制作記#117
              更新日2008年12月2日更新       

2008年11月27日(土) 県庁舎ビル大規模改修工事#3
                  (テラス庭園「県民広場」の設置#1)

 県庁舎ビルの20階部分に、屋上のペントハウスや空調機器を取り除いた跡が、ポッカリと残っています。
 この部分を埋めていくわけですが、ここはやはりこのレイアウトの特徴でもあるテラスを作るのが王道でしょう(^_^;)

  
 
 ここに「戸崎県民テラス」を作り、県民に開放した施設を作ります。参考にしたのは前橋市にある群馬県庁の26階にある「ふれあいテラス(ジオラマ)」のように、県内の詳細な立体地図が設けられていて、地図上を歩いて楽しめる空間があります。 
 なかなかユニークな施設で、群馬県は関東平野の端っこにあり、大部分は山地で占められ、平野部分は埼玉県に占められているというのが体感できる施設になっています(^^;)
 
 同じようなミニチュアで、戸崎市内を再現しようかと思いましたが、実物の街が目の前に広がっているのにミニチュアを作るのも無意味な感じがするので、テラスに飛行場のミニチュアを作ることにしました。



 レイアウトに飛行場や滑走路を造りたいというのは、多くの方が夢に持ち、また実行されている方もおられます。私も作りたいという願望はあることはありますが、県庁所在地の駅の周辺に飛行場があるのも不自然だし、全体で2,400o×1,200o程度の大きさのレイアウトでは飛行場のエプロン(駐機場)を作るのが精一杯でしょうから、夢に留めておくのが現実です。
 ただし、その代償行為として県庁舎ビルの屋上にヘリポートを設け、このテラスに飛行場のミニチュアを作ります(^_^;)

 作るのは「戸崎県営飛行場」で、滑走路1本に誘導路、エプロン部分を再現します。
 作画はいつもの通り”一太郎&花子”を使って描きます。実際の滑走路の長さを縮めたデフォルメです。
 いつものように最初はざっと作って、下書きの紙をプリントして、現物合わせで寸法とバランスを調整します。



 実際の滑走路よりかなりサイズを小さく作っていますが、上空からの見た目は本物の滑走路っぽく見えるので、非供用の滑走路を示す”×”のマークを滑走路上に付けるべきですが、あまり格好が良くないので、あえて”×”マークは外してあります・・・・・

 また「県営戸崎飛行場」は陸上自衛隊との共用空港で、「第16飛行隊」などのヘリコプター部隊も駐屯しているので、ヘリコプター離着陸用のスポット(○にHと記された部分)も3カ所設けられています。

 完成したものをシールプリント紙に印刷してスチレンボードに貼り付けて、テラスに設置します。
 テラスの地面は緑色に防水コーティングされた感じで、このままでもいいかと思いますが、戸崎市の条例によればヒートアイランド現象の緩和やCO2の削減をめざして、平成11年以降にビル街地区、高度商業地区、繁華街地区に建築される6階建て以上の建造物には、 40/100以上の緑化施設又は、10/100以上の樹木の植栽をすることが求められています(^_^;)
 よって、このテラスも緑化します。

 


まず飛行場の芝生部分にパウダーを撒くことになりますが、滑走路や誘導路などの部分は舗装部分として残さなければならないので、そこを避けてパウダーを撒きます。
 本来ならば撒かない部分をマスキングする必要がありますが、シール用紙をスチレンボードに貼った物なので、マスキングテープを貼るとシール用紙が剥がれる恐れがあるので、スチールの定規を使ってマスキングすることにしました。
 


 接着剤はまたヤマト糊を使います。ベタつかないヤマト糊は定規についても簡単に拭き取れるし、多少はみ出ようが簡単に除去できて、硬化するのも時間がかかり、ゆっくりと作業することが出来ます。




 使用するパウダーは”Woodland Scenics=KATO”の”ターフ”を使用し、”草色”の他に、人が歩く部分は”土色”をブレンドして撒いてみました。
 撒いた”ターフ”を指で圧着して、余分な”ターフ”を払うと出来上がりです。
 
 さっそく屋上テラスに貼り付けました。 



 あくまでも「飛行場」の模型でなく、「県民広場」なので休憩施設を設けなければならないので、ベンチ等を配置します。
 使うのは”FALLER”の"Park accessories"です。 



 もともとHOスケールの物をそのまま縮めたのか、作りが細かく、ベンチなどはピンセットを使用して組み立てなければならないほど、苦労しましたがTOMYTECのジオコレを使うよりはましと考え組み立てました・・・

 今回、同時に買った”FALLER”の”Streetlamp Set”や”24 Garden Chairs and 6 Tables”など、以前買ったときと箱が変わっていて、吊り下げ式のパッケージに変更になっていました。日本と同じでこの形の方が売りやすいのかな・・・・


 とりあえず、「県民広場」にベンチを並べてみました。



 次回は、広場の入口を作り、街灯、ゴミ箱などのアクセサリーを置き、外柵も設け広場の完成に向かいたいと思います(^_^)

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