制作記#190
              更新日2011年1月25日更新         TOPへ

2011年1月22日(土) 新戸崎駅KATO近郊形ホームへの改修工事#8
               (ホームの延長部・乗車目標・車掌用停車位置目標)  
            


 前回は屋根や柱への標識類の取付でしたが、今回は屋根をいったん取り払ってホームの上に乗車目標などを設けます。


ホームの延長部

 高架駅にした新戸崎駅のホームは6両編成まで対応のホームにしました。
 そのために、対向式ホーム1基あたり248mmを3基繋げると744mmで、6両編成の停車させるには少し足りないので、92mmの長さ(ホームの延長部をレーザーソーでカットしたオリジナルの長さのもの)を足しておりました。



 この延長した部分は旧ホームをそのまま使用しようかと思いましたが、新ホームとの色の差が問題になってきました(^_^;)



 またホームに植えた樹も10年前のものなので、今風の出来のいいものに置き換えたくなりました。



 旧ホームから人形や樹を撤去し、10年前にアサヒペイントのスェード調スプレーのグレーを吹き、エアブラシでウェザリングしたお気に入りの仕上げだったのですが、ターナーのアクリルガッシュで塗装し直すことにしました。



 しかし、再塗装しても新ホーム(近郊形)と旧ホーム(島式)との断面の形の違いが気になるので、結局は同じ近郊形ホームを92mmの長さにレーザーソーで切断して、塗装後に旧ホームを置き換えることになりました(^_^;)


 乗車目標

 ホームには列車を待つ乗客への案内として、乗車目標が設けられています。 国鉄時代には乗車目標に並んでいても、列車がずれて止まり、並んで待っていた乗客がることなどが茶飯事だったのですが、今ではブレーキの性能が良くなったのか、腕が良くなったのか分かりませんが、乗車目標と停車したドアが一致するするのが当然になりました。(ホームドアになれば尚更・・)

 KATOの島式ホーム(旧ホーム)には国鉄時代の反対側のホームの壁に貼る青い乗車目標のシールが付いていました。
 今では、新幹線など屋根から吊されているタイプもありますが、ホームの床に表示されているタイプの方が主流です。



 これは大船駅のものです。 乗車目標のデザインですが、JR各社どころか各駅でもデザインはバラバラのようで、統一した様式ではないようです。

 ちなみに旧ホーム時代は、附属のシールの3列整列のラインが引かれたもので、比較的地味な乗車目標でした。



 今回は、目立つように一太郎で作った自作のシールにしました。

 ちなみにKATOの近郊形ホーム グレードアップセットにはこのタイプの乗車目標のシールが付いています。



 実際の駅のを参考に、2ドア用のをオレンジで、3ドア用のをブルーにしました。



 2ドア用はCR旅客鉄道で、一番使用する普通・快速列車が117系に作りました。
 3ドア用も多く運転します。 そして最近配備数が増えてきた4ドア用(E231系やE233系など)も貼りたいところですが、4ドア用だと6両分で24カ所、2ドア用3ドア用と合わせると54枚にもなり、全長834mmのホームに54枚だと15mmに乗車目標が1枚という過密状態になるので、4ドア用はあきらめました(^_^;)

 乗車目標の貼り付けは、実際に車両を並べてガイドとしました。



 ホームの柱の穴は避けて貼らなければならないので、場所によってはドアの位置とズレて貼らなくてはなりませんでしたが、2つのホームで60枚シールを貼りました。 たいへんでしたが、ホームがカラフルになってくるのでなかなか楽しい作業でした(^_^) 


車掌用停車位置目標
 
ホームに車両の号数が記された黄色い四角形の表示があります。
 これは列車が到着した際、車掌が列車が定位置に停車したかどうか確認するものです。 仮に列車がオーバーランした場合、これを確認せずに、ドアの開閉スイッチを操作すると、オーバーランした先頭部の乗客が列車から転落する事故が発生します。
 ホームで観察していると、(新人の)車掌がホームの停止位置目標を確認して、「停止位置良し!」とか「15両確認!」を喚呼してからドアスイッチを操作するのを見掛けます。



 標識のデザインも様々な種類があり、色や形が四角、三角、丸形、線状になったものなどバラエティに富んでいます。
 JRの在来線でよく見掛ける黄色い四角に黒文字で数字が入っているものを、今回は採用しました。


 
 標識が記されている方向も、ホームの外側、内側、列車の進行方向に向いたものなど、駅や同じホームでも統一感なくバラバラになっています。
 一応、車掌から見やすいように、内側に向けて貼ることにしました。 



 標識は一太郎で作成しましたが、大きさは大船駅のを見ると点字ブロックと同じ大きさです。 点字ブロックのサイズは300mm×300mmなので、1/150だと2mm角になりますが、目立たせるために2.5mm角と少し大きめに作成しました。



 標識は、停車する車両がバラエティに富んでいるので、6、5、4、3、2と5種類も貼ることになりました(^_^;)





 次回は、乗客の安全の為のホームの表示や、縦型駅名票、各種はしご類などを取り付けて、仕上げの段階に移りたいと思います(^_^) 
  


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