制作記#338

                  更新日2014年7月21日更新           

2014年7月19日(土)  自衛隊機材輸送列車#2(チキ・トラ)


 前回作成した貨物の積荷を貨車に載せます。

 貨車は、JR化してから25年以上経過していますが、機材輸送に使われるのは国鉄時代と変わらぬチキとトラです。

 TOMIXのチキ7000形から手がけます。
 チキ7000は汎用長物車ですが、登場してからはトラック輸送にその地位を奪われ、数を減らしてきており、現在ではレールを運搬する事業用貨車として使われる他に、自衛隊の機材輸送列車にも使われています。

 TOMIXのチキ7000形は何回か再生産されていますが、タイミングが合わないと市場在庫が枯渇して次の再生産を待たないといけませんが、異常に鉄道模型の在庫が豊富な模型店で、おそるおそる在庫を尋ねてみると、箱ごと持ってきて、「いくつでもどうぞ」というので8両ほど買ってきました。



 最初に手がけたのはカプラーの交換です。
 アーノルドカプラーをナックルカプラーに交換です。 使うカプラーは車間短縮ナックルカプラー黒(ボギー貨車用)が模型店で売っていたので、これを使います。



 車間短縮ナックルカプラーはKATO USAの製品で使われている物で、アメリカ型の貨車ではおなじみの物です。 確かに車間は短くなります。その代わり自動連結が出来なくなるので、連結したり解放したりするには、少し車体を持ち上げてやらなければならないのが、欠点(^_^;)
 対策としては、リレーラー上で順番に連結してから、レール上に転がしていくのが一番楽です(^_^)

 TOMIXの車両は、KATOカプラーに交換するのに、KATOの車両よりも楽です。 カプラーカバーの鉄板を外して、アーノルドカプラーを外し、ナックルカプラーをスプリングを縮めてから取り付けます。
 


 金属のフタを元の通り、はめ込めば完了です。



 チキ7000には、荷台の両脇に支柱を24本立てるようになっていて、TOMIXのチキ7000にも自分で立てるために30本の支柱のパーツが付いています。
 全部付けるとムカデみたいになりますが、自衛隊機材輸送列車の写真を見ると、両脇に4本ずつ立てられている場合が多いので、それに準じて立てました。



 73式装甲車を搭載しました。
 取り付けは透明ゴムボンドで貼り付けました。





FH70






トラは今現在、現在自衛隊機材輸送列車に使用されているのはトラ145000のようですが、KATOのトラ45000を使用しました。
 トラ145000が木製の床板で、妻板がプレス鋼板から平板に換装されているらしいのですが、表記共々そのまま使います(^_^;)
 TOMIXからはトラ145000が発売されているようですが、入手出来ませんでした。

 昨年発売されたのには(積荷付き)もあり、プラスチック製のシートカバーが付いています。 こちらの方が魅力的です。
 このシートカバーがピカピカのプラスチックそのもののパーツなので、OD色(陸上自衛隊)を吹いたに、フィールドグリーンでドライブラシして、つや消しにしました。(右側のトラ)

 また、最近の機材輸送に使われるトラの内側はベンガラ色に塗られているので、ベンガラ色に内側を塗りました。



 トラの上に、小型ドーザーを直接載せました。
 


 トラもカプラーを車間短縮ナックルカプラーに交換しましたが、ナックルカプラーのパッケージには(ボギー貨車用)と記載されています。
 ということは、2軸貨車には不可らしいのですが、取り付けてみました(^_^;)

 走行試験をしてみると、車間短縮ナックルカプラーを取り付けた2軸貨車でもR280の曲線は問題なく通過出来るようです。
 


 次回は、機材輸送列車の運転を楽しみたいと思います(^_^)

 
 


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