制作記#166
              更新日2010年 7月2日更新         

2010年 7月2日(金) 戸崎駅南西街区の整備#1(レイアウトベース拡張)                 


  扁桃腺の切除の為、2週間弱入院しておりました。 退院後は仕事もたんまり溜まっておりますが、ストレス解消の為レイアウト制作も再開です(^_^)  

 退院と前後して、KATOジオタウンより大型ビル4種が発売になりまして、そちらの方もいじりたいのは山々ですが、現在手がけているレイアウトのコーナー部分に、置くにはふさわしくない高さのあるストラクチャーなので、しばらくはお預けです。
 (レイアウトの手前に高さのあるストラクチャーは置きたくない)

 なので、今回手がける戸崎駅南西街区には平屋のストラクチャーを置く予定です。

 前回まで作成した2棟の他、もう1棟、KATOジオタウンのストラクチャー ファミリーレストランBを加えたいと思います。

 ジオタウンシリーズの初期に発売されたもので、かっちりとした造りで外観もリアルに造られています。 
 ただ駐車場も含めて186×160㎜という大きさが祟って、小さなレイアウトだと使い処が難しい不遇のストラクチャーになってます・・・・



 店舗は実在のファミリーレストランのデニーズの商標を使用しています。デニーズは2005年にセブン&アイ・ホールディングスの傘下に入り、看板等のデザインが変更されましたが、模型化されたのはそれ以前の姿になっています。 
 もともと、デニーズはアメリカのファミリーレストランチェーンDenny'sとライセンス契約により日本でも営業が始まりました。
 アメリカに行くとハイウェイのストリップ(インターチェンジ)などで日本の店舗と同じような外見と店内内装で営業していて、いかにもアメリカンなメニューが味わえます。
 それなのでアメリカの模型店でも、KATOのこの製品はよく見かけます。
 アメリカでの商品名は、

 このレストランBは、 Denny's Restaurant

    役場が、 City Hall Building

    二階建アパートが、Gilbert Gardens Apartment

    この辺までは、英語でも製品のイメージが湧きますが、

    庭のある家1が、690 E. Liberty Street

    庭のある家2が、909 Jefferson Street

     とアメリカンな名称で売られています・・・・

 さて、このレストランB(以下、デニーズと呼びます)は、店舗の裏もリアルに出来ています。
 空調設備、給排水設備やバックドアなどリアルに造られています。
 



 裏からネジを2本外せば簡単に3つに分解できます。  
 建物の内部も大ざっぱにモールドされているので、店内も加工してみたいです。



 さて、最近制作したサイクルショップ 喫茶店南風と並べようとしてもレストランBが大きすぎて、レイアウト上に土地がないようです(^_^;)

 なので、レイアウトベースを拡張して、土地を増やします。



 追加したのは、500㎜×150㎜の長方形のベニヤ板です。

 レイアウトベースに使っているベニヤ板は6㎜厚を使っています。
 ベニヤ板の厚さは12㎜が走行音が響かず、理想とされていると鉄道模型趣味誌の記事で読んだことがあります。
 このレイアウト作成にあたって、レイアウトベース用のベニヤ板をDIYショップに見に行くと、12㎜厚の定尺1800㎜×900㎜を見てみると、いかにも頑丈そうでいいのですが、1枚9㎏近くもあって、運搬と加工が非常に困難に感じました。
 次に9㎜厚のベニヤ板を見ると、それでも8㎏近くもあり、レイアウトベースの補強のための角材の重量も含めると完成後、重量の為に移動が困難になる恐れがありました。
 結局、理想の半分の厚さの6㎜にしました。これなら移動も加工も何とかなります。
 心配された、走行音も気になるものではなく、深夜に運転しても問題のないレベルの走行音だったので、予定よりも薄くしても問題はありませんでした(^_^)



 レイアウトベースが拡張出来たので、店舗の前に道路と十分な広さの歩道を設けることが出来き、ロードサイド店舗の情景を造ろうかと思います。

 
 レイアウトベースの拡張はこれで2回目で、前回は2年前で制作記88で触れております。
 前回はレイアウトの南東地区で、戸崎駅南口駅前広場を整備しております。



 今回の拡張部と合わせて、2台のコントローラーを挟むような形になりました。
 
 このレイアウトの楽しみ方は、2つの駅に列車を停止させることで、そのためにコントローラーだけは張り込んでいます(^_^)
 レイアウトのレールが、地上線はTOMIX(ファイントラック以前の茶色レール)、高架線部分はKATOのユニトラックを使用しています。
 なので、コントローラーも2社のを並べて使用しています。

 外側線用が、KATOECS-1、筐体が金属で、ブレーキハンドルもウッドという贅沢な作りですが、ツーハンドルタイプのコントローラーの中では一番運転を楽しめます(^_^)
 慣れると、マスコンをノッチオフして、ブレーキハンドルで徐々に減速してホームの停止表示のとこにぴったりに停止することが出来て、実際に列車のハンドルを握って運転しているような気分になれます。
 発売と同時に購入したので、年数は経過していますが頑丈な作りなので、まだまだ現役です。数年前にAC電源アダプターが駄目になりましたが、KATOの廉価版コントローラー パワーパック スタンダードSのACアダプターがそのまま使え(アンペア数も上がってかえって性能強化)無事に復活しました。



 内側線用は、TOMIXN-S2-CLで別名サウンドコントローラーと呼ばれ、9種類の列車の走行音と警笛が選べ、駅のアナウンスやドアの開閉音、踏切、鉄橋走行音など、豊富な音源で遊びながら運転できます。
 難点は、サウンドの方に原価の配分が取られ、筐体やハンドルがプラスチックが主体なので、KATOのECS-1と比べるとリアル感は欠けます。 
 一番不満なのは列車ごとにブレーキの減速率をツマミで調整しても、KATOECS-1と比べてスムーズに停止させることが出来ず、ホームの停止標識で停止させようと思っても、手前で停止したり、オーバーランしたり、急停車になってしまったりと、ホームに停車させるのが一番の楽しみと思っている自分にとっては、改良して欲しいところです(^_^;)   KATOECS-1は慣れると本物と同じくらい、スムーズに停車させることが出来ます(^_^)
 
 さすがにサウンドはすばらしく、楽器メーカーのローランドが制作しただけはあります(^_^)  内蔵のスピーカーでも十分なくらいいい音で(深夜に使用するには遠慮しなければなりませんが)、マスコンやブレーキハンドルに連動して変化する走行音やブレーキ音を楽しむことが出来ます。

 ちなみに、2台のコントローラーを載せている台は、DIYショップで購入したアイロン台です。 高さを自由に変えられ、アイロンをかけるくらいなので上部に造られています。


 次回は、デニーズの外観の塗装と内部の造作を行いたいと思います(^_^)


 

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