レイアウト制作記#229
              更新日2011年11月22日更新         

2011年11月19日(土) ムーミンの森公園#1(ムーミン谷公園視察)
                  


 今回からムーミンをテーマとした公園を整備します(^_^)
 
 私の場合、レイアウト制作をきっかけにして見聞を広げようというのも趣味なので、今回のテーマにあった場所を訪れようと思いました(^_^) 

 ムーミンを題材にしたテーマ-パークと言えば原作者トーベ・ヤンソンの出身地であるフィンランドのムーミンランド。 
 お金と暇があれば訪れたいところですが、おいそれと出掛けられるところではありません。 だいたい11月は冬季で行くことが出来ません・・・・

 しからば日本国内に目を転じてみると、埼玉県飯能市にあけぼの子どもの森公園がムーミンをテーマにした自然公園があります。
 ここは自然公園なので、これから造ろうとしている都市公園とはおもむきが異なりますが、ムーミンの世界感を体験してこようを覗いてみたくなりました。

 ついでに同じく童話をテーマにしたパーキングエリアがあります。 関越自動車道の寄居PA(上り)は星の王子さまをテーマにしているので、そこも寄ろうと思いました。
 そしてもう一つ、関越自動車道路の上りを走るのなら、戸崎県庁舎をモデルにした観光名所化している群馬県庁舎も10年ぶりに訪問して、県庁舎周辺のレイアウト制作の参考にすることにしました。



 ※群馬県庁舎に関しては、県庁正面の構内を作成するときの制作記で、後日掲載したいと思います。今後、作成する外構部分を重点的に視察させて頂きました(^_^)


 さて、関越自動車道路の上りを前橋インターから約29㎞走行し、埼玉県寄居町にある寄居パーキングエリアに向かいました。
 普通、パーキングエリアといえば、高速道路上におおよそ15㎞ごとに設置されている休憩施設ですが、サービスエリアよりも規模も小さく、施設もトイレ、スナックコーナー、売店は小規模のものしか設けられていないのが普通でした。
 しかし、日本道路公団の民営化により個性的なパーキングエリアも出来てきました。 その1つが寄居パーキングエリア 別名:星の王子さまPAです。

 

 テーマパーク型のPAには、作者のサン=テグジュペリの出身地リヨン(南仏プロバンス)風の建物が並びます。 南側にはレストラン、ギフトショップ、トイレが並びます。 
 
 北側にはオムライスやサンドイッチなどが飲食できるテラス風のカフェが並びます。

 

 とにかく、PAの施設全体が星の王子さまのコンセプトで造られています。 飲食出来るものも南仏風フランス料理やカフェのメニューが並びます。 普通のパーキングエリアで販売されているものといえば、自動販売機の飲料くらいと、気持ちのいいくらい徹底されています。 
 売店で販売している品物も、星の王子さまグッズを中心に500品目以上のフランス、イタリアの商品も置かれていて、今までのサービスエリアの売店とは完全に一線を画しています。  これが高速道路の通行客のニーズに合っているかどうか、経営状態には関心があります・・・・



 施設内の各所に星の王子さま名言集というのでしょうか、フランス語のセリフが書かれています。

 

 そして北側には南仏プロバンス風の散策路が設けられおり、ここのガーデニングは参考になりそうなので、資料写真を何枚も撮影してきました。 



 問題は夏のレイアウト造っているのに11月のガーデンの写真では資料性が薄くなりますが(^_^;)



 SAの施設の真ん中あたりのバラ園に、テーマとした星の王子さまのブロンズ像が置かれています。



 休憩時間にドップリと南仏の雰囲気に浸れますが、案内板の下に「近隣には、畑、養鶏場、堆肥処理場があるので、風向きにより臭いが発生します」、との不粋な掲示があり、現実の日本に引き戻されます・・・・ 別に酪農の臭いは気にすることはないと思いますが(^_^)


 


 さて、南仏の街並みを堪能した後に、関越自動車道から圏央道を65㎞ほど走って、埼玉県飯能市のあけぼの子どもの森公園に行きました。

 入間市との市境に近い丘陵地帯に公園はあります。サッカー場や市民体育館の間にある駐車場から坂道を登っていくと、ムーミン谷に到着します。



 坂を登るとポットが2つ合体したようなムーミン屋敷が現れます。 原作のムーミン屋敷とは形が違うようですが、中は複雑な構造になっているので、中を巡ることで楽しめます(^_^)



 ここにはムーミン一家をはじめ、登場人物が住む部屋があるそうです。



 壁際をらせん状に登っていく、木の階段もなかなかの高さを感じられます。 建物内の造作はすべて子どもサイズになっているので、大人が中を移動するのには窮屈さを感じますが、子どもにとってはあちこち探索してまわるのが楽しめる設備です。  なかなか凝った造りになっています(^_^)



 2階から3階に至る外階段も付いていて、艦船みたいな造りで楽しめました。



 公園内を流れる小川には水あび小屋があります。 これはレイアウトに設置する予定なので、実際に造られた小屋に入って雰囲気を味わってきました(^_^)



 材木をふんだんに使った、この建物は森の家で1階はムーミンの原作者に関する展示室で、2階は児童書の図書室になっています。
 こういった展示施設もレイアウト上にに設けたいと思います。



 同じく複雑な形状をしている建物は子ども劇場で子どもたちの遊びをリードするプレイリーダーが行うや、管理事務所もあります。
 事務室は工房のようになっていて、学芸員らしき人が、ムーミンのイラスト画を書かれていました。

 ここも、いろいろと歩いて探索が出来る建物です(^_^)   屋根周りにデッキウォーク連なっていて、歩くだけでも楽しめるようになっています。
 


 さて、自然公園なので山の方に目を向けると、赤い鉄製のトンネル状になった橋が見えます。 



 見晴らし橋という名の橋で、トンネルを出たところからムーミン谷を一望出来ます。
 レイアウトに造ったムーミン谷トンネルもこの形にしておけば良かったかな(^_^;)



 橋を渡ると、木製の階段状の橋が連なっています。
 これはデッキウォークで滝を観に行く通路らしいのですが、11月で水量が少なかったので滝はちょろちょろと水が流れているだけでした(>_<)
 デッキウォークもレイアウトの海辺に造りたいので、こちらも良く観察してきました。



 山に入ると、スズメバチとマムシに対する注意書きがあちらこちらに掲げています。 これらの危険生物は実際に出没するようですが、自然公園なので危険生物に対する啓蒙も意味も込めて、多数掲示したあるそうです。


 レイアウトに制作するのは都市公園なので、上記の星の王子さまPAの施設や、香港の公園で見掛けたものをミックスし、ムーミンのテーマパークを作成していきたいと思います(^_^)


製作記#1~100  #101~150    #151~200   #201~250