制作記#156
              更新日2010年 3月6日更新         

2010年 3月6日(土) GM製 戸崎セントラルタワーの建築#14
               (屋上・ヘリポート工事#3・本日は防災の日)                  
                       

 前回の続きで、ヘリポートを仕上げていきます。

ヘリポートに脱落防止柵を設けます。 これは人や物の落下を防ぐもので、法令では200kgの重さに耐えられるように定められています。
 
 何かエッチングの柵のパーツがないか探していましたが、なかなか見つかりません。 高くつきますが1/350の空母用の柵を使おうかと思いましたが、だいぶ以前に購入したwaco.jp(現在は休業中)の鉄橋用金網歩道のグレイチングの通路が見つかりました。



 脱落防止柵に丁度良いので、プライマーを吹いた後に、ライトグレーで塗装しました。
 それを転落の危険性がある部分に取り付けました。


 この後は、
1.避雷針4本・・・・EverGreenの0.7mmプラ棒
2.テレビ・アンテナ・・・・KATOのお召し列車1号客車のAssyパーツ
3.衛星放送用パラボラアンテナ・・・手芸店で購入したボタンのパーツにEverGreenのプラ棒で組立
 をやる予定でしたが・・・・・  ヘリポートを眺めていたら、ヘリポートの情景を作りたくなってしまいました。

 一番のきっかけとなったのは、資料探しでWeb検索していたら、足立区のホームページに2008年6月に実施した、区役所本庁舎屋上ヘリポートに離発着する陸上自衛隊のOH-6DUH-1Jの動画があります。

   http://adachi.channel.yahoo.co.jp/index.php?itemid=15 

 OH-6Dが軽やかに着陸し、飛び立っていくのに対し、UH-1Jは慎重に離着陸を行っています。

 ここに迷彩服を着て離着陸を誘導する陸上自衛隊員の姿が映っており、これに触発されて離発着訓練を行う情景を作ることになりました(^_^)


 誘導員の人形はPreiser民間航空従事者と乗客の1/144の未塗装人形を使うことにしました。



 このキットにはパイロット3名、キャビンアテンダント3名、グランドクルー6名、乗客6名の18名分の人形が入っています。
 (パッケージにはスイス航空のDC-3が写っていますが含まれていません)

 気を付けなければいけないのは、1/144なので当レイアウトの主流となっている同じPreiserの1/160の人形を並べると、こちらの方が頭1つ分、体が大きくなっています・・・・
 並べると違いが歴然しているので、1/160の人形とは少し離して置くことにします。(同じことが㈱アイコムの1/144の人形にも言えます)



 顔や手を塗り、服もランナーに付いたまま塗ってしまいます。
 
 グランドクルーの人形に中に、誘導を行っている人形(マーシャラー)と、インターカムで通話している人形を使いました。
 


 足立区役所の画像だと、誘導員は赤と白の旗を持って誘導していたので、同じように風でなびいた旗を持たせます。
 旗は白いシール用紙を小さくカットした物を貼り付けてあり、赤旗は赤く塗りました。

 誘導員右側の通信を行っている隊員は共にPreiserの人形で、オリジナルはヘルメットを被っていないので、コナミの食玩、陸上自衛隊装備大全に付いていた人形のゴーグル付きのヘルメットをカットの上、接着しました。
 
 また、足立区役所の画像でも隊員は迷彩服2型を着用していたので、迷彩を塗装で再現しました。
 2型迷彩のパターンは非常に細かく、1/35の人形に迷彩のパターンを塗装するのもかなりやっかいです(^_^;)
 実物通りに塗装するのは困難なので、最近1/35の武装親衛隊の迷彩服を塗装した方法を応用して、迷彩服2型風に人形を塗装しました。
 方法は一番濃い色のグリーンを塗った後、面相筆を使って、ライトグリーン、ブラウン、バフの順でドライブラシのように叩いていくと、少し離れて見ると4色の迷彩2型服を着ているように見えます。

 誘導員右側の屈んで写真を撮影している写真班の隊員と支援する隊員は、コナミの陸上自衛隊装備大全に付属の人形をリペイントしたものです。Preiserの人形と比較すると材質のせいで泥人形のように見えてしまうのですが(^_^;)

 ヘリポートの下には訓練を視察するお偉いさんとビルメンの社員の人形を4人ほど置きました(いずれもPreiser)

 


 本日は勝手ながら9月1日 防災の日です(^_^)/

 中心市街地のヘリポートにヘリコプターがやって来るのは、騒音等の問題があり一年の内、防災の日の本日だけです。



 離発着訓練の為に、陸上自衛隊のUH-1J多用途ヘリコプターが飛んできました。

 誘導に従い、ゆっくりと近づいて行きます。 ヘリパイに言わせれば、ヘリポートはせめてこの4倍の広さがほしいとのこと(^_^;)
 


 そして無事に着陸

 この後、パイロットを交代して3回ほど離発着訓練を行いました。



 同じく、隣接した県庁のヘリポートには、航空自衛隊のUHー60J救難ヘリコプターが着陸しています。



 県庁のヘリポートは北海油田のキットを改造した物なので、大きさも、構造もしっかりしています(^_^)



 転落防止柵が少ないので、この後、追加しておきます(^_^;)

 相互のヘリポートの位置関係はこのような感じです。



 県庁ヘリポートの誘導員は、海上自衛隊です。(Preiserの消防士の人形を塗装)
 オブザーバーとして航空自衛官が2名(制服、迷彩服各1名)、タワーの上にはマスコミのカメラマンが2名、消防と視察の県庁のお偉方は階段の下におります。


 屋上ヘリポートに関心があると、実際にヘリポートに上がってみたくなるものです(^_^)

 通常の見学では県庁ヘリポートまで行くことが出来ません。


 
 離発着訓練中の防災ヘリコプター(栃木県庁絵はがきより)


 実際の屋上ヘリポートをよく見てみたいのならDVDで柳楽優弥さん、石原さとみさん主演の映画 包帯クラブのラスト近くに群馬県高崎市役所(25階建)の屋上ヘリポートが重要なシーンで出てきます。


 実際に屋上ヘリポートに上がれるのは、六本木ヒルズ(52階建)屋上展望台SKY DECKは画像を見るとヘリポートの上を歩けそうです。
 屋上機器やゴンドラの見学も含めて行って見たいです(^_^)


 実際に屋上ヘリポートからヘリコプターで飛び立ちたければ、森ビルシティエアサービス㈱のヘリコプターがアークヒルズの屋上ヘリポートから成田空港まで、定期便で結んでいます。
 ヘリコプターのBMWとか言われるユーロコプターのEC135型で、15分間の飛行に都心部ハイヤー送迎付きで、今なら片道50,000円のところ38,000円(エルメス機は片道75,000円のところ57,000円)で屋上ヘリポートからの発着を体験できます。
 運行実績表を見ると11往復の設定に対し、半分も運行していないようなので休止ならないうちに乗ってみたい(^_^;)


 

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