2016年 7月23日(土) とざきハイライン二期工事#6(側壁とベンチ#1)
とざきハイラインはレイアウトに高架鉄道の廃線を利用した、ニューヨークにある有名なハイラインを模した遊歩道を造りたいということから始まりました。
ハイラインを造るにあたって、ニューヨークの本物のハイラインに来たいところですが、ハイラインに行くほど休みは取れないので、書籍やWebによる情報収集に努めて参りました。
そんな状態でしたが、ありがたいことに最近ニューヨークに行かれてハイラインを歩かれたK様より、ハイラインの写真のご提供を受けました。K様は建築を学ばれ、レイアウト造りにも関心のある方です。
そしてハイラインの写真の掲載の許可も頂きましたので、ここで使わせて頂きます。K様、ありがとうございます。
この活気のある写真を見ると是非、ニューヨークには行きたいなと思います(^_^)
さて、レイアウトのハイライン製作に移ります。
デッキの側壁
デッキに側壁を取り付けました。
側壁は曲線部分もあることから、曲げられる素材のスチレンボード1㎜厚を使い、デッキの側面に貼り付けました。
曲線部分は曲げながら、透明ゴムボンドで強引に貼り付けました。
塗装はアクリル絵具のターナージャパネクスカラー 香色で塗装しました。
筆塗りで、ほんの少し水で薄めて塗ります。1回塗りだとムラになるので、2度塗りしています。仕上がりはコンクリートのようにザラッとした感じになります。
通路部分の地面には、アクセントとして船などのシールを貼りました。文具店で買った手帳用のシールです。
デッキから高架橋に続く通路も、木の床で検討中です。
ベンチ
緑化が終わると、デッキの上にストリートファニチャーみたいなものを置きたくなります。
ニューヨークのハイラインの上で目立つのはベンチです。
現地の写真を見ると、やたらとベンチが目立ちます。
極めつけは10thアベニューとW17ストリートを眺めるための劇場型のベンチです。
今まで自分が訪れたことのあるボルチモアやミネアポリスのスカイウォークが、ただ移動のための高架通路で、ベンチなんかほとんどなかったのに比べ、ニューヨークのハイラインには無数のベンチがあるようです。
それも、ただのベンチではなく芸術的というか座ったり、寝転んだりするのが楽しくなるようなベンチです。
ミネアポリスとボルチモアのスカイウォークとハイラインとの大きな違いは、前者は移動手段としての通路、ハイラインは通路だけれど長時間滞在する場所として、機能しているようです(^_^)
ベンチも座っている人も寝ている人も、ハイラインの景色の一部になっています。
これから製作していく2期工事部分には、芸術的な奇抜なベンチをたくさん並べていきたいと思います(^_^)
どのようなベンチを作ろうと考えたところ、昨年の春に水戸芸術館で行われた山口晃展 前に下がる 下を仰ぐで見たベンチの画と、それをモチーフとした実際に座れるベンチが置かれていました。
私は、現代の風景と過去の風景をMIXした山口晃氏の絵が好きで、氏の展覧会に足を運んでいます。
氏は、東京芸大の大学院で絵画科(油絵)を学ばれた方ですが、過去と現在と空想の世界を融合したユーモラスな日本画風の絵をアクリル絵具を使って描かれる若手の画家です。
一番好きな作品が、「東京區 六本木昼図」(画像は一部拡大)で六本木ヒルズをモチーフに現代の六本木ヒルズとはまったく異なる江戸時代から明治、大正、昭和、平成、そして未来までの時間が融合した不思議な絵です。
レトロな感じのミニ都電が、新都市交通のような感じで
この「東京區 六本木昼図」はインクジェットプリントして額装されたものを画廊で購入し、自宅に飾っています。絵を見ていると鉄道模型のレイアウトを眺めているような気がします(^_^)
昨年の山口晃展で見た、このタイプのベンチをプロトタイプとして、自作のベンチを制作します。
ベンチは、ワープロソフトの一太郎と作図ソフトの花子のコンビで、さくっと8㎜の大きさの四角形を組み合わせて作画。
最初に試作品としてハガキに印刷して、組み立ててみると・・・。
ちょっと、大きすぎたので、少し組み合わせる四角形を8㎜角から5㎜角に小さくして再トライ。
今度は、バランスがよさそう。
が、しかし人形を座らせてみると、座面が高すぎるようです。5㎜だから1/150スケール換算だと、75㎝になり高すぎです。実際に人形を座らせてみると、足が地面に届きません(^_^;)
ベンチの脚は換算で40㎝弱になる2.5㎜に修正します・・・
次回は、このベンチに着色して組み立ててみます(^_^)
製作記#1~100 101~150 151~200 201~250 251~300 301~350