制作記#147
              更新日2009年11月16日更新         

2009年11月14日(土) GM製 戸崎セントラルタワーの建築#6(19~21階)
                遊覧列車の整備

                         (番外編) 海上自衛隊観艦式#2


今回の製作記も前回と同様に三段構えです(^_^;)


1.戸崎セントラルタワーの建築(19~21階)

 19階部分に二棟に分かれた高層ビルの間 を結ぶ、空中回廊を設けます。
 これは機能的なものでなく(一応、避難路としても使用できますが)、観光の目玉として設けたモノです(^_^;)

 空中回廊の出入口を設けるために、19階部分は入口のパーツが着いている基本セットを使います。
 ついでにショーウインドウのパーツも基本セットに付いているので、展望室にします。

 

 展望室のガラス窓が大きく、外から中が見えるので、展望室内にある程度の内装を施し、人形を配置しようかと思っています。



 空中回廊は、大部分がガラス張りの通路にして、高所恐怖症の人はまず渡ることが出来ないという代物にしようと思います(^_^;)。
 
 床をガラス張りにするのは、東京タワーやエッフェル塔でもありますが、大々的にやるのは中国人も好きで、今年の1月に行った上海テレビ塔にも、大きなガラス張りの床がありました。 



 もっと規模の大きなものはこのテレビ塔の近くにある上海ヒルズとも呼ばれる上海環球金融中心では100階の展望室の床の真ん中が、ガラス張りになっています。
 残念ながら、ここは訪れていません。なぜならば訪れた日は天候が悪く、ビルの展望室の周辺は雨雲に覆われていて、登っても景色を眺めることが出来なかったからです・・・・・・

 本当に上海は、変わった形をした高層ビルが競うように建てられていて、今回の高層ビルを造る1つのきっかけになりました。
 
 
 ところで、ここ一ヶ月、N'EX253系に乗りに行ったり、車で子供と航空科学博物館に行き、そして最後にはアメリカ人を空港に送りに行き、つごう3回も成田空港に出入りしたので、飛行機に乗って海外旅行に行きたくなってきました(^_^)

 それで、家族旅行を勤労感謝の日を含む連休に計画しまして、一番手軽に行けるのが円高ウォン安の恩恵を受けられる韓国ですが、寒い、インフルエンザが蔓延、食べ物の刺激が強すぎて子供にはつらい、という理由で却下。 そして台湾や上海、シンガポールなどが候補に上がりましたが、最終的に香港に行くことにしました。
 香港でしたら、レイアウト制作に参考になるのが多くある大都市であり、家族旅行でも安全面で問題はないでしょう。
 公共交通が以上に発達していて、2階建バスや2階建トラム(市電)、LRT、日本より進んでいる地下鉄、ピークトラム(ケーブルカー)、ケーブルカー(ロープウェイ)など、移動手段だけでも楽しめそうです(^_^)

 旧宗主国のイギリスと中国が混じったような街だと思います。1997年にイギリスから中華人民共和国に返還され、特別行政区にが、街並みと観光施設を視察してきたいと思っています



 19階の展望室の上に2階分さらに伸ばし21階としました。この上の22・23階は2つの棟を繋げた構造にする予定です。

 現在、透明プラ板などの切り出しを行っています(^_^)


本日使用分
基本セット@1,575円×3個=4,725円(ただし調達価格は2割引なので、3,780円)

累計
 基本   @1,575円× 8個=12,600円 (ただし調達価格は2割引なので、10,080円)
 増設セット@945円×15個=14,175円(ただし調達価格は2割引なので、11,340円)
              計  26,775円                     (計 21,420円





  2.遊覧列車の整備(トラムウエイの人形を使用して)

  前回の製作記146で、トラムウェイの人形を紹介しましたが、多量のジャンク人形を、オープンタイプの客車にのせました。
  
 オープンタイプの客車は、BachmannExcursion CarJackson Sharp Open-Sided Excursion Car with Seats)で、日本語に訳せば遊覧車というものでしょうか(^_^)
 


 人形はジャンク品なので、未塗装の人形は塗装を施し、塗装済みであった人形は、服を塗り替えたりして、多量の座った乗客の人形を用意しました。



 なぜ、こんな客車を買い揃えたかというと、東京ディズニーランドのウェスタンリバー鉄道のようなレイアウトを作る夢があって、東京ディズニーランドが開業した当時、スポンサーであったTOMY(現在はタカラトミー)から、ウェスタンリバー鉄道の9㎜ナローの機関車と客車、そして9㎜ナローのレールセットも発売していました。 これを15年前くらいに、亡くなってしまった模型店の主人から譲ってもらったので、遊園地のレイアウトを作るときに使用する予定です。
 しかし、TOMYのは9㎜ナローなので、車体のサイズはHOサイズで、このレイアウトの建築限界を超えるので走らせることが出来ないので、レイアウトでも運転を楽しむために、Nゲージのも購入してみました(^_^)



 機関車はATLAS2-6-0 Mogul Steam Locomotiveです。
 これは遊園地用の機関車ではなく、アメリカで1863年から50年間に11,000台以上作られたベストセラーの機関車です。
  模型の方は、ATLASからNゲージ用の機関車として、2003年から2006年にかけて25種類近くのバリエーションが発売されたようです。
 もちろん中国製で、作りは細かく、塗装もきれいに仕上がっています。



 よくもまあ、小さな車体の中に、モーターと動力装置を納めたものだと感心する出来です。
 ただし、車体の小ささが祟って、動きの方はあまりスムーズではありません。
 TOMYの9㎜ナローの機関車くらい滑らかに走ってほしいのですが、急発進、急減速気味なのはやむを得ないところです。
 アメリカの模型店の在庫も、そろそろ少なくなって来たようで、25種類の内、半分以上は売り切れでした。
 そして、動力も当たり外れがあるらしく、メールで在庫のうち調子のいいのだけ選びましたと、わざわざコメントを寄せてくれました。
 それでも、3台のうち1台は走行状態が非常に悪いです(>_<)



 Bachmannの客車はオリジナルの密自連形のカプラーで、ATLASの機関車の方はアーノルドカプラーになっており、互いに連結出来ないので機関車側のアーノルドカプラーを、KATOカプラーNに換えて繋げています。 調べてみるとBachmannオリジナルのカプラーが別売されているようなので、こちらに換える予定です(^_^)


   3.海上自衛隊観艦式予行2 

 前回に続いて、まったくレイアウト制作には関係がありませんが、10月21日(水)の予行1に続いて、23日(金)に行われた予行2も続けて行ってきました。(さすがに25日(日)の本番には行っていません)
 
 予行1は補助艦艇の掃海母艦でしたが、今度は戦闘艦艇の護衛艦に乗りました。
 乗ったのはイージス護衛艦のDDG-173こんごうです。
 1993年に就役した海上自衛隊初のイージス艦で、現在はミサイル防衛の中核となっており、2006年の北朝鮮のテポドン2号ミサイル発射実験の際には日本海に展開して、発射の際、レーダーでの探知・追尾に成功し、2007年にハワイ沖でミサイル標的を垂直発射システムのSM-3ミサイルで迎撃に成功という、武勲を持っています。

 

 今回、佐世保基地から来たこんごうは、自衛隊基地以外の横浜港大さん橋に停泊です。
 遠くからでもイージス艦特有の巨大な艦橋が目立ちます。




 艦橋の壁には大きなイージスの眼、AN/SPY-1フェーズドアレーレーダーが目立ちます。
 これだけ巨大だと、艦橋トップの操舵室まで、甲板から7階ほど急な階段を登ることになります。



 トップの操舵室は巨大な艦橋の割には、大変狭くなっています。ステルスのことも考慮して艦橋の形が台形の形をしているからで、自艦の艦橋要員の他、第1護衛隊群の司令部要員も配置に付いているので、狭い艦橋の中、自衛官と見学者で溢れていました。

 自衛隊の中でも機密の多いイージス艦だけあって、他の護衛艦では公開している操舵室内の機器も、隠されているものがあります。手前に巨大なレーダーコンソールがありますが、カバーで覆われています。 航海中は他艦の位置や距離はレーダー画面で確認しますが、今回はすべてCICに確認を取っていたので、操艦はたいへんだったかと思います。
 他にも、艦内は機密がらみでの立ち入り禁止区域が多く設けられていました。


 艦橋から前部甲板を見下ろすとかなりの高さを感じます。
 前部にはイタリア製のオート・メラーラ127㎜砲が1基、対艦、対地砲撃の他に、対艦ミサイルの迎撃にも力を入れています。



 大きな艦なので、1,000人近い招待客を乗せて航海するので、かなり海幕からの応援の人が乗っていました。
 今回、こんごうに乗艦すると まずグループごとに海上幕僚部所属の一佐や二佐が引率して、艦内案内のツアーを行ってくれました。
 30分くらいかけて、甲板上の武装を案内後、艦橋に登り、最後に甲板下の食堂まで案内されました。
 
 こういうことは初めてでしたが、一般国民に強力な武装を持つイージス艦を理解してもらうのに、たいへん良い方法でした。何しろ、説明を受けて初めて、今話題になっているイージス艦だと分かった人がかなりいましたから・・・・ 


 大きな艦ですが、艦内の通路や階段は自衛艦らしく狭く作られています。艦内のレイアウトは第二次大戦中のアメリカ海軍の艦船とほとんど同じです。
 すれ違うのがやっとの通路と、何枚もの隔壁のドア、気体、液体が通る太いパイプ、ただ進化したのは電気、通信関係のケーブルでこれらだけは技術の進歩により、細くなりました。



 映画亡国のイージスでは、同型艦のみょうこうがロケで使われています。 映画を見ればイージス艦内の雰囲気が分かるのではないでしょうか。
 
 艦内を見ると、他の護衛艦よりも海外派遣で長期の航海向けの設備が充実しているのを感じました。


 さて、東京湾を出て相模湾に着くと、観艦式が始まります。 今回も、2日前と同じく、操舵室からの見学です。
 
 こんごうは観閲艦艇部隊なので、2日前に乗艦した掃海母艦ぶんごが所属する受閲艦艇部隊が迎えてくれます。
 
 

 前を行く艦が、DDH-144護衛艦くらまで、本番は総理大臣(今回は総理代理の菅副総理)が乗艦される観閲艦で、すべてがくらまを中心に観艦式は行われます。
 まさか、観艦式本番の2日後の10月27日に関門海峡で韓国コンテナ船と衝突するとは思いもしませんでした(>_<)


 受閲艦艇部隊のDDG-178イージス護衛艦あしがら
 今年就役したばかりのあたごクラスの艦で、こんごう型の後輩にあたります。一番の違いはマストがよりステルス化のため平面構成になり、ヘリコプター搭載のための格納庫も設けられています。



 次回はこんごうよりも新しいあしがらに乗艦を願っています。
 本来ならば、就役したばかりのあしがらより、ネームシップのあたごが参加するかと思っていましたが、諸般の事情があったのかもしれません。


 護衛艦ひゅがに似た艦形の輸送艦おおすみです。この日は甲板で防衛大学校の学生らしき人たちが、整列して見学をしていました。
 


 観閲式が終了すると、訓練展示のために変針を行います。
 この操艦の様子がダイナミックで、観艦式の間も操舵室に残っているのが好きです。


 2列隊形で航行している艦隊の間を、輸送艦おおすみに搭載された輸送用エアクッション艇 LCACが速力を上げて抜けていきます。



 レイアウトにも防災訓練で登場させたいので、ピットロード1/144 海上自衛隊 エアクッション型揚陸艇 LCACを制作を考え、よく観察しておきました。


 狭い艦橋の中に第1護衛隊群の司令部要員も含めて、海将補を筆頭に1佐、2佐、3佐がごろごろいる場所に一般人が参加出来るイベントは、観艦式くらいでしょうか。
 今回、以前観艦式で乗った艦の航海長で一尉だった方が、昇進されて一佐として司令部の幕僚になられてました。時の流れを感じるとともに、その方の昇進を喜びました。



 海上自衛隊の皆様の御陰で、たいへんいい時間を過ごさせて頂きました。感謝申し上げます。

 今回、イージス護衛艦こんごうに乗艦させて頂いて、こんごうが就役した16年前の興奮を思い出しました。何だかピットロード1/350のこんごうのキットを作りたくなってきました(^_^)


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