2010年 7月9日(金) 戸崎駅南西街区の整備#2(デニーズへようこそ#1)
デニーズの外観の塗装と内部の造作を行いたいと思います(^_^)
実際のデニーズに行って観察してから制作したいと思いました。 Webで画像検索をすると、KATOジオタウンのデニーズ(商品名ファミリーレストランB)にデニーズ府中白糸台店がよく似ています。プロトタイプかと勇んで出撃しようと確認すると、2009年5月25日に閉店してしまったようです(>_<)
デニーズは事業計画により不採算店舗の140店の閉店が決定され、その中の1店として閉店になったようです・・・・・
地元のデニーズも半数が閉店し、残っているのは白い外壁にブルーの縁取りのある外観の店舗で、ジオタウンのデニーズとはイメージのかけ離れたものなので、参考にならず(一応、家族で食事に行きましたが)、ジオタウンのデニーズに似た外観のCOCO'Sの店舗に行きました。
よって、店内の色調はCOCO'Sの店舗が参考になっています。(COCO'Sは地元では同じく事業再編中だった旧セゾン系のCASAの店舗を買収し、地元で一番巾をきかせています)
さて最初に、ストラクチャーに附属の駐車場部分をどうするか検討しました。
ファミレスに来店する客層に対しては、少しスペースが狭すぎるようです。
都心部ではともかく、地方都市のロードサイド店舗としては利便性が悪いので、これは廃棄してオリジナルの駐車場を造ることにします。
店内の塗装
建物を底面のネジを2本外すと、床と壁と屋根の3つに簡単に分解できます。
パーテーションやテーブル椅子が大ざっぱに表現されているので、これらを塗装したいと思います。
その前に、店内の中央に、ネジ留め用の太い円筒形の柱があるので、これをニッパーなどで除去しました。
除去後、穴が開くので、パテをテーブルと椅子の形に盛り上げて、再生しておきます。
KATOのストラクチャーは内部を再現しているのものが多く、特に高架駅セットは、駅構内の改札、待合室、レストラン、旅行センター、コインロッカーなどリアルに再現してあります。 自分の場合、組み立てが終了すると、中が見えなくなるので高架駅は中をいじりませんでしたが、今回のデニーズは大きな窓から中が伺えるので、ある程度、店内を加工しようと思います。
店内はNゲージの車輌の車内と同じ程度の再現度なので、あまりリアルではありませんが、テーブルと椅子を塗装しました。
最初は、店内を少しでも明るくするために、ライトクリーム色をエアブラシで吹き、テーブルと椅子をCOCO'Sの店内で見た色に調色した、タミヤエナメルを筆塗りしました。
塗装にあたって、もともと接着されていた花壇の植え込みは、塗装の邪魔になるので全部はがしました。ビニール系(木工ボンド)のようなもので貼られていたので、簡単に除去出来ました。
その後、壁に「デニーズ ポスター」と「アールヌーボー ポスター」のキーワードで画像検索したものをシールにして貼りました。
塗り終わった床面に、壁と屋根を載せてみます。
店内の椅子とテーブルが塗り分けたら、多少は目立つようになったかと思います。
屋根はダークグレーで彩色されていますが、きれいすぎるのでエナメルのフラットホワイトでウォッシング(溶剤で薄めて筆で塗り、少しおいてテッシュで拭き取る)して、スレート屋根の窪みにホワイトを入れました。
建物の裏もアクセサリーが付いているので、塗装しておきます。 (これを塗装しないのはもったいない・・・)
大小換気扇のフードはアルミシルバー、給水設備はバフ(以下すべてつや消し)、それを囲む塀はネイビーブルー、
それから最後にブラックを薄めたものでウオッシングして、ウエザリングと細部を目立たせました。
土台のコンクリートですが、RMMの179号(2010年7月号)の記事を参考にしました。
団地回覧板8号棟の記事に、コンクリートや地面の表現にターナー色彩㈱のアクリルガッシュ ジャパネスクカラーがいいのではないかとの紹介記事がありました。
今まで自分はコンクリートの表現にアサヒペンのスェード調スプレー グレーやグレーサーフェーサー、グレインペイント(もターナー社製)などを使用してきました。 スェード調スプレーは作り始めた頃に絶版になり入手不能、グレインペイントは粒子が粗すぎて1/150のコンクリートの表現にしては少し無理があります。
そんな中、紹介記事で、ジャパネスクカラーはスェード調スプレーやグレインペイントよりも粒子が細かいそうで大いに期待が持てました。
そこで近所の画材店に電話してみると在庫アリとのことで、早速購入してまいりました(^_^)
全69色もありますが、ずばりコンクリートの色はないので、黒(消炭色)と白を買ってきて(一本283円)、調色してライトグレーを作って塗りました。
アクリルガッシュなので水で薄めたり、筆を水洗いすることが出来ます。
RMMの記事に従ってチューブから搾って調色した後、 アクリルガッシュ2:水1で薄め3回塗り重ねました。
1回目はかなりムラになりましたが、2回目でムラは消え、3回目にはきれいに仕上がりました(^_^)
土台に塗りましたが、プラの地肌と同じ色合いに調色したので、写真ではあまり目立ちませんが、コンクリートのように落ち着いた感じに仕上がります。
このレイアウトのストラクチャーは透明パーツを除いて、すべてプラの地肌を露出させないように心がけています。 するとレイアウト全体が落ち着いた感じに仕上がります(^_^)
鉄道模型の雑誌を買うのも楽しみですが、最近は鉄道模型趣味誌よりもRMMの方を買う方が多くなっています。
最近の鉄道模型趣味は外部の投稿記事が多く、自分趣味の範囲外のHO車輌の制作記が多いので、レイアウト派としてはときどき、地面派の特集記事を載せるRMMを購入することが多くなっています。
記事も実際に編集者がレイアウトやジオラマを作り、いろいろ試行錯誤をしているようで、ときどきヒントになるようなことが書かれています。
今月号のRMMの180号(2010年8月号)には、Linkを結ばされて頂いているTK model factoryさんのマンションが団地回覧板9号に見開きで紹介されています。 細かく内部を作り込まれているので、ご一読をお勧めします(^_^)
アクリルガッシュの乾燥は意外と早く、梅雨時でも5分程度で乾燥しました。 手間は掛かりますが、ジャパネスクカラーこれから重宝しそうです(^_^)
キットに附属のシールをカッターで切り抜いて、看板に貼り付けておきます。
ポール式の行灯型看板は、近所のCOCO'sでは、茶色に塗られており、茶色で塗装すればいいアクセントになるのですが、デニーズのは画像検索しても白く塗られたものしか見当たらないので、フラット・ホワイトを塗りました。
看板の他、地面の表記や、デニーズの特色になっている窓ガラスに貼るDenny'sのロゴもシールとして付いているので、これも貼っておきます。
店舗周囲の花壇にはファーリッジをヤマト糊を薄めた水溶液にどぶ漬けして、ピンセットで花壇に盛ってみました。 夏のレイアウトらしく、花壇も樹を大きく成長させています。
次回は店内に人形を配置し、店周りにアクセサリーを制作して配置する予定です(^_^)