制作記#183
更新日2010年12月2日更新 TOPへ
2010年11月27日(土) 新戸崎駅KATO近郊形ホームへの改修工事#1
突然ですが、とあるところから背中を押され、高架駅の新戸崎駅のホームを近代的な近郊ホームへ、リニューアルしたいと思います(^_^)
KATOの高架駅システムで(旧)対向式ホームにすると、巾の関係か対向式ホームではなく、(旧)島式ホームを使う仕様になっています。
すると、ホームの屋根が対向式ホームの特徴である片流れ式でなく、真ん中が窪んだV字型の屋根になってしまいます。
その問題を解消すべく、新たに発売された近郊形 対向式ホームは高架駅システムに片流れ式の対向式ホームを置くことが出来ます。
本来ならば、2007年の10月にKATOから近郊形ホームが発売された時点で、KATOユニトラックの島式ホームを置き換えるべきでしたが、他のレイアウト未成部分の制作を優先事項にしたために、3年ほど放置しておりました(^_^;)
制作記#73を記した時点では、ホームから降りる階段付きのホームは発売されていませんでしたが、その後、下に降りる階段(エスカレーター付き)の附属するB-R(右階段)、B-L(左階段)の対向式ホームが発売されましたので、これを使用します。
3年前に購入した近郊形 対向式ホームセットに加え、近郊形 対向式ホームB-Rを2個、BーLを2個追加購入して、6両編成までが停車出来るホーム2面を置き換えます。
(地上駅の戸崎駅は6両~11両編成の列車が停車可能なホームを備えていますが、7両編成以上の列車は高架駅の新戸崎駅には停車させず、真ん中の通過線を走り抜けます)
近郊形 対向式ホームは屋根の形だけではなく、現代の駅らしく点字ブロックは当たり前、ゴミ箱も分別式のテロ対策仕様のシースルーのゴミ箱になってます。
旧製品のホームは柱にゴミ箱や吸い殻入れが付いている国鉄仕様なっているのに対し、近郊形ホームは現代のJR仕様(特にJR東日本)になっています。(柱には非常停止ボタンも付けられています)
KATOの売り文句は、
近郊式対向ホームは、現在活躍している新幹線や新形車両に対応する、高くて大きい上屋やホーム下の退避スペース、ホーム上の点字ブロックなど、現代的なディテールが特徴です。
架線支持ビームや各種アクセサリーも、豊富に再現しました。 (説明書より引用) と、なっています。
近郊式ホームはジオタウンシリーズならではのリアルな造りになっており、非常に満足すべき出来なのですが、一つだけ気になる点があります。
それは屋根の下の箱のような部分です。
近郊式ホームは新幹線のホームに使ってもいいように、屋根(上屋)の高さを高くしているのが特色です。
しかし、屋根の下の箱部分があると、せっかくの屋根の高さが消えて圧迫感を感じてしまいます(>_<)
プラットホームの屋根のように軽量な屋根の下に鋼材で重量のある箱形の構造物があるのも不自然な感じです。
KATOの近郊形ホームが発売されてからの3年間、実際の各地の駅のホームを観察してみても、このような構造になっているホームを見掛けることが出来ませんでした。
説明書には明記していませんがこの構造は、ホームに照明を取り付けるためのスペースを確保してあるのだと思慮されます。
裏返してみると、蛍光灯の取り付けてる支柱(ステー)と、駅名票や案内板などのアクセサリーを取り付ける穴もあります。
実際のホームを見てみると、高さのあるホームには蛍光灯をぶら下げている支柱は付いているので、蛍光灯と駅名票、看板などの取り付ける支柱のみを残して、除去しようかと思います。
ホームに照明を取り付ける予定は無いので、気楽に余計な部分を除去出来ます。
近郊形ホームは、接着されていないので以下の通りに簡単に分解することができます。 (ただし、屋根と蛍光灯支柱は2カ所にネジ留め)
塗り分けようと思った通りのパーツ割りなので、分解して塗装も改造も容易に行えます。
実際のホームにはない余計な部分を、金物店で買った工業用の大型ニッパーで切り取ります。プラスチック専用なので良く切れます(^_^)
切り口をカッターで整えます。
余計な部分を切り取ったホーム(向こう側)と、切除前のホーム(手前)を比較の為に並べてみます。
余計な部分が無くなると、屋根の高さも今まで以上に高く感じます。
ホームの屋根の重々しさも無くなってきたので、次回はホームを完全にバラバラにして全塗装を行います(^_^)