2011年5月28日(土) 戸崎反転地公園#4(宿命の家・運動路)
今回はホームページの引越の最中なので、あまりレイアウト制作が進まないので少し短めです(^_^)
いつもは レイアウト制作時間 > ホームページ作成時間 ですが、今回は新たなプロバイダーへの申し込みと、既存のコンテンツのリンクを修正してから転送したので、ホームページにとられる時間が多くなってしましました・・・
楕円形のフィールド内の整備を行います。
モチーフにさせて頂いた養老天命反転地を、造られた荒川修作先生が昨年の5月に逝去され、今月はその1周忌にあたります。
これをこれを造りながら、90年代に放送されたNHKの養老天命反転地の番組のビデオを見ました。
荒川修作先生が出演されて、作者の口から各施設のデザインコンセプト、使用法などを語るのですが、哲学過ぎて自分のような凡人は付いていけません(^_^;)
制作中も何度もニューヨークから養老町に足を運んで、業者に駄目出ししたり、細部までこだわりをもたれたので総予算の12億円に抑えるのがたいへんだったようです。
結果として先生が満足された作品になったようで、造られた岐阜県と岐阜県知事に感謝です。
宿命の家
茶色い巨大な日本列島の中心には路のような宿命の家があります。
●「宿命の家」や「降り立つ場の群れ」と呼ばれている廃墟では、まるで異星人であるかのようにさまようこと。(公式ホームページ使用法より)
高さ30㎝ほどの仕切りがされており、低いので仕切りを自由に乗り越えることが出来て、こんな迷路が楽しいのか? と思われるかと思いますが、みんな律儀に迷路の経路を辿っていました。
ここを歩いて楽しいのか? と思われるかと思いますが、廃墟の中を辿っているだけで何故か楽しいのがこの施設です(^_^)
もう少し迷路らしい迷路は、養老天命反転地オフィスの中に床と天井に設けられています。
(ここには施設の中に唯一のトイレがありますが、
さて、模型化にあたっては、設置する場所が実物と比べて非常に限られた場所なので、雰囲気だけは似せたいと思います。
EverGreenの1㎜角プラ棒を適当に短くニッパーで切り、迷路のように接着しました。
ピンセットで摘んで、ゴム系接着剤を付け、デザインしながら置いていくのは神経を使いますが、楽しい作業です。
最初は日本列島の中に通路を描いていたのですが、少しでも迷路の面積を増やすべく、通路は茶色で塗りつぶしました。
運動路
運動路とは、低い壁に囲まれた中に、ソファーやキッチンのシンクが置かれています。
●「運動路」の中や外では動作を繰り返し、そのうちの1度はゆっくり行うこと。(公式ホームページ使用法より)
こんな斜面で、運動したら汗だくになります(^_^;) でも、思いっきり傾いたソファーに座っていると、妙に落ち着きました・・・・
模型の方は、ソファーをキングスホビーのの展望車用シート・寝台からソファーを切り離して置きました。
樹木ホール
養老天命反転地では、コンクリートの地面の上に樹を植えるときには、コンクリートに大きな穴を打ち(深さ2m以上)、そこから樹を生やしています。
本当は、最初の地面造りの時に穴を開けていたらよかったのですが、失念していました(^_^;)
それにしても養老天命反転地の注意書きの看板に、 樹木の植えてある穴には入らないで下さい(出られなくなります) とそんじょそこらの公園では見られない注意書きが書かれています(^_^;)
今でこそ穴の周りに鎖がありますが、オープン当初はこれもなかったと聞きます・・・・ ずいぶん大胆なことをします。
ここの警備員は毎日閉園前に、穴に落ちている人がいないか確認をしているのでしょうか・・・
さて、粘土が完全に硬化した後では、ドリルで穴を開けなければなりません。
GSIクレオスの石粉粘土の説明には削り磨きの作業性も抜群と書いてあるので、ドリルで穴を開けても大丈夫でしょう・・・・・
しかし、石粉粘土を使うのは初めてなので、いきなりドリルで穴を開けたら割れる危険性もあるので、慎重に穴を開けました。
使用したRYOBIのドリルは回転速度が2段階の選択で、トリガーを弱く引くと遅く回転するので、回転速度を落としてゆっくりと作業を行いました。
すると案ずることもなく、切削屑は細かい粉状になりドリル刃の形にきれいな穴が開きました。
昔の紙粘土と違って石粉粘土はなかなか使い勝手がいいです。 ただ収縮すること以外は。
穴の中に樹を植えるために1.5㎜の穴をピンバイスで開けておきます。
樹を植えるのは、すり鉢状の中を作り込むのに邪魔になるので、中が終了後に植えることにします(^_^)