのスチレンボードでベースを造りましたが、駅舎となるTOMIXの高架駅の横幅が140㎜だったので6㎜ほど足りないないことが判明(>_<)
再度横幅を140㎜に変更して、496mm×140mボードを作成しました。
こちらをベースにすることに決定。
KATOの対向式近郊形ホームを置いて、モノレールの車両を入線させてみる。
このような形でモノレールの駅を作ってみようかと思っています。
モノレールの駅は立地的に、ハイラインと新都市交通の高架線に挟まれたクローズドな場所になっているので、あまり造り込む余地はないかもしれません・・・・
製作するモノレール駅のデザインの参考とする実物の駅を見に行きたくなりました。
東京モノレールは開業50年以上経過しているだけに、駅としては時代を感じるものが多くなっています。最新の地上駅は2010年に開業した羽田空港国際線ビル駅ですが、規模が大きすぎて参考にするには無理があります。
他の比較的新しいモノレール線は2003年に開業した沖縄都市モノレール、1998年に開業した多摩都市モノレールです。
沖縄都市モノレールの駅舎には興味がありますが、なにしろ距離があるので同じ関東にある多摩都市モノレールの駅舎を視察することにしました。
終点の多摩センター駅から乗ることにして、ここには小田急電鉄と京王電鉄が乗り入れている交通結節点で、小田急多摩線で入りました。
小田急多摩センター駅からモノレール駅まではペデストリアンデッキで結ばれています。
駅舎は蒸気機関車の動輪をデザインしたものでモノレールの駅らしくないデザインです。
3階の改札階は普通の鉄軌道と変わらぬデザインで、駅には多摩都市モノレールのイメージカラーと同じオレンジが各所に配色されています。
Suica・PASMOの交通系ICカードが使えますが、東京モノレールでは一日乗車券でだいぶ得したのに味を占め、今回も一日乗車券を買いました。
値段は往復運賃800円より70円高い870円です。ただ単純に一往復しただけだったので70円損しましたが(^_^;)
ホームに上がると、どの駅にもあるホームドアがあるので、これも取り付けたいと思います。
プラットホームエンドも、ほとんどのプラットホームが高い場所にあるためか、風除けの壁で塞がれているので、この辺も再現したいと思います。
折り返し、上北台行きがやってきます。多摩モノレールは同じ跨座式でも東京モノレールはアルヴェーグ式で、車内に走行用タイヤのハウジングが出っ張っているのに比べ、多摩モノレールは大阪、北九州、沖縄と同じ日本跨座式なので、車内の床面はフラットですが、車高が高くなってしますので、トップヘビーな車体デザインになっています。特に多摩モノレールは妻面がフラットな形状をしているので、東京モノレールのどっしりとした面構えと比べると、個人的には違和感を感じます(^_^;)
軌道はコンクリートが大部分の東京モノレールに比べ、多摩モノレールは道路などを渡る部分は金属製の軌道を多用しています。
運転席真後ろのには、2席ずつの展望席が設けられているので、前面走行シーンを楽しむことが出来ます(^_^)
多摩モノレールは全長16㎞に駅が19駅もあるので、3分の2くらいの駅間は1㎞以下になり、発車したと思うと次の駅が目の前に現れます。
多摩丘陵を横断するのでけっこうアップダウンがあり、トンネルも一箇所あります。
多摩モノレールの駅のデザインは大きく分けるとホームの妻面のデザインは多摩動物公園駅のような横桟が目立つガラス貼りのものと、太い縦桟が三本目立つガラス貼りのものとに分かれるようです。駅のカラーもオレンジとライトグリーンに分かれるようです。
基本的に多摩モノレールの軌道は高いところを走っていてマンションでいえば6階、7階以上の高さを走っているので車窓から迫力のある風景を見ることが出来ます。
この多摩川を渡るところでは、道路橋の立日橋の真ん中を走っていますが、橋の部分だけ道路からの高さが低く、道路橋両脇の街路灯と高さが近いために、街路灯の灯りがモノレールの運転の支障がないようにか、プラスチックの覆いが掛けられています。レイアウトのモノレールが走行する道路に街路灯を設置するときには、気を付けないと・・・・
山あり川ありトンネルありの多摩モノレールですが、立川南駅~立川北駅周辺はビルの間を縫うように走り、JR中央線、青梅線、南武線を超えていくダイナミックな区間です(^_^)
立川北駅を過ぎると、国、都、警察、自衛隊、消防などの機関が集中する立川広域防災基地の近くを通り、IKEAやららぽーと立川立飛などの商業施設や、物流施設などがある地区に入り、今までの雰囲気が一変します。
映画シンゴジラにも登場した車両基地は高松と立飛の間で分岐します。
上北台駅は多摩モノレールの起点になっている駅ですが、起点駅っぽく見えないのは、延伸計画があり上北台駅が中間駅になる可能性が高いからです。
上北台ホームもライトグリーンをシンボルカラーにした駅です。バスのみの接続で接続する鉄道がなく、乗降客もいたって少ない駅です。
延伸計画は、まっすぐ伸ばすのではなく、左に曲がって新青梅街道上をJR八高線の箱根ヶ崎の方面に延伸していく計画です。
このあとは、駅から出て地上の道をモノレールの高架に沿って移動しました。
モノレールの高架線の組立方や塗装など参考になることを多々得ましたが、それらの画像は、レイアウトでモノレールの高架線を造るときに合わせて紹介したいと思います(^_^)
製作記#1~100 101~150 151~200 201~250 251~300 301~350 351~400