2010年 5月15日(土) (番外編) 静岡ホビーショー2010でレイアウトを見る#2
(MICROACE&MODEMO. etc)
第49回静岡ホビーショーにメーカーが展示したレイアウトとジオラマを見てきました(^_^)
マイクロエース
会場のモデルアート社のブースで鉄道模型で販売していた鉄道模型スペシャル No.4 特集:小型レイアウトの作り方大百科を遅まきながら購入するとサカツウの社長坂本憲二さんのドイツの鉄道模型は超エンターテイメントだった 鉄道模型=車輌模型だけでは楽しみは半分?でニュールンベルグのトイフェアとミニチュアワンダーランドの紹介記事が載っていました。
その中で、トイフェアは業者向けの展示会にかかわらず、決して中途半端なものでなく本格的な情景を伴ったレイアウトの多さに驚かれ、日本の展示会でのレイアウトの現状を憂いておりました(^_^;)
まあ、市場規模も輸出金額も大きく、HOのレイアウトが主流で、ストラクチャー専門メーカーも多数あるドイツと日本を比較するのも気の毒ですが・・・・
ただ日本の場合、KATO、タカラトミー、マイクロエースの財政状態は良く(模型界全体では厳しいメーカーも存在しますが)、ドイツのように企業の合従連衡があったり、破綻や破綻懸念があるよりはいいのですが・・・
ただ毎年静岡ホビーショーを見ていると、展示規模が縮小傾向にあるようですが(^_^;
さて、マイクロエースの展示レイアウトはNゲージが2つだけでです。
マイクロエースの場合はJAM(国際鉄道模型コンベンション)にはHOも含めた複数のレイアウトで自社製品の走行展示を行っているので、そちらの方で期待しましょう(^_^)
静岡ホビーショーでは、同社のプラモデルの展示にスペースの半分が占められています。同社はプラモデルの方も新製品、再販品に勢いが感じられます。
観客が写らないような角度で撮影したため、レイアウトの写真としてはとても角度が悪いのはご勘弁下さい<(_ _)>
TOMIXのストラクチャーを中心としたレイアウトです。
走行本位のレイアウトで、人形が散乱していたりと、あまりメンテナンスは良くありません。
常に、車輌が走っていますが、スピードが速すぎて製品の出来を観察するのは不適当です。
GREEN MAX
今年は展示ブースは狭く、レイアウトの展示はなしです。
かつてはストラクチャー専業メーカーだったたけあり、発売予定品を並べた駅のジオラマは見応えがあります(^_^)
自社製品だけでなく、KATOやTOMIXのストラクチャーも使用しています。
当社が開発したホームドアが使われているのは参考になります。
↓ はビジネスビルを組み立てたジオラマで、去年も展示してありましたが、今年は目の高さに近い位置で展示してあったので、よく見ることが出来ました(^_^)
立体駐車場のジオラマも去年と同じです。
それで、ビジネスビル(吹き抜け)に続く、第二弾の予定ですが展示してありませんでした。
ビジネスビルに関するパネルも、第一弾のパネルで、去年と同じ物が掲示されていまして、去年の幻を見ているのではないかと、虚視感を覚えました(^_^;)
MODEMOをやっているハセガワのブースは面積は変わらなくても、ドラゴン社のプラモデルがハセガワから青島文化教材社に移ったので、その分ボリュームは減少しました。 ドラゴン製品の展示の様子は、ハセガワの展示方がうまかったのですが・・・・
レイアウト関連では(特定のレイアウトに限られるが)1/144のジェイ・エア エンブラエル 170が良かったです。
さてMODEMOのレイアウトですが、路面電車・江ノ電のMODEMOと言われるだけあって、こちらを中心としたレイアウトです。
東急300系の走るレイアウトは、KATOのジオタウン ジオトラムのレイアウトで共存共栄が図られています。
東急デハ200を使ったジオラマはTOMYTECのジオコレを使用したものです。
一番目を引くのは、江ノ電をモチーフにしたレイアウトで、RMM誌にも掲載されたDDF製のレイアウトです。
夏の賑わいを見せる江ノ電鎌倉高校前と七里ヶ浜ですが、確かにこの道路配置だと、夏でなくても渋滞は必至になります(^_^;)
渋滞を表現するために、自動車の間隔を詰めていますが、中国や韓国であるまいにバンパーを接するかごとく車間を詰めたりしないので(トラック以外は)、半車体分以上空ける派です。
DDF
DDFも多数のジオラマを展示していましたが、多くはスケールがバラバラなファンタジー系だったので、高島屋の屋上庭園が魅力的だったので1枚だけ撮影してきました(^_^)
さんけい
みにちゅあーとこと㈱さんけいは本業は博物館などの展示模型の制作ですが、紙製のレーザーカットでHO N Zなどのスケールでストラクチャー類を発売しているメーカーです。 Zゲージのレイアウトを展示していました。
薄い紙を材料としているストラクチャーは、ジオコレよりも精密感に溢れています。
一度、同社のビルのキットを組み立てましたが、壁を3枚くらいの色形の異なる紙を貼り合わせて作りますが、難しくはありませんでした。
ただし、年代が古い建物が主流なので、自分のレイアウトに使えないのが残念。
このレイアウトの制作記はみにちゅあーとブログに掲載されています(^_^)
とある出版社
うっかりとどこの出版社か忘れてしまいましたが(^_^;)、みにゅちゅあーとのレイアウトを見た後にジオコレと波打った道路のレイアウトはちょっと厳しい(^_^;)
青島文化教材社
アオシマは昨年発売した団地のバージョン替えの団地 (ホワイト) 1棟セット(以前発売の物は2棟セット)の展示です。
より生活感を高めるために、衛星アンテナ(20個)が付きます(^_^)
同キットのパーツを見たらテレビアンテナはかなり太いし、ゴミ入れかと思ったらベランダの手摺りに干す布団だったりと、同社の1/700 1/350の艦船キットのような細やかさが欲しかった・・・
アオシマで驚きの目で見られたのは、軍艦島の模型で現在鋭意制作中のこと。
これはキットでなく、コールドキャストの完成品の形での教材用としても販売予定です。
1/1400のスケールで全長約34㎝、反響があったので産業遺構マニアだけでなく、一般にも受ければいいですね。
軍艦島(長崎県端島)は、いま自分が行きたいところNo.1の場所なので買ってみたいです。 映画 純や最近、内田康夫さんの小説 棄霊島でも舞台となったところなので、是非買いたい(^_^)
2個買って、1個は改造してレイアウトに組み込みましょうか・・・・
廃墟マニアの為に、現在の姿も発売されたら・・・・ と思うけど発売されないと思う。。。
昨年、Nゲージの防護柵やGMと組んで静岡鉄道の1000系を発売した㈲プラッツはZゲージに参入の発表と0系新幹線の試作品を展示していました。
Zゲージは買う気はないですが、一番興味を引いたのが、新たに取扱を開始したJTT Miniature Treeの樹木類で、かなり出来
Zスケールを中心に輸入するようですが、個人的に取り寄せてみたいです。
最近、県庁公園用にドイツのBUSCHの樹木を各種取り寄せたところ、カタログの写真と違ってかなりアレな出来で、レイアウトに使うのにかなり加工する必要があって、落ち込んでいましたが、このJTT Miniature Treeを見たら元気が出てきました(^_^)
同じくFLOQUILのジオラマペイントスプレー展示してありましたが、これは粒子が粗すぎてNスケールのレイアウトで使用するのはちょっときついです(^_^;)
タミヤでも扱っている、情景テクスチャーペイントの方がいいです。
GULLIVER
昨年も紹介しました、㈱ガリバーの1/64のタクシーのミニチュアカー用の駅前広場ジオラマです。
驚いたのは去年の写真を見て、くら~さんがNサイズでこれと同じ物を作ったことです(@_@)
電話ボックスの中の電話器も良く作ってあります。
毎年恒例の展示ですが、1/700のウーターライン3社が組んだ静岡模型教材協同組合展示の艦船模型の観艦式です。
小学生の頃、友達と一緒にこんな感じで、ウォーターラインを並べて遊んだことを思い出しました。
静岡ホビーショーで刺激を受けた分、レイアウト制作に励んで行きたいと思います(^_^)