2009年12月12日(土) GM製 戸崎セントラルタワーの建築#8(空中回廊)
(番外編) 香港#2 ゴンピン360
前回までの7回に渡ってビルの高さを25階まで伸ばしてきました。
政策の考慮上、34階建の県庁より目立たないように、25階で止めておきます(^_^)
しかし、ビルの完成までにはほど遠く、本物のビルなら躯体工事と外壁工事が終わったくらいでしょう。今後行うのは、
1.屋上ペントハウス
2.空中回廊の設置
3.外壁の補修
4.サイド階段・エスカレーターの設置
5.セントラルスクェア(4階ルーフガーデン)の整備
6.屋上ヘリパットの設置
7.クレーン・ゴンドラの設置
8.セントラルコリドー(回廊・駅前大通りを渡って県庁と結ぶ高架歩道)の設置
9.看板等の設置
10.外構工事(バス停の設置・緑の小径の整備)
を行う予定です(^_^)
今回は1.屋上ペントハウスと2.空中回廊の設置です。
1.屋上ペントハウス
ペントハウスは屋上の機械室です。 エレベーターの設置してある上の部分に二棟設置します。
ペントハウスは基本セットに付属のものを使いました。
スェード調スプレーのダークグレーを吹いた後に、角の柱をエナメル塗料のライトグレーで塗装、ドアはダークイエロー、壁の3面に付いている大きな換気用のルーバーには、メリハリを付けるため薄めたエナメルのライトグレーで墨入れしました。
とても合いのいいキットなので、なんの苦労もなくペントハウスの組立は終了しました。
このあとは、緊急避難用のヘリパットや、清掃用のゴンドラ、クレーン、アンテナ等を設置する予定です。それらは最後の方に行う予定です。
2.空中回廊の設置
19階の展望室にA棟とB棟を繋ぐ空中回廊を設置します。
製作記147で紹介しましたが、床の一部がガラス張りになっている東京タワーや上海テレビ塔のようにアトラクションとして、床がガラス張りになった通路を設けます。
今現在、建築中の新東京タワー 東京スカイツリーにも、高さ450m !の第二展望台にガラスで覆われた空中回廊が設けられる予定になっています。 ここにもガラス張りの床が登場するのでしょうか・・・・
今回、設けたのは高所恐怖症の人はまず渡ることが出来ないという代物です。
同様のコンセプトに祖谷のかずら橋があります。 渡ったことはありませんが、宮脇俊三さんの汽車旅12ヶ月を読むと臨場感溢れる文章に渡ったような気分になりました(^_^)
さて、空中回廊はキットに付属していないので自作です。
透明プラ板で作ると、強度的に不安な感じになるので、補強材入のガラスにしたく、建築模型の柵(透明プラ板に柵のパターンが印刷されたもの:建築模型材料の㈱光栄堂製)を使いました。
建物に合わせて、パーツを切り出して行きますが、寸法通りに罫書くのも大変なので、図形ソフトで型紙を作画してカッターで切り出しました。
鉄骨部分は、ジャンクパーツ(以前購入したドイツレベルの北海油田のキットより)と、EverGreenのプラ棒のH鋼をアルミシルバーで塗装したのを使いました。
これらを、透明ゴムボンドで接着しました。
最初は床板を、次ぎに側壁を取り付けました。
そして、もう片方の側壁を取り付ける前に、人形を配置しておきます。今やらないと、後からでは配置が困難になるからです。
前回の製作記148で展望室に人形を配置しましたが、展望室は完成するとよく見えなくなるので、安価な二線級のトラムウェイの人形(失礼m(_ _)m)を使いましたが、今回の空中回廊はよく見え、目立つ場所なので、一線級の人形、Preiser製品を中心的に(8体)塗り替えて使いました。
ガッツポーズを取りながらの記念撮影を行う若者、四つん這いになって下を眺める子供、手をつないで渡る親子、県庁の展望台を眺める夫婦を置きました。
他にしゃがむ人形と後ろを向いている男の子はWoodland Scenics、男女の高校生はkt工房の夏制服に塗り替えたものを使用しました。
久しぶりにPreiserの人形の塗り替えを行いましたが、やはり一番造形がイイですね(^_^)
製作記118で整備した県庁舎ビルのテラスから、空中回廊を渡る人の様子を眺めるのも一興かと(^_^;)
床に格子が入っていても、19階の高さがあると、かなり怖く感じます(^_^;)
自分は、ジェットコースターと観覧車は苦手なのですが、高いところに登るのが大好きで、こんなところがあったら実際に渡ってみたいです(^_^)
人間、一番高さの恐怖を感じるのが11mで(ビルでいえば4階の高さ相当)で、ここまで高くなると恐怖が薄らぐそうです。
しかし、高所恐怖症の人にとって、何を言ってもダメでしょうが・・・・・
次回は、
4.サイド階段・エスカレーターの設置
5.セントラルスクェア(4階ルーフガーデン)を行いたいと思います(^_^)
(番外編) 香港#2 ゴンピン360
製作記で透明の床の空中回廊を作りましたが、こういった人を脅かすような、あざとい演出は中国人に適うものはありません(^_^;)
香港に床板が透明なロープウェーがあります。
Ngong Ping 360(昂坪360:ゴンピン360)というケーブルカー(日本でいうケーブルカーは鉄軌道の上を鋼索に引かれるものだが英語のcable carはロープウェーも含む)がランタオ島にあり、地下鉄 東涌線の終点 東涌駅(香港の中心部から40分くらい)から徒歩2分の場所にあります。
一番の特徴は5.7㎞の区間を約25分というロープウェーにしては長い時間乗車することです。
往復で1時間弱の乗車になりますが、運賃は$107(約1,300円)と日本のロープウェーと比較するとにしては
ゴンドラは10人分の座席がありますが、余裕を持って8人くらいの乗車にしていました。
このゴンドラ中、4台に1台が床がガラス張りのCrystal Cabin クリスタルキャビンになっています。
料金は普通のゴンドラの約1.5倍の$157(約1,884円)になります。 値段が高いのか、ガラス張りの
ゴンドラは御免被るのか、観光客の人気は10:1の割合で普通のゴンドラの方が人気が高く、平日の午後に乗りましたが乗り場で30分ほど並びました。クリスタルキャビンの方は、並ばずに貸し切り状態で乗れたのですが、高所恐怖庄のカミさんがクリスタルキャビンへの乗車を断固拒否したので、普通のゴンドラに乗りました。
今、思えば無理してでもクリスタルキャビンに乗っておきたかったです(-_-;)
クリスタルキャビンもどうせならイギリス ロンドンの観覧車ロンドンアイ:The London Eyeのように壁面までガラス張りのほうがさらに、迫力ある体験が出来るかと思いますが、暑さのきつい香港ではやめておいた方がいいですね・・・・
多数の小型のゴンドラが動く自動循環式です。
これを見るとNゲージのストラクチャー、ドイツのBRAWAのCable Carsを思い浮かべます。これは、いつか作ろうと積んだままになっています(^_^;)
このロープウェー、路線図を見ると複雑な経路をとり、途中2カ所ほど角度が変わるところがあり、転回所が2箇所設けられています。
距離の長ければ、支柱と支柱の間隔も異常に長くなっています。海上を渡る箇所も、支柱が見えるのは遙か彼方・・・
恐怖を感じるほどの距離と高さです(^_^;)
海上を渡り、対岸の山を昇る途中の絶景は、香港国際空港です。
空港を一望でき、離着陸する航空機を眼下に眺めることが出来ます(^_^)
今、離陸中なのはNCA日本貨物航空のB747-200
残念なのは、香港(中国本土の大都会もそうですが)全体がガス(スモック)に覆われていて、晴れていても視程が悪く、すきっりと景色が見えないことです。このへんは日本の大都会の状況の方がましです(^_^;)
対岸を渡るとランタオ島の山地に入ります。険しい山容で高い木が皆無なのは日本の山とは異なります。
相変わらず支柱の間隔が長い中、深い谷を渡っていきます。クリスタルキャビンだったら、さぞかし迫力のある体験が出来るかと思います。
日本だったら、安全の為、もう少しルートを選んで支柱の間隔を詰めるかと思います。
ケーブルカーのキャビン内の保安設備はどうかと、見渡してみると日本のロープウェーに備えてある、非常用の無線機や、緊急脱出口、応急下降器具等は備えてないようでした。まあ、仮に備えてあっても脱出するのが危険なほどの高さを通っているので、ない方が安全かも(^_^;)
ただ、無線機は備えてほしい・・・
けっこう、長時間の緊急停止した事例があり、なおかつ、試運転中に落下事故(死傷者なし)を起こしているので、そのことを思うと、乗っていても手に汗を握れます(^_^;)
いいかげん乗り飽きたなと思う頃、終点の大仏が山頂に建つ山が、霞のかなたに見えます。
山頂の昂坪駅にはギフトショップやレストランが集まった昂坪市集があり、観光客の目指す先は、5分ほど歩いて高い階段を昇って天壇大仏に向かいます。
写真にも写っていますが、けっこう香港にはインド人が観光やビジネスで訪れていました。
自分たちはロープウェーに乗るのが目的であるのと、何よりもクリスチャンなので偶像の大仏を参る気もなく、カフェで抹茶ジェラートを食べて戻りました。
麓の東涌に着くと目の前に、CityGate outletsがあります。香港国際空港に近く地下鉄の駅に直結した好立地のアウトレットストアで、大勢の買い物客が訪れていました。
香港だけに日本には来ていないイギリスのブランドが目立ちました。
商品の価格も日本のアウトレット価格の2分の1から3分の1くらいの値段で、さすが買い物天国と何度も頷きました(^_^)