制作記#363
                       更新日2015年 3月12日更新           

2015年 3月11日(水)  アオシマ 1/144 73式大型トラック


 今の時期は、仕事の繁忙期であまり手を動かせません(^_^;) されど、レイアウトに使えるものが続々と発売されます。

 アオシマの1/144 自衛隊名鑑 73式大型トラック編も購入しました。

 73式大型トラックに関しては、自分はザッカ ビー・エー・ビーの自衛隊装備コレクション、TOMYTECの陸自装備品セットなど他にも、保有しているので今回のアオシマのは見送るつもりでしたが、1/72で73式大型トラックのプラモデルを発売しているアオシマの1/144も試しに1セット購入することにしました。
 そうしたら、予想以上に良い出来でした(^_^)

 これが第一弾なので、今後のシリーズも期待できます(^_^)

 4年前の東日本大震災では、陸海空自衛隊も10万人体制で被災者、被災地の支援にあたりました。 在日米軍を中心としたアメリカ軍や、真っ先に医療チームを派遣してくださったイスラエル軍を始めとする、各国の支援には本当に感謝の心で一杯です。 自分が被災地に行ったときには、各国の軍隊は帰られ、自衛隊の車両が多数走っているのを見ただけですが、震災の翌週、アメリカ海兵隊普天間基地のCH-46ヘリコプター(現在は退役してMV-22オスプレーに全機更新)の編隊が東北に向かって飛行する姿に、感謝と無事を祈りました。
 2015年3月9日発表の内閣府の調査によれば、自衛隊に良い印象を持つという人の割合は92.2%(悪いとしたのは4.8%)。独裁国家ならば100%になるのでしょうが、民主主義国家ではけっこう高い数字です。 ただ震災前の2009年の自衛隊好感度は80.9%で、震災後の2012年には91.7%と好感度が上昇しているので、被災地での災害派遣が大いに影響しているのは間違いないのですが、自衛隊が国民から愛されるのは、大災害や有事があったときになるので、難しいところです。 願わくは、自衛隊が災害派遣や防衛出動もすることもなく、演習や訓練で抑止力を維持してほしいと思います。

 模型の世界でも自衛隊ブームが続いているので、アオシマやTOMYTECなどから発売される製品が楽しみです。


 自衛隊名鑑の第一弾は、1Box8両入りで、定価は7,140円(税込)、1個は892円(税込)です。 値段が高いのは中国での製造コストが高まっているので仕方がないことですが、値段に違わず質は維持しています。

 箱から出すと、プリスターパックに入った車体とサイドミラー、シール、説明書が出てきます。
 取り付ける部品は、サイドミラーだけです。これは簡単に差し込めますが、不安なのでゴム系接着剤を付けてから、差し込みました。



 箱の中には、大きな注意書きの紙が入っています。
 


 不用意に掴むとバラバラに分解します(^_^;)
 幌や荷台が外れるのは簡単に修復できますが、サイドバーが外れると、付け直すのに手間がかかります。
 どうしてサイドバーが接着していないのかと思いましたが、シールの泥よけを貼り付けるときに、サイドバーが外れた方が楽に泥よけを付けることが出来ます。

 このお陰で、運転席に人形を載せたり、リペイントや改造するためには、苦労しない仕様になっています。
 ただし、サイドバーが外れると面倒なので、これだけはゴム系接着剤で固定しました。



 シールは「災害派遣」、弾薬を運搬するときの「火」、「ナンバー」、「部隊(中隊)標記」そして、「トラック用後部反射板」 「泥除け」などが付いています。
 航空用燃料タンク車は、航空自衛隊、海上自衛隊車両になるように、、航空自衛隊と海上自衛隊のエンブレムと、それぞれのナンバーが付いています。
  
 


 それで1Box8両の内訳を見てみると、

 奥から4両が、73式大型トラックで半分を占めています。
 あとは1両ずつで、奥から、3トン半ダンプ、軽レッカ、3トン半燃料タンク車、3トン半航空用燃料タンク車になります。
 残念ながら、シークレットの野外炊飯専用トレーラ「野外炊具1号改」は入っていませんでした(^_^;) 



 1/144の73式大型トラックと、先行して発売されている1/72のアオシマとフジミのプラモデルを組み立ててものと、並べてみましょう。 1/72は1/144の4倍の大きさになりますが。

 出来の方はかなり良く、さすが1/72の73式大型トラックのプラモデルのラインナップをラインナップを発売しているアオシマだけに、1/72のプラモデルをそのまま 1/144に縮小した感じです。



 1/72を塗装したときには、タミヤアクリル塗料のOD色(陸上自衛隊)を使いましたが、1/144の73式大型トラックのOD色はタミヤと同じ色になっています。

 ただ、試作品では幌と運転席上のキャンバストップの色は、ボディのOD色と変えてありましたが、製品版では同じような色になっています。これは後日、リペイントしたいです。
 また、サイドミラーは黒い軟質プラのパーツになっているので、これもOD色で塗り、ミラー部分はシルバーの色差しをしたいと思います。



 本当に良くアオシマは1/72のプラモデルを発売するときの取材結果と、設計を1/144の完成品に生かしていると思います(^_^)



 3トン半燃料タンク車も、1/72のプラモデルを、1/144にうまく縮小した感じです(^_^)


 次に、他社の1/144の73式大型トラックと比べてみましょう。
 TOMYTECの食玩のミッドナイト・イーグル(自衛隊が撮影協力した映画)と、技MIXの陸自装備品セットの73式大型トラックを互い違いに並べてみました。
 大きなトラックがTOMYTECのもの。小さいのがアオシマです。



 これだけ大きさが違うと、一緒に並べるのは厳しいです(^_^;)

 この大きさの差は1/144と1/150のスケール差かと思いきや、アオシマも公称1/144となっているので、TOMYTECもアオシマも両方とも公称1/144スケールですが、大きさが異なっています。 要するに、TOMYTECの1/144の73式大型トラックは1/144にしてはデカいということです(^_^;)


 TOMYTECの73式大型トラックには、このレイアウトでは長い間お世話になりました。これからはアオシマの73式大型トラックに世代交代です(^_^)






 この自衛隊車両に絡めて、自衛隊の人形のセットがTOMYTECより発売されています。

 ザ・人間 074自衛隊の人々


 

 この自衛隊の人々には違和感があります。 服装が今の2型迷彩服ではなく、OD作業服に見えるのは置いておいても、頭部がヘルメットライナーを被っているようには見えない。自衛隊員が首に白いタオルなんか巻いて作業なんかしない。 など、ホビーショーで初めてこの自衛隊の人々を見たときに違和感を感じました。
 それに、ポーズに虚視感があります。

 見ると、ザ・人間 043 現場の人々の塗り替え品が、自衛隊の人々です。
 こんな、やっつけ仕事ではなく、自衛隊員の人形を新規に作ってほしかった(^_^;)



 ザ・人間シリーズと言えば、最新作の街角の人々。
 今まで、このシリーズは12人1セットだったのが、8人1セットに4人減っています。
 その代わり、ベース付きとなっています。

 これは、円安になった為替の問題と、製造国の中国の人件費などの上昇で製造原価が上昇したのを、価格上昇に転嫁せずに人形の数を減らし、その代わりベースを付けて製造原価を下げ、価格の上昇を税抜で20円に抑えたという、企業努力の賜物だとだと思います。(自分にとってはベースを使わないのでメリットはありませんが・・・・・)


 今は仕事が忙しいので、73式大型トラックのリペイントは出来ませんが、時間が取れたときには幌やキャンバストップ。そしてサイドミラーのリペイントを行いたいと思います(^_^) 
 



 製作記#1~100   101~150   151~200   201~250  251~300  301~350