制作記#189
更新日2011年1月18日更新 TOPへ
2011年1月15日(土) 新戸崎駅KATO近郊形ホームへの改修工事#7
(出発反応標識・停止位置標識・列車非常停止ボタンと列車非常停止警報機・Kobaruの自販機)
KATO近郊ホーム附属の出発反応標識をホームの屋根に取り付けます。
これは出発信号機は運転手からよく見えるところに設置されていますが、出発の合図を出す車掌やホームの駅係員が見にくい場合、出発信号機が出発可能な緑(進行)や黄(警戒)になると点灯する標識です。
これが点灯すると、列車を発車させる権限を持つ車掌が、「レピーター点灯!」と喚呼して発車ベル(メロディ)を鳴らすのを見掛けます。
KATOの近郊形ホームには1セットに片側点灯の出発反応標識2基、両側点灯のタイプが2基ずつ付いています。
これは簡単にフラットブラックで塗装して、屋根に付いている穴に差し込みました。
普通、直線で最長6両編成までの、この程度のホームなら2本もあれば充分なのでしょうが、枯木も山の賑わいで4本取り付けてあります(^_^;)
停止位置標識(停止位置目標)
運転手が列車を停止させる目標となるもので、目標とする列車の編成数が記されているものが多くなっています。
大船駅は地上に設置されているものが多くなっています。
このレイアウトでの一番の楽しみは、駅に列車を停止させることなので、レイアウトの中で一番重要な標識です(^_^)
レイアウトでは、TOMYTECの線路際アクセサリーセット1についている、地上設置式を立てています。
しかし、実物の標識はポールが細く長く、TOMYTECのものは太く短くなっています・・・
ホームの途中に折り返し5両編成用の標識が立っていますが、これも細く長くなっています。
大船駅では屋根から下げられたタイプの標識の写真は撮れませんでしたので、これは宇都宮駅の新幹線ホームのものです。↓
東海道新幹線と違って東北新幹線は10両、16両、17両とバラエティに富んでいるので、17、16、Uの三枚が取り付けられ、今度停車するやまびこ+こまち編成が16両なので、16がLEDで点灯しています。
Uは新らしく走ることになるE5系(はやぶさ編成)用のものでしょうか・・
(後述する列車非常停止ボタンは柱の裏側にあります。 そして看板の上に特殊信号発光器があります)
屋根から吊してある標識のポールは、少し古い17、16両用のものはベージュで塗装されており、最新のUは黒い鋼材で下げられています。
これも、設置時期や駅によって塗色は変わるようです。
KATOの近郊形ホームの停止位置標識は、高い屋根から下げるので細くて長いポールと、実物をそのままスケールダウンしたような大きさの標識なので、あまり目立ちません(^_^;)
ポール部分はサンドで塗装し、標識の裏はフラットブラックで塗装しました。
附属のシールに6両があったので、それを貼り付けてあります。
この手前に4両用の標識も設置する予定です。
列車非常停止ボタンと列車非常停止警報機
KATOの近郊形ホームに、よくぞこんなに細かいものを用意してくれました、というアクセサリーです(^_^)
実物は非常に目立つように、非常停止ボタンの掲示と柱を赤と白のストライプのシートが柱に貼られています。
大船駅のように乗降客数が多い駅は柱1本おきに列車非常停止ボタンが設けられています。さほど乗降客数が多くない駅は2本おきと(KATOのホームと同じく)間隔が開いています。 この列車非常停止ボタンが設けられる、きっかけは山手線の新大久保駅で2001年に3人の死者が発生した転落事故だったので、JR東日本は熱心に整備を進めたと思います。
KATOのホームは基本248mmのホームに3本の柱があり、真ん中の1本に、停止ボタンと三角形の看板(pdf)と屋根の方に伸びる配線のモールドがあります。
そして附属のシールに停止ボタン、看板、そして赤と白のストライプがあります。
最初に、停止ボタンのボックスをフラットイエローで塗装し、ボタンのシールを貼ります。看板のシールを左右1枚ずつ貼りました。
柱に赤と青のストライプのシールを実物と同じく、H鋼の内側に窪ませて貼ろうと思いましたが、残念ながら、うまく貼れません(^_^;)
仕方がないので柱の左右にシールの台紙ごと切り出したストライプを接着剤で貼り付けて、正面のボックスの左右に細い巾で切り出したストライプを貼りました。
柱の裏側は、見えないだろうということで省略・・・
列車非常停止警報機はと、見てみると新宿湘南ライン上り用の1番線には、KATOのパーツの列車非常停止警報機は付いていませんでした。 中継信号機(pdf)かと思いましたが踏切警戒信号機(GMの踏切のキットに附属している)と、踏切警戒信号機(踏切で非常ボタンが押されたり、踏切障害検知が検知したときにグルグル発光する措置)と四角い表示器のようなものが付けられていました。
それではKATOホームのアクセサリーのような列車非常停止警報機がないかと探してみると、京浜東北線の10番線ホームにありました。
出発反応標識と並んで設置されています。
標識部分をフラットブラックで、ポール部分をサンドで塗装して、屋根の穴に接着しました。
列車非常停止警報機
しかし、よく見るとなにか足りない・・・・ 実物の列車非常停止警報機(pdf)を見てみると、菱形の縁に白い枠取りがしてあります(>_<)
さて、これを極細く切った白いデカールを貼り付けようかと思いましたが、すでに屋根に接着してしまったので、今さらシールを貼り付けるのも困難です(-_-;)
しかたがないので、面相筆で息を止めながら白い縁取りを塗りました(^_^;)
車掌に対して列車非常停止ボタンが押されたことを表示する、列車非常停止警報機は設置しましたが、運転手に対するものもどこかあるはずです。
確認は取っていませんが、出発信号機の中程にホームにあるのと同じ菱形の列車非常停止警報機のようなものがあります。
これかなと思って、同じように出発信号機の中程にポール部分を切り取った列車非常停止警報機を貼り付けました。
なお、レンズ部分にはクリアーレッドで色差しましたが、これは近づいて目をこらさないと分からないので、あまり意味はありませんでした。
Kobaruの自動販売機
前回制作記188でKATOホームに附属の自動販売機を作りました。 最近、㈱コバルからも自動販売機が発売になりました。
新進気鋭な会社で、レイアウト用品を積極的に発売されています。
内容は大2個、中1個、笑1個、人形1個入とあり、笑は小の誤植かと思ったら、笑の自動販売機はゴム製品のものらしいいです。品がいいんだか悪いんだか分かりませんが、洒落たようです(^_^;)
製品の見てみると、中にLEDを入れれば本物の自動販売機と同じような照明になるという、Kobaruの意欲作です。
サポートページに自動販売機の作り方が載っています。
実際に組み立ててみると、(LEDの照明は入れませんが)シールも難なく貼れて簡単に組み上がります。 シールで本体全部を覆う形になるので塗装も不要です。
シールの自動販売機のパターンはみごとで、非常にリアルです。 許可は取っていないのか実際の飲料メーカーの商標の文字を前後させて微妙に変えてあります。
難点は、自動販売機の高さが足りないことです。
写真では左から中1個、大1個、そして附属の自販機で買い物する女子高生の人形。 そして右の二つが前回制作したKATOの自動販売機です(シールは附属のものでなく、市販のものに変えてあります)。
比較すると、KATOのものに比べてかなり背が低く、女子高生の人形とどっこいどっこいの高さになっています。
Kobaruのほうも自覚しているのか、完成見本の写真の自販機には、背を高くするためにだいぶ下駄を履かせています(^_^;)
まあ、他社の自販機と並べずに、単独で置くにはなかなかリアルな自販機です(^_^)
笑の方はゴム製品の自動販売機にしないで、ポストか鉄道電話の入れ物にでもする予定です(^_^;)
次回は、ホームに乗車目標表示などを設けようと思います(^_^)