制作記#168
              更新日2010年 7月14日更新         

2010年 7月14日(水) 戸崎駅南西街区の整備#3(デニーズへようこそ#2)                 


 デニーズの内部に人形を配置して、外装も整えたいと思います。


 人形は主としてテーブルに座っている客の人形になります。
 デニーズ内部はKATOの他のキットと同じく、テーブルと座席が大ざっぱに成形されているだけで、座っている人形をそのままの形では置けないので、人形の方を座席に入るようカットします。
 人形の足の付け根からニッパーで切断して、座席に接着しました。



 配置する人形の数は18名ほどで、平日午後5時頃を想定のレイアウトなので立地によりますが、この時間帯ならばまだ4割程度の埋まり具合ということにします。
 
 使用した人形はコストを抑えて、トラムウェイの中国人の人形にしました。これはJNMRで同社のブースで販売しているもので、未塗装や部分彩色済みのジャンク品扱いの人形(制作記146で紹介)で、約370体入りで3,000円なので一体あたり約8円という格安の人形ですが、ポーズが限られ出来もあまり良くないので、目立たないこのような場所には打って付けです(^_^)

 この後、テーブルに料理を並べてみようかと思っても、外から店内はあまり良く見えないようなので、そこまではしないことにします。
 労多くして功少なし、となってしまします・・・・  建物を電飾すれば、中がはっきりと見えていいのですが、電飾なしないことにしていますから・・・・・ 


 今回、デニーズの制作が始まってから、実際のファミリーレストランを視察に4回も行きました。
 いきなり「今日の朝食はデニーズにしよう」と言い出すので家族は喜びましたが、短期間に4回も行くことになったことに疑問を持ったようですが理由は伏せたまま行ってきました(^_^;) 
 最初はガストで、COCO'Sデニーズと行き、最後にロイヤルホストに行きました。
 奇しくも価格帯が下の方から上の方に順番に訪れることになり、料理の質、店内の装飾、店員のサービスもきちんと価格と比例して上がっていくのが日本らしいと感じます(^_^)
   


 ファミリーレストラン訪問を通じて、一番感じたのは各店とも販促用ののぼり旗を多く掲げていることで、夏の今、よく見かけるのがカレー関連ののぼり旗が多いです。 COCO'Sなどはイメージカラーの黄色に合わせて黄色ののぼり旗を多数店周りに立てています。
 我がデニーズロイヤルホストのぼり旗を参考にカレーフェアののぼり旗を作りました。



 以前、のぼり旗を作ったとき(制作記12)は鮮やかにするため、白い用紙に印刷しましたが、今回は裏から見ても違和感ないように透明のシール用紙に印刷して、EverGreenの0.5㎜の丸プラ棒に付けました。
 残念ながら、透明シール用紙に印刷しても、色濃くは出ずに文字がはっきりと出ませんでした(-_-;)
 まあ、ナイロン製ののぼり旗のペラペラ感は再現できましたけど・・・・

 それを実際のファミリーレストランに倣って、店舗の周りに立ててみました。 

 自転車もご近所のサイクルショップを作ったときのものが多量にあるので、高校生の自転車として4台ほど二輪車置き場に置いておきます。


 ファミリーレストランのほとんどには、ポール式の看板の中途にタレ幕が下げてあります・・・・

 この看板を再現するために、ポールに0.5㎜のピンバイスで穴を上下に二つ開け、EverGreenの0.3㎜のプラ丸棒を上下に二本差し、その間にタレ幕を取り付けました。 実物はワイヤーでタレ幕を張っていますが、それは省略・・・・



 
 余談ですが、おかしな思い出としては、デニーズがセブン&アイ・ホールディングスの傘下に入った2005年以降、デニーズのポール式の看板がセブン&アイ・ホールディングスと並記したデザインに変更され、グループ全体のイメージアップを謀ったときがありました。



 すると利用者は上部3分の2近くを占めるセブン&アイ・ホールディングスのマークを見ると、セブンイレブンの店舗があるかのように勘違いされた方が続出させたそうです。(現在でもセブンイレブンとイトーヨーカ堂等はセブン&アイ・ホールディングスのマークを継続使用中)
 
 利用者からの不興を買い、しばらくたってから看板はデニーズのマーク単独に戻されましたが、その間、デニーズの店舗であることを強調して、ポールに付けられたタレ幕に、大きくカタカタでデニーズと掲示して、ファミリーレストランの存在感をアピールしていました(^_^;)

 


 最後に、おまけの作業を行いました。
 
 附属のシールにポール式の看板用のシールが失敗してもいいように、裏表2枚ずつ附属しています。

 
 
 今回、失敗なしで貼れたので一枚ずつ余り、それを利用してデニーズのセントラルキッチンからの冷蔵搬送車を作りました。

 冷蔵車はTHE・カーコレクションvol.5商用車編佐川急便飛脚クール便があるので、それを使います。
 飛脚クール便の、側面のアルミフラッドパネルの佐川急便のマークを紙やすりで削って落とし、ホワイトフラットホワイトを混ぜたものを吹いて、佐川色をなくしてから、デニーズのシールを貼りました。
 


 本物のデニーズの配送車がどのようなデザインか寡聞にして存じませんが、配送車として店舗の裏に駐めておきたいと思います。


 サイクルショップ喫茶店南風デニーズと3つの建物を用意しましたが、もう一つだけ小さな建物を追加します。



 これは去年のJAM(2009年第10回)でメディカル・アートのブースで大量に販売されていたイギリスのHORNBYの塗装済み完成品ストラクチャーの一つTaxi rank Officeです。 お値段は1,000円、ちっと高い(^_^;)
 Nゲージ用のストラクチャーですが、イギリスなので1/160でなく、やや大きめの1/148になるかと思います。



 パッケージを見ると、なかなかの出来ですが、レジンキャスト製でレジンらしく厚ぼったい出来のストラクチャーです。 (若干のゆがみもあり)
 ただ、彩色のセンスは自分と同じ(落ち着いた感じ)なので、塗り替えずにこのまま使います。
 


 隣のデニーズと比べるとかなり小さな建物なので、看板を掛け替えて、零細不動産業者の店舗にしようかと思っています。


 ずらりと四軒、店舗が並びましたが、やはり地面がベニヤ板の平原のままでは、様になりません(^_^;)



 次回は地面の方をやりたいと思います(^_^)


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