2014年10月25日(土) 橋梁防護杭の設置
戸崎観光港の港内に停泊している記念艦2隻のすぐ横には鉄道の鉄橋が走っています。
この停泊している艦船が流されて、鉄橋に衝突したりすると大惨事になります。
1993年にアメリカ合衆国アラバマ州モービル市近くのビック・バイユー・キャノットの鉄橋に、艀が衝突し橋桁がズレ、その直後に鉄橋に差しかかったアムトラックのサンセット・リミテッド号が川に転落し、47名が死亡、103名負傷という痛ましい事故がありました。 丁度その時、私はアメリカ旅行中で、アメリカ国内のニュースはこの事故を大々的に取り上げていて、無残に水中に転落した2階建てのスーパーライナーの客車の映像に衝撃を受けました。
そして、その3日後に予約していたLAからコロラドまで、アムトラック スーパーライナーの2階建て寝台車、サウスウエスト・チーフの寝台車に乗りました。 その時は編成最後尾の2階建て寝台車に乗車しましたが、追突事故が起きないかとハラハラしていた思い出があります。 もっとも、ビック・バイユー・キャノット事故はアムトラックの側には落ち度はなく、追突した艀の方に原因がありますが・・・・
そのような思い出があるので、鉄橋の船舶からの防護には最大限、気を使いたいところです(^_^;)
よって、衝突防止の橋梁防護杭を設置します。
Nゲージの市販のストラクチャーには、橋梁防護杭のようなものはないかと思います。
ない以上は、自作するしかないのでEverGreenのプラ材を使って造ります。
H鋼の6.35㎜の太いものをレーザーソーで切断して、10本分の防護杭を造ります。
このくらい頑丈な防護杭ならば、鉄橋は防護出来るのでは(^_^) これをずらりと並べます。
錆止め塗料風の色に調色した塗料を塗ります。
ついでに、防護杭に衝突した船舶の防護の為に、ゴムパットを取り付けます。
これも、EverGreenのプラ平棒をグレーブラックで塗装したものを貼り付けました。
最後にウェザリング。通常ですとウェザリングは最後の最後に行うのですが、防護杭を海面に固定してからウェザリングするのはたいへんなので、固定する前に行います。
ウェザリングに使用するのは、AKインタラクティブの水垢汚れ用のウェザリング塗料で、藻の色のような、薄めた緑色をしています。それを満潮の時に水が被る部分に塗りました。
一応、これで海面に固定するアクセサリーは揃ったので、いよいよ海面の表面処理に移れます。
次回は、ターナーのグレイペイントのアクアシリーズを使って海面の塗装を行いたいと思います(^_^)