制作記#193
更新日2011年2月24日更新 TOPへ
2011年2月19日(土) 新戸崎駅KATO近郊形ホームへの改修工事#11
(人形の配置)
10回に渡った旧ホーム(KATO島式ホーム)から新ホーム(KATO近郊形ホーム)への改修工事も今回で終了です。
一つの単元が終了するときには、いつものように最後は人形を並べて、終了させたいと思います(^_^)
大部分の人形は、旧ホームからの移設になりますが、整列乗車の並びが旧ホームでは2ドアでしたが、新ホームでは3ドアにしたので人形の数を追加することになりました。
1番線旧ホームからの移設組は58名でしたが、追加で塗り替えを行った人形が30名で、1番線合計88名になり1.5倍ほどの人数になりました(^_^)
旧ホームを手前に置いて、人形を移していきます。
使用する道具は、人形用ピンセットとの触れ込みのWoodLand Scenicsのピンセットで、先端の人形を掴む部分にビニールカバーがいて、人形を痛めないように配慮されています。
接着は、同じく同社のAccentGlueですが、これも人形接着剤という触れ込みですが、バランスが悪い立った人形などは、接着される前に倒れてしますので、バランスの悪い(自立しない)人形は透明ゴムボンドで接着しました。
AccentGlueのいいところは、何年経ってもニカワのような粘度があるので、人形を移動するのに簡単に剥がせて、接着の跡もきれいにはがせます。その代わり、人形に不意に触れると傾いたり倒れたりすることがあります(^_^;)
さて、旧ホームには7年前に人形を接着していますが、今回の移設にともない人形をホームから剥がしてみると、AccentGlueは難なく剥がせ、透明ゴムボンドの方は少し力を入れると問題なく剥がせました(^_^)
最初は1番線ホームから。
このホームにはまもなく列車が到着するようで、乗客が乗車目標ごとに列を作り始めました。 ベンチに座る乗客は少なめになります。
一部の乗客は列車の進入方向を見ています。
運転手待機所から出た交代の運転手も、列車の到着を待ち、安全の為ホームの乗客の監視を行っています。
人形はホームに満遍なく配置するのではなく、実際の駅のホームのように階段の付近やホームの真ん中あたりには密度が高く、階段から離れるにしたがって、まばらになるようにしました。
なるべく連れがいたり、学生などでグループを作るようにしています。
7月中旬が想定のレイアウトので、人形はみんな夏の装いに塗り替えています。
売店の販売員や買い物をする客の人形を置くのも好きです。 自販機の前にはドリンクを飲む人形も置きました。
スマートな人形がPreiser、太めの人形はWoodLand Scenicsの人形です・・・
こうして写真で見ると、サラリーマン風の人は皆、上着を着ていますが、クールビズのご時世なので今どき通勤で上着を着ている人は極少ないですね。 ノーネクタイも主流になっていますし・・・・・ ちょっとこれは失敗でした(^_^;)
鉄道事業者としては、階段等でホームの巾が狭くなっている所には、あまり人が溜まってほしくないところですが、なぜか狭い部分にも乗客は溜まります・・・
前のホームにもいました、柱を挟んでふざける子どもたちと注意する母親の姿ですが、柱は屋根ごと外しているので判りづらいかと・・・
KATOの高架駅の側壁は、大きなガラス張りのプレートが付いているので、ホームから駅前広場を見下ろすことが出来るのがいいです(^_^)
駅弁売り場にも、販売員と駅弁を選ぶ客を。
エレベーターの周辺には、エレベーターから降りた老人やベビーカーを押す家族連れを。
蕎麦屋はKATOの(旧)島式ホーム附属の駅事務所改造のものです。
そして、階段から離れてくると乗客の姿もまばらに・・・
次は2番線ホームです。
人形を配置する前に近郊形ホーム グレードアップセットをもう一つ購入したので、エレベーター、駅弁売り場、コンビニを作り、2番線のTOMIXのものと交換することにしました。
過去に制作した1番線ホームのものを参考に、少し色を変えて塗装しました。
ホワイトサーフェーサーを吹いて、壁面に溝が掘ってあるので、そこに薄めたエナメルのフラットブラックを流し込んでいるので、コーキングとしてアクセントを加えました。
そして附属のシールを貼り、コンビニの内装を自作のシールで再現し、人形を中に入れたりして出来上がりです。
2番線ホームは1番線ホームと違って、列車が出たばかりで次の列車までは少し時間があるホームの情景にしました。
だから、乗車目標への整列もなく、ベンチに座っている乗客が目立ちます。
人形の数は1番線の88名に比べて約半分の46名ほどです。
階段から離れたホームの端の方は、乗客も少なめです。
運転台から直接見えない2番線ホームは壁に看板等の掲示もなく、さりげなく手を抜いていました(^_^;)
エレベータから降りた家族連れ、売店に弁当を搬入する人、そして売店の販売員と駅弁を品定めする乗客の人形
反対側の1番線と違って、2番線はのんびりとした雰囲気です。
しかし・・・・
ホームの端では、警察官と集まる駅ホーム係員
何かあったのかな・・・・
あとは、せっかく屋根に架線吊具用の穴が開けられているので、これを利用して真ん中の通過線2線を含めた4線分の架線柱を取り付けたいと思いますが、資材の調達の関係でこれはまた後日、補講として行いたいと思います(^_^)
最後に、高架駅の新戸崎駅のホームが新しくなったのはいいのですが、新たな問題として地上駅のホームがTOMIXの島式ホームと島式ホーム(近代型)、対向式ホーム(近代型)を使用しているので、格差が広がったことです(^_^;)
地上線部分も、最初っからKATOのホームにすれば問題は解決したのですが、地上駅と高架駅で同じホームというのがイヤだったので、高架駅KATO、地上駅TOMIXという棲み分けをしてしまいました(^_^;)
試しに一番古い戸崎駅6番線ホームを覗いてみます。
このレイアウトでは一番古いホームで、10年以上前作成した習作のレイアウトから、このレイアウトに移設したものです。
当時の機芸出版のNゲージマガジンで紹介されたばかりの(今は絶版)アサヒペンのスェード調スプレーのグレーで塗装してあって、コンクリートの感じが良くでています。
このホームは運転台の真ん前にあり普段屋根がかかっているので、自分でもなかなか見ることのないホームです。
人形はPreiserの人形がほとんどですが、手前のベンチの両端に腰掛けている人形だけが津川の人形です。 よく見ると本当に1/150の人形か、と言いたいくらい巨大な津川(中国製)の人形です(>_<)
ホームには椅子、灰皿、ゴミ箱(といってもただの四角いパーツ)、水飲み場と昭和の香がするアクセサリーが並んでいます(^_^;)
駅名票も「とざき」でなく習作時代のものが付いています(>_<)
いずれはこれらのホームもリニューアルしなければなりませんが、その後、TOMIXから発売されてホームは、島式ホーム(ローカル型)やTOMYTECジオラマコレクションの駅など、残念ながら都市型レイアウトには御縁のないホームばかり発売されています(>_<)
願わくばTOMIXからKATOの近郊形ホーム並の今を再現したホームが発売されることを祈っています。
もしそれがかなわなかったら、KATOのアクセサリーを利用して近代化しようかと(^_^;)