2009年1月24日(土) レールの保守点検
ここ2週間はレイアウト制作が少し滞っていました。原因は仕事が繁忙期に入ってきたこともありますが、レイアウトの保線作業と工事完了の確認運転で、様々な車輌を運転していた(楽しんでいた)のが一番の要因です(^_^;)
高架駅と高架線路を元に戻し、まず戸崎駅1番線ホームに照明を取り付けた効果測定を行いました。
まず、照明を点灯しない状態 (カメラカーの映像なので荒いですが)
そして照明を点灯させた状態
出来の悪い人形の姿もしっかりとカメラに撮られてしまうのですが(^_^;)、カメラカーの運転を楽しめるようになりました。
さて、カメラカーを運転するには線路の状態をベストの状態に保たなければなりません(^_^)/
今回、レールの徹底クリーニングと脱線事故が起きないように、徹底的に保線作業を実施しました。
レイアウトにおける保線作業の主なものは、高架線路のズレや、ジョイント部分がきちんと接続されているか点検です。
高架線路は制作の都合上、固定していないので、ちょっとしたズレでジョイント部分に段差が生じたり、外れたりしています。特にKATOユニトラックは支障が生じる場合が多々あります。
目視で点検した後、クリーニング列車を走らせて不具合がないか試します。
あと重大な支障案件はポイントで、異物挟まりや電気的な問題による不転換や、可動するトングレールの変形による脱線事故を引き起こします。単に走らせて楽しむのであればレイアウトにポイントを設けない方がいいのですが、それではレイアウトの楽しみが半減してしまいます。
機関区も電車区もないレイアウトですが、駅関係だけで12基のポイントがあり、故障しないよう神経を使っています^^;
もうひとつ、走行のため必要な保線作業はレールのクリーニングです。
割り箸の先に布を巻き付け、クリーニング液を浸して、手でクリーニングする方法もありますが、立体交差や架線柱が立つと、それが困難になってきます。 そこでクリーニングカーを使用しています。
各社から発売されているクリーニングカーを試してみて、今、一番使いやすくて効果があると思っているのは、ペア―ハンズから発売されているクリーニングカーです。
クリーニングカーのキットは(完成品も発売されている)は、床とクリーングパーツが真鍮の挽き物で重量があります。これをKATOの貨車ワキ5000に取り付けました。色は鳶色だと事業車っぽくないので、CR旅客鉄道のコーポレートカラーのパープルで塗装してあります。
(事業車に相応しいのは、マヤ34でペア―ハンズの完成見本が掲載されています)
このクリーニングパーツに切り取った布を取付け、クリーニング液を浸して、パーツの重みでレールの汚れを拭き取ります。
クリーニング用の布は発売されていないため、適当な布を4p×2p位に切って使います。
布にクリーニング液を浸して、レイアウトを2周させるとこの位汚れるので、それだけ汚れが取れていることです・・・
クリーニングカーの牽引機として使っているのは、KATOのアメリカ型機関車C44ー9Wで15年以上前に購入したものです。
初めて買った思い出のKATOのアメリカ機です。(現在のKATOのアメリカ機に比べたら、ディティールはあっさりとしていますが)
その頃KATOの日本型の機関車にはフライフォイールが付いていなかったので、フライフォイールによる滑らかな発進と、停止の際の惰行の距離の長いことに感激したものです。
フライフォイールに、長い大型の車体、6軸で集電駆動と汚れたレールの上を、抵抗の強いクリーニングカーを牽引するにはもってこいの機関車です。
月に1回はレイアウト上のすべてのレールの上を、クリーニングカーを牽引して何周も走っているので、保有する車輌の中で断トツの走行時間を誇ります。
15年選手ですが、未だに健脚を誇っています。
(レールの状態を確かめるために試験列車としても使用しているので、脱線の回数も断トツです(-_-;) 頑丈な名機だ・・・)
何よりも、6軸での集電能力が高いのが素晴らしい。どの機関車よりも汚れたレールの上を力強く走ってくれます。この機関車でもカクカク走るときは集電向上剤LOCOを車輪に爪楊枝で塗って、一周させればスムーズに走ります。
保線作業のついでに、車掌区周辺のカーブのレールを、TOMIXの古い茶色レールから現在発売されている、ファイントラックに交換します。
理由は、茶色レールだとバラストを撒いてからエアーブラシでダークアースでレールを塗装すると、茶色の色が強くなってしまうので、バラストと同じ色のグレーレールのファイントラックに交換することにしました。
あとユニトラックの高架線路のフィーダーもこの機会に新らしい物に交換します。
レールをファイントラックに交換し(ファイントラックは旧式の茶色レールと接続可能)、バラストの撒布に備えます。
しかし、その前にこのカーブ部分にカントを付けようかと思っています。
カントの角度を検討するために、様々な車輌を走らせてみたいと思います。
理想は保有している車輌がすべて走行可能なレイアウトにしたいものですから・・・・・
とりあえずはKATOの振り子機能が付けられたE351系 スーパーあずさ を試験列車で走らせます。
これは初回製造品で、振り子機能が付いた台車により、よく脱線すると評判の車輌です。(改良再生産されたものは、脱線しないよう改良されました)
この車輌が、問題なく通過できる線路状態に仕上がればいいのではないかと・・・・(^_^;)
次回はカーブレールにカントを付けていく予定です(^_^)